和泉元彌(いずみもとや)さんは狂言師。
若い頃はバラエティに富んだ活動をする一方で、ワイドショーに追い回されるトラブルメーカーでもありました。
昔は色々とあった和泉さんですが、今何してるのだろうと気になる方も多いはず。
今回は、和泉元彌さんの昔と今の活動や、気になる年収、文京区にあるという自宅に関して調査してみました。
和泉元彌のプロフィール
本名:山脇元彌(やまわきもとひさ)
生年月日:1974年(昭和49年)6月4日
身長:170cm
出身地:東京都
最終学歴:青山学院大学文学部日本文学科
所属事務所:TWICE VOICE(業務提携)
和泉元彌の若い頃はイケメン俳優兼ワイドショーのお騒がせ者
和泉元彌さんは狂言師の家系に生まれ、幼い頃から舞台を踏んできました。
しかし伝統的な世界に身を置く一方で、テレビやプロレスなど枠にとらわれない活動も話題に。
そんな和泉さんの若い頃について色んな面から探ってみましょう。
若い頃は大河ドラマ主演のイケメン俳優として活躍
90年代前半頃より映画やTVドラマなどに出演を始めた和泉元彌さん。
2001年の大河ドラマ『北条時宗』で主演を務め、その名が一気に全国のお茶の間に浸透したのです。
実はこの時、時宗役には実力派の中井貴一さんをはじめ、木村拓哉さん・竹野内豊さんなど話題性のある人気芸能人らが候補に挙げられていたのだとか。
そういった並み居る競合を抑えて主役の座を勝ち取った当時の和泉さんには、勢いを感じずにはいられませんね。
大河の主演を果たしたことをきっかけに、年末の紅白歌合戦の司会まで任されるなど、あっという間に一流芸能人の仲間入りを果たした印象すらありました。
#お前ら大河ドラマの最初の推し誰だよ
北条時宗の和泉元彌さん演じる時宗がめちゃくちゃ好きでさ…竹みたいに硬くて真っ直ぐなんだわ…戦の前に「振り下ろされた刃は太刀で受けねばならない」って強行姿勢も容赦なくて好きだった
不意に弱さ見せた時の目の泳ぎ方も好きだった pic.twitter.com/VtuvQLuLwH— まやまろ (@aotokage0422) December 17, 2022
北条時宗を演じた若い頃の和泉元彌さん。
いかにも伝統芸能の家のプリンスという顔立ちで、品のいいイケメンですね。
お家騒動勃発でワイドショーのお騒がせ者に
和泉元彌さんは、和泉流十九世宗家・和泉元秀さんの子として生まれ、1歳半より狂言の稽古をしながら育ちました。
1977年には、4歳で初舞台を踏み、その後も数々の演目を演じながら成長していきます。
しかし、1995年に父親が他界すると事態は急転。
周囲の承認を得ることなく勝手に「和泉流二十世宗家」を名乗ったことで、継承騒動が勃発するのです。
伝統を重んじる組織を敵にまわして泥沼の戦いを続けた結果、ついに2002年には能楽協会から退会命令という処分を受けました。
その後この処分を巡って裁判まで起こしましたが、2006年最高裁が原告である元彌さんサイドの請求を退け退会が確定するのです。
プロレス参戦
2005年10月、元彌さんから「アメリカのエンターテイメントプロレスにチャレンジする」という驚きの発表が。
早速同年11月には横浜アリーナで開催されたハッスルの興行で、プロレスデビューを果たしました。
当時息子とともにワイドショーを賑わせた、セッチーこと母の節子さんもマイクパフォーマンスで登場するなど話題性も十分。
母に続いて天井に現れた元彌さんは、派手派手なプロレスの衣装に身を包み、次のようなセリフで観客を爆笑の渦に巻き込んだのです。
和泉元彌でござる。遅刻もダブルブッキングもござらぬ。開場前から、ずっと上で待っていたのでござる!
マスコミから散々バッシングを受けたダブルブッキング問題をネタにするとは、何ともしたたかな狂言師ですね。
この日のパフォーマンスは観客からのウケも上々だったようで、プロレス参戦は成功したといってよさそうです。
妻さえ知らない和泉元彌の年収
和泉元彌さんの年収は500万~1,000万円の間ではないかと予想されます。
和泉さんには狂言師として公演を行う一方、大学の客員教授として狂言を指導する教育者の一面も。
一般的に狂言師の収入は240万円~540万円程度、客員教授の年収が300万円~500万円と言われています。
これらに加え、時々俳優として映画やドラマに出演したり、タレントとしても活動していますよね。
これらを合算すると、元彌さんの年収は500万以上1,000万円以下程度になると考えられるのです。
ちなみに和泉元彌さんの給料の額に関しては、妻である羽野晶紀さんも知らないのだとか。
以前彼女がバラエティ番組に出演した際、自身は夫の給料については関知していないと告白。
何でも和泉家は夫婦で独立採算制をとっているらしく、夫が稼いできた給料をいったん妻に手渡すというシステムはないようです。
お互いの給料に対する姿勢のおおらかさから考えて、一家は金銭的にかなり余裕がありそうですね。
和泉元彌の自宅は文京区
和泉元彌さんが生まれ育った実家は板橋区にありますが、結婚して家庭を持った今は文京区に自宅があるようです。
2023年現在家族で暮らすといわれる文京区の自宅に関しては、あまり情報がありません。
しかし、実家については以前バラエティ番組『深イイ話』に登場したことがありました。
こちらはなんと、敷地面積80坪・9LLDKという大豪邸。
「LL」とはあまり聞いたことがありませんが、リビングが2つもあるということですよね。
また、こちらの自宅には、能式舞台と同じ大きさという本格的な稽古場も完備。
さすがにここまでの大きなお屋敷ではないでしょうが、文京区の自宅もきっと豪華で素敵な自宅なのでしょうね。
2014年には、文京区のフリーペーパーに『狂言のおはなし』という記事を執筆することになったという報告が。
自宅のある文京区に溶け込んで生活しているようです。
和泉元彌は今何してるの?
和泉元彌さんは、2023年現在も狂言師・俳優・タレントとして活動しています。
2000年代には大河の主役を務めたり、連日ワイドショーを騒がせたりしていた和泉さん。
当時を覚えている人からしたら、姿を見かける機会がぐっと減ったなという印象があるかもしれません。
また、もともと狂言師だったはずですが、お家騒動で能楽協会を退会させられたというニュースもありましたし、「一体今何してるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
ここからは和泉元彌さんの今にスポットを当ててみます。
狂言も継続中
2023年には『和泉流二十世宗家和泉元彌を観る会』を上演した狂言師・和泉元彌さん。
しかし、「以前継承問題で協会と揉めて退会処分を受けたので、狂言の舞台には立てないはずでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。
確かに元彌さんは、2002年に能楽協会から退会処分を受けたため、能楽協会関連の舞台には立てなくなりました。
しかし、それ以降も株式会社和泉宗家が行う自主公演という形で狂言の活動を続けています。
コロナ禍に突入してからは、『和泉流宗家の狂言チャンネル』も開設。
狂言を身近に感じてもらいたいという思いで配信を行っているようです。
狂言は喜劇ということで、伝統芸能の中でも親しみやすい部類ですし、YouTubeという媒体にのれば若年層のファンも増えるかもしれませんね。
羽野晶紀・チョコレートプラネットの影響でテレビ出演も増加
ある時期からあまりテレビで見かけなくなった和泉元彌さんでしたが、最近では羽野晶紀さんや、チョコレートプラネットのブレイクの影響でタレント活動が復活した模様です。
2008年頃から妻である羽野晶紀さんのテレビ出演が増えるにつれ、つられるようにテレビへの露出が増え始めた元彌さん。
2023年7月には妻が曜日レギュラーを務める関西のローカル番組に登場し、夫婦共演を果たしました。
番組中は、終始ご機嫌の様子だった夫に対し、妻が「なんか今日調子悪い」とぼやくなどクスッと笑ってしまうような掛け合いを披露。
ちなみに、同番組の人気コーナー「となりの人間国宝さん」のタイトルコールは元彌さんの声なのだそうですよ。
2018年ごろからは、和泉元彌さんのモノマネなどでブレイクしたチョコレートプラネットの影響でテレビへの出演が増えたという声も。
同年の『金曜★ロンドンハーツ 豪華49名で笑いの祭典 ドッキリスター大賞&奇跡の変身4時間SP』では、ドッキリ企画を通じて両者が初対面を果たしました。
和泉さんは、チョコレートプラネット・長田さんが行う自身のモノマネは何かが違うと感じていると告白。
モノマネの質を上げさせるべく、直々に「そろりそろり」の指導を行っていました。
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