小泉今日子、生卵事件で深まった中森明菜との関係&松田聖子を尊敬。親衛隊の小説&同期が豪華

小泉今日子(こいずみきょうこ)さんは、1982年3月21日にシングル「私の16才」でデビューしました。

「花の82年組」と呼ばれるアイドル豊作の年にデビューし、同期の中でも絶大な人気を誇っていました。

1990年代にリリースした「あなたに会えてよかった」と「優しい雨」はミリオンセラーを記録し、アイドルを卒業した後も歌手・女優として常に第1線で活躍しています。

そんな小泉今日子さんの「生卵事件」以来深まった中森明菜さんとの仲や、憧れの先輩・松田聖子さんについて、小説化された小泉さんの親衛隊の話について、アイドルの同期の方々についてなど、お伝えします。

小泉今日子のプロフィール

愛称:キョンキョン

本名:小泉今日子

生年月日:1966年(昭和41年)2月4日

身長:153cm

出身地:神奈川県厚木市

最終学歴:神奈川県立津久井高等学校中退

所属事務所:株式会社明後日

小泉今日子、生卵事件で深まった中森明菜との関係&松田聖子を尊敬

小泉今日子さんがアイドルとして活躍した1980年代は、日本の芸能界でも屈指のソロアイドル全盛期でした。

その中でも小泉さんは「中森明菜と松田聖子にはかなわない」と常々仰っています。

そんな小泉さんが最強アイドルと認めるお2人とのエピソードについてお伝えします。

生卵事件で距離が縮まる

小泉今日子さんと中森明菜さんの仲を語る上で外せないのは「生卵事件」です。


小泉さんと明菜さんがデビューした1982年の音楽賞レースは、シブがき隊や松本伊代さん、早見優さんなどの大人気アイドルがひしめき合う激戦の年と呼ばれていました。

「生卵事件」が起こったのは、そんな賞レースの中の1つだった「新宿音楽祭」の本番中でした。

文化放送主催の新宿音楽祭は日本武道館で行われていました。

明菜さんは「専門審査員奨励特別賞」を受賞しましたが、「金賞」を受賞したのは小泉さんでした。

そんな小泉さんに嫉妬した明菜さんのファンが、フィナーレで出演者がステージに横並びになった際に、小泉さんめがけて生卵を投げつけたのです。

生卵は小泉さんの頭に命中し、頭から衣装まで生卵でグチャグチャになってしまいました。

その瞬間、離れた場所で並んでいた明菜さんが咄嗟に小泉さんに駆け寄り、抱えるようにして舞台袖に連れて行ったのです。

本番中でテレビ中継も入っている中、本来ならスタッフが対応すべき状況でしたが、明菜さんの判断力の速さが優っていました。

それ以降、小泉さんと明菜さんの距離は急激に近くなりました。

明菜さんは極度に人見知りな性格であまり人に心を開かないと言われていますが、唯一同業者で心を開いているのは小泉さんだと言われています。

また、小泉さんも中森さんについて「あんなに優しい人はいないんじゃないかと思う」と仰っており、「同志」だと思っておられるそうです。

松田聖子との関係

小泉今日子さんにとって松田聖子さんはアイドルとしては2年先輩ですが、「松田聖子には絶対にかなわない」とよく仰っています。


当時はアイドル戦国時代でライバル意識もあったのではないかと思いますが、聖子さんに対しては「尊敬」の念を抱いていたと言います。

「聖子さんは声も透き通っていて歌もお上手だし、私はそこに並べないと思っていた」と当時を振り返っていました。

そんな完璧アイドルな聖子さんがいたからこそ、小泉さんは「普通に街にいそうな、元気でポップな女の子」を目指すことができた、とも仰っていました。

そんな小泉さんと聖子さんは2011年に放送された富士フィルムのスキンケア化粧品「アスタリフト」のCMで共演しました。

お2人が共演するのは20年以上前の歌番組以来で、CMでの共演は初のことでした。

伝説のアイドル2人が共演するCMは話題を呼びました。

小泉さんは聖子さんとの撮影現場について、「あの頃と変わらず優しい先輩で、楽しい撮影でした」と語っていました。

アイドル時代の親衛隊を描いた小説

小泉今日子さんがアイドルとして活躍していた1980年代には、アイドルを熱狂的に応援する「親衛隊」というファンが存在していました。

単に好きなアイドルを応援するだけではなく、自主的に身辺警護などもしており、様々なアイドルの親衛隊による「関東親衛隊連合」なるものまで結成され、全国11都道府県に連合支部を持つような、何千人規模の組織でした。

そんな小泉今日子さんの親衛隊について描かれた小説「オートリバース」が、2019年9月9日に発売されました。

著者は高崎卓馬さんで、広告代理店で働いていた時に小泉さんから当時の親衛隊の話を聞いた際に、「あの頃の親衛隊の方達の熱を、どこにも形として残せていないのが寂しい」と聞いたことから「オートリバース」を書こうと思ったそうです。


小説には小泉さんが実名で登場し、高崎さんが小泉さんの親衛隊をしていた方々から直接話を聞いた内容を小説に落とし込んだそうです。

小説にはフィクションの部分もありますが、実話の部分も多分に含まれているそうです。

小泉さんは「オートリバース」の帯に「彼らの青春の中に私がいたこと、当時の感情も引っくるめて懐かしすぎて泣きました。」と寄稿しました。

小泉さんにとって親衛隊の方々は、大きな存在だったようですね。

「花の82年組」の同期は誰?

小泉今日子さんがデビューしたのは1982年です。

1980年に松田聖子さんがデビューしてヒットを連発している中、それに続けとばかりに各芸能事務所とレコード会社が多数のアイドルを売り出しました。

中でも個性的で人気が高かった1982年にデビューしたアイドルは「花の82年組」と呼ばれています。

そんな82年組の同期アイドルは、中森明菜さん、松本伊代さん、早見優さん、堀ちえみさん、石川秀美さん、三田寛子さん、シブがき隊などです。

対照的に1983年にデビューしたアイドルは「不作の83年組」と、不本意な呼び方をされていましたが、森尾由美さんや松本明子さんなど、2023年現在でもテレビで活躍されている方達もデビューしています。


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