自らを「超魔術師」「サイキックエンターティナー」と呼ぶマジシャン・Mr. マリック（ミスターマリック）さん。
そのミステリアスなオーラも相俟って「ハンドパワー」「きてます」が大ブレイクし社会現象に。
2024年現在も活躍し続けているマリックさんですが、トレードマークのサングラスの裏には、隠された壮絶な過去があったといいます。
今回は、マリックさんの現在の活動の様子を中心に、自宅でも衣装で過ごすという、彼の壮絶な過去についてお伝えします。
Mr. マリックのプロフィール
愛称：マリックさん
本名：松尾昭（まつおあきら）
生年月日：1948年(昭和23年)12月29日
身長：162cm
出身地：岐阜県岐阜市
最終学歴：岐阜県立岐阜工業高等学校卒業
所属事務所：マリックエンターテイメント
Mr. マリックはMr. マリックは現在(2024)魔術アニメ公認大使！
2024年で75歳になるMr. マリックさんですが、最近はあまりテレビでも見かけなくなりました。
しかし、彼が引退を宣言したということはありませんし、病気で体調を崩しているという情報もありません。
マリックさんの現在の芸能活動の様子についてまとめます。
ファンタジータイムリープ魔術アニメ応援アンバサダー就任！
マリックさんの公式ホームページを見ても2024年現在の情報はあまり得られず、トップページの画像も30周年記念当時のままですし、あまり更新されていないようです。
2023年の情報としては、10月7日から放送のテレビアニメ「帰還者の魔法は特別です」の応援アンバサダーに就任したことが記されています。
このアニメは、タイトルからも分かる通り魔法を題材にした作品です。
原作は2016年から韓国で公開された、Usonanによる全8巻からなるウェブ小説で、漫画化につぐアニメ化となります。
「影の迷宮」のラスボスを倒したはずの主人公が13年前の過去にタイムスリップしてしまい、異次元空間「影の世界」に浸食されていく未来を救うため、かつて卒業した魔法学園の入学当時から、再び戦いに身を投じる……！というものです。
アニメ公式サイトでは「超魔術師・サイキックエンターティナー」として、マリックさんの名が燦然と輝いています。
それにしても、超魔術師と異世界魔術アニメって相性バツグンの組み合わせだと思いませんか。
どうせなら、マリックさんが強力なキャラクターとして登場する作品も見てみたいものですね。
公式YouTubeチャンネル・SNSで活動
マリックさんの活動を追い続けているファンの方以外にはあまり知られていませんが、彼はYouTubeで活動しています。
マリックさんの公式YouTubeチャンネル「マリックがきた!!Mr.マリック公式」では、2024年現在も精力的に動画を投稿しているようです。
もちろん、マジックも披露していますし、様々なゲストとの楽しいトーク動画も公開されています。
そのなかに、大勢の子供たちを集めて開いたという「マジックワークショップ」に関する動画がありました。
それによると、夏休みには3回のワークショップが開催されたそうで、子供たちも大はしゃぎで大盛況だったことが窺えます。
マリックさんの公式チャンネルなので、当然、彼が講師として登場したのかと思いきや、このワークショップで講師を務めたのはマジシャンのTAKUYAさんとYOURIさんだということです。
マリックさんは若手との交流を積極的に行っているようで、子供向けワークショップの極意として「マジックはタネを知ってからがスタート」だとし、人前で自信をもって行動できるようにフォローすることが、何よりも大切だと語っています。
そのほかの投稿動画によると、マリックさんは、BS朝日で7月28日に放送された「スーパー４Kマジック Mr.マリック街ブラ超魔術」に出演したそうです。
タイトルの通り、若手マジシャン二人と共に街中をぶらつきながら、行く先々でマジックを披露し周囲をアッと言わせたといいます。
突然、マリックさんがふらっと現れてマジックを披露してくれたらと思うと、羨ましい限りですね。
美味しさのお返しに超魔術をその場で披露！生のさつま芋がホクホクの焼き芋に！
また、公式X（旧Twitter）アカウントでの投稿も継続して行われています。
そこでは様々なイベントの告知も行われており、9月、10月にはニッポン放送で毎週火曜放送のラジオ番組「ANIPLEX presents ANIMEコンシェルジュ」にゲスト出演したことが報告されました。
Webからradikoでも聴けるそうなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
本日21時30分より後半戦の
ラジオ放送です。
前半戦は、先週放送されました。radikoでまだ聴けますので、ぜひ。ANIPLEX presents ANIMEコンシェルジュ | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93 https://t.co/F8g4Mctw5z
— Mr.マリック 公式 (@MrMaricOfficial) October 3, 2023
Mr. マリック、ストレスから病気で顔面麻痺に
マリックさんは、人気が爆発し最高潮に達した90年代に「顔面神経麻痺」という病気を患っていたのだそうです。
Mr.マリックも顔面神経麻痺だったの……ストレス性だ……ほへ……
— 生田 (@M3k0_1ku7a) January 17, 2019
ハンドパワーがブームとなりテレビで数々の特番に出演する中、世間からは様々な反響が寄せられましたが、それは必ずしも肯定的なものばかりではなかったといいます。
当時のテレビの演出方法のせいもあり、あくまでもマジックである超魔術と、異能力を意味する超能力を混同した視聴者からは、インチキ呼ばわりされバッシングを受けることも多かったのだとか。
そのストレスは相当なものだったようで、ある時、口に入れた食事が無意識に口からこぼれ落ちる状態になってしまったといいます。
自分でも訳がわからなかったというマリックさんは、鏡に映る自分の姿を「鉄仮面みたいだった」と語っています。
耳の後ろを通る神経の束が何らかの理由で断裂してしまったのが原因だったそうで、その治療は、とてつもない痛みを伴うものだったそうです。
治療に際しては3か月の入院を余儀なくされ、ちょうど耳の下に繰り返し麻酔を注射するという治療法だったそうですが、麻酔という言葉の響きとは裏腹に激痛を伴うもので、4人がかりで押さえつけられながらの壮絶な治療だったのだとか。
この注射を午前と午後で1日2本打つ必要があったというのですから、想像するだけでも辛そうですね。
この病気になる人は多かったようで、処置室の前には同じ顔面麻痺の患者が大勢いたといいます。
マリックさんは有名人だったことから配慮され、目隠し用の仕切りの後ろの最後列で順番を待ったそうですが、先に処置をされている患者さんの悲鳴が恐ろしく、耳に残っているそうです。
治療は順調に進んでいると思った矢先、顔の反対側の神経も同様に断裂してしまったのだとか。
完治までに2年かかったということですが、治療中は顔にテーピングしサングラスで隠して仕事を続けていたといいます。
壮絶な体験をされたようですが、その後のマリックさんを見る限り後遺症もない様子でなによりですね。
Mr. マリック、自宅でも衣装で過ごす。高年収の裏で家庭崩壊
マリックさんは、あまりにも仕事を優先するあまり家庭崩壊を引き起こしてしまったといいます。
1988年に超魔術師として大ブレイクしたマリックさんは当時39歳。
仕事に比重を置きすぎ、自身の超魔術師としてのイメージを崩すことを嫌い、なんと、自宅でも衣装で過ごすほどの気の入れようだったといいます。
長年夢見たマジシャンとしての仕事に誇りを感じており、その意欲も相当なものだったのでしょう。
そのストイックな姿勢は誰からも賞賛されるものと思いきや、家族にとってみれば多大なストレスだったようです。
当時、娘・LUNAさんはまだ小学三年生で学校ではよくイジメられていたのだとか。
しかし、その頃のマリックさんは子育てにも消極的で、「金を稼いでるんだから文句はないだろ！」という姿勢だったといいます。
娘のSOSにも気づいてやれず、思春期を迎えたLUNAさんは家出を繰り返すようになり、息子もゲーム三昧で妻とも会話をすることがなくなり家庭崩壊に陥ったそうです。
LUNAさんが20回も警察に補導されてしまうほど荒れていたことを知ったマリックさんは、顔面神経麻痺を患い仕事もままならない状態に。
しかし、そこで一度立ち止まったのが不幸中の幸いか、苦しんでいる娘・LUNAさんと正面から向き合うきっかけになったといいます。
この時、初めて父親らしく「だらけてばかりいないで夢を見つけろ！」と厳しく娘に接したというマリックさん。
父の真剣な態度を見たLUNAさんは、自分がとても愛されているということに気づき、更生することが出来たのだとか。
いくら金を稼いでいても、家庭が崩壊してしまっては働く意味を見出せなくなってしまいます。
近年ではテレビに親子で出演し、当時を笑顔で振り返る姿からは親子仲が良好な様子が窺えるので、ほっとしますね。
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