プリンセス天功（ぷりんせすてんこう）さんは日本を代表するイリュージョニストの1人で、非常に派手で豪華なショーを行うことで知られています。
プリンセス天功さんの正式名は「2代目引田天功」で、初代引田天功さんが1979年12月31日に亡くなったため、1980年12月15日に2代目を襲名しました。
世界的に人気が高く、特にアメリカではクリスマス商戦でテンコー人形が800万体も売れるなど、非常に人気があります。
そんなプリンセス天功さんの若い頃のかわいい姿や、北朝鮮の金正日に気に入られて拉致されかけた話や、自宅のぬいぐるみに盗聴器をしかけられていたという話についてなど、お伝えします。
プリンセス天功のプロフィール
本名：板倉満里子
生年月日：1959年(昭和34年)6月29日
出身地：新潟県新井市
最終学歴：新潟県立新井高等学校中退
所属事務所：吉本興業
プリンセス天功の若い頃が超かわいい！
プリンセス天功さんは、実は幼少期からモデルなどをしていました。
子供の頃から芸能活動をするほどかわいく、ザ・ドリフターズの伝説のバラエティー番組「8時だョ！全員集合」にレギュラーで出演もされていたそうです。
その後、天功さんの母親と初代引田天功さんの所属事務所の社長がいとこ同士だったという縁があり、1976年に初代引田天功さんに師事することとなりました。
支持してから約1年後の1977年、初代引田天功さんが心筋梗塞で倒れてしまった際にテレビ出演の代役として「女性の方がインパクトがある」という理由で天功さんに白羽の矢が立ちました。
その時に披露したのは「空中ケーブルからの大脱出」という大掛かりなイリュージョンで、若くかわいい女性が危険なイリュージョンを披露したことが話題になりました。
そして、1978年6月21日に、マジックを披露しながら歌うという一風変わったアイドル歌手「朝風まり」として、シングル「ザ・マジック」をリリースして歌手デビューを果たしました。
ご本人はマジックなどせずに、純粋にアイドルとしてデビューしたかった、と後に告白されていました。
初代引田天功さんの信条である「体を張った本物のイリュージョン」をモットーにされているため、非常に可愛らしいルックスながら、鼓膜を破ってしまったり、イリュージョンに使った機械の誤作動でナイフが刺さってしまったりなど、数々の負傷を負っています。
若い頃のプリンセス天功、昭和の漫画に出てくる憧れの女の子感ハンパない。 pic.twitter.com/A0JWa9Uv4A
— リンタカワサキ【BUG/VISION Gt/Vo】 (@RINTA_KAWASAKI) January 13, 2023
天功さんは世界中でもショーを行なっており、非常に人気があります。
特に人気の高いアメリカでは、「24歳の設定」「黒髪を染めてはいけない」「前髪は規定の長さを保つ」「日本人と結婚してはいけない」「電車に乗ってはいけない」などの細かい規定の元に契約が交わされていたそうです。
世界中も「かわいい」と言わせてしまう天功さんのルックスの良さは、父親譲りだと言われています。
以前に関ジャニ∞の番組でまだ脱退前だった錦戸亮さんと共演した際、錦戸さんと天功さんの父親がそっくりだったと告白しました。
番組では家族の了承を得ていないためテレビには映せなかったのですが、天功さんの父親の写真を見た錦戸さんは、「俺や・・・」とご自身でもびっくりするほどに似ていたそうです。
プリンセス天功から教えてあげたいことがあると伝えられた錦戸さん…
お父様そっくりです…🤣🤣
予告は5人いる！#クロニクル pic.twitter.com/bTBDO4iwFN
— HaNa (@hana_hana__0614) August 11, 2018
2023年現在64歳になられる天功さんですが、現在でも若い頃のかわいかった面影があり、非常にお綺麗です。
北朝鮮に拉致されかけた
プリンセス天功さんは1998年と2000年の2回、北朝鮮に正式に招待され、平壌でイリュージョンの公演を行っています。
金正日元総書記が天功さんの大ファンであり、すべてのテンコー人形をコレクションしているとも言われています。
そんな金正日元総書記の天功さんに対する愛情は非常に歪んでおり、天功さんは北朝鮮から帰れないようにパスポートを取り上げられたと言います。
北朝鮮への滞在は予定を大幅に超えて1ヶ月間の滞在となりました。
1998年の時は、「また数ヶ月後に必ず来ますから」と説得して、ようやく帰ることができたそうです。
二代目引田天功さん、北朝鮮から帰国出来たのが生涯最高のイリュージョンだったとコメントしたのは流石に笑いました。
— tsukapon@SSTR2023#5102 5/20完走 (@tsukapon14) November 15, 2021
日本に帰国しても、天功さんの元には電話がかかってきて「北朝鮮へ行くように」と言われたり、警察官を装った男性に連れ去られそうになったりしたそうです。
そのような目にあったのになぜ2000年にもう一度北朝鮮を訪れたのかと言うと、天功さんの家族に被害が及ぶようなことを示唆することを言われたためだったそうです。
2000年に訪れた際も、すんなり日本に帰国させてもらえるわけはありませんでした。
「劇場もあるし、生活する場所もメイドも用意してあります。ここで快適に暮らせますよ。」と言いくるめて来たそうです。
しかも、謎の体調不良に見舞われ、1ヶ月ほど病院にいなければいけなかったそうです。
その時は、アメリカで放映していた天功さんのアニメのアフレコをしなければならない、と説明してようやく帰国できたそうです。
2011年に金正日元総書記が死去した際には、「ざっくばらんな性格で、日本のこともよく知っていた」と語っていました。
ぬいぐるみの盗聴器が自宅にあった事件
プリンセス天功さんは、自宅にアンティークのレアもののミッキーマウスのぬいぐるみをコレクションしているそうです。
ですが、北朝鮮からの誘いを断った後、コレクションの中のミッキーのぬいぐるみがなくなり、代わりにニセモノのぬいぐるみが置かれていたことがあったそうです。
調べてみると、その中からは盗聴器のようなものが見つかりました。
二代目引田天功さんの部屋のぬいぐるみに入ってたよね盗聴器#ijuin
— 雷やケン太 (@kaminarikenta) December 5, 2022
誰の仕業だったかなどは公表されていませんが、天功さんは気持ちの悪い思いをされたのではないでしょうか。
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