宝塚歌劇団では、さわやかな容姿の男役として早くから注目を集めていたえまおゆうさん。
2002年に雪組トップスターに就任するも、トップコンビの大劇場お披露目公演がサヨナラ公演となってしまいました。
あまりのスピード退団に「なぜ?」と思ったファンは多かったことでしょう。
退団理由が結婚でないことは当時の記者会見をみても明らかです。
えまおさんにいったい何があったのでしょうか。
また、「天海祐希」のキーワードで検索される理由や、業務提携している事務所についてもみていきます。
一部では「政界に進出?」という噂も流れていますが、その発端となったのは選挙ポスターだったようです。
えまおゆうのプロフィール
愛称:ぶんちゃん
本名:福岡文世
生年月日:1967年(昭和42年)9月17日
身長:166.5cm(公称)
出身地:東京都目黒区
最終学歴:宝塚音楽学校卒業
所属事務所:アトミックモンキー(業務提携)
えまおゆうの退団理由は劇団の意向だった
星組の男役2番手として活躍していたえまおゆう(当時は絵麻緒ゆう)さんは、2000年、劇団の方針によって一芸に秀でた生徒が集まる専科に異動しました。
トップスターに就任したのは、その後組替えになった雪組です。
雪組の新トップとしての活動は、2002年3月の特別公演『殉情(じゅんじょう)』からはじまっていました。
そんななか、大劇場お披露目公演となる『追憶のバルセロナ』&『ON THE 5th』を最後に退団することが突如発表されたのです。
加えて、相手役に抜擢された娘役トップ・紺野まひるさんの同時退団も伝えられました。
人気も実力も備わった雪組の新トップコンビが、トップになったと同時に本公演で退団するという電撃的な展開です。
退団発表の会見では、前年9月にトップの話を受けたときから退団を決めていたことを明かしたえまおさん。
続けて、「お披露目が最後になるのは残念だけれど、劇団の方針に従いました」と述べました。
つまり、退団理由は「劇団側の意向」です。
たとえ自分の希望にそわなくても、宝塚の方針に従わなければならなかった悔しさをにじませた発言でした。
退団は急遽決まったものではなく、既定路線だったことがうかがえます。
では、「劇団の方針」とはなんだったのでしょうか。
トップスターが大劇場1作品かぎりで卒業するのは、同期で花組の匠ひびきさんに続いて2人目。
相次ぐスピード退団は、宝塚の内部に改革路線があるとも推測できますし、世代交代を急いでいるようにもみえます。
あるいは、えまおさんは「つなぎ」の役割を求められたのかもしれません。
宝塚では、劇団側がトップスターに推したい男役がいて、その人が時期尚早だと判断された場合、他の男役を「つなぎ役」として短期間トップスターに据えることがあるそうです。
えまおさんは、この「つなぎ役」だったのではないかとみる向きが強いですね。
宝塚歌劇団が守っていかなければならない伝統や、その責任の重さは、私たちには知ることができません。
「残念だけれど、劇団の方針に従いました」という言葉には潔ささえ感じます。
えまおゆうは結婚願望あり
退団発表の記者会見では、いちばんやりたかった寿退団がかないませんでしたとジョークをとばしたえまおさん。
結婚願望はあるものの、そのような話はないことも同時に明言しています。
退団して早くも20年がたち、年齢は50代後半に突入しました。
2023年現在の結婚事情も気になるところですね。
えまおさんはプライベートの出来事を折に触れてブログにつづってきました。
2020年5月21日の記事には、同じく元タカラジェンヌの天海祐希さんと電話で近況報告したことが書かれています。
その内容は、自分たちの老後はもとより、高齢の父母が心配になってきたことなど、切実で現実的なものでした。
「2人とも独身」と述べていることから、この時点で未婚だったことがわかります。
その後も結婚報告はなく、ブログをみるかぎり、愛犬ケイティとの生活を楽しんでいるもよう。
結婚願望はあるものの、宝塚で培ったものを活かしたいという思いが強く、芸能活動に打ちこんでいるのではないでしょうか。
えまおゆうは元月組トップスター・天海祐希と仲良し
えまおゆうさんは「天海祐希」の関連ワードで検索されることも多いようです。
じつはお二方とも、1987年に宝塚歌劇団に入団した73期生。
えまおさんが「ゆりちゃん」と呼んでいるのは、天海さんの本名である「中野祐里(なかの ゆり)」からきています。
ゆりちゃんとは宝塚音楽学校受験当時から仲がよく、合格発表の日には、先に合格者のパネルを見たゆりちゃんが門から逆走してきて「ぶんちゃん、あったよ!」と教えてくれたのだそう。
卒業式には、「この期からはすぐにトップスターがでるので、みんなでサポートしてあげてくださいね」と言われたこともブログで明かしています。
音楽学校時代からゆりちゃんがすでにスターだったことや、退団後も第一線で活躍していることは、えまおさんの誇りであり、なによりの励みにもなるようです。
えまおゆうは事務所と業務提携でフリーランス
退団後は多数の舞台のほか、ディナーショー、ボランティア活動など多方面で活躍中のえまおゆうさん。
しかし2019年8月のインタビューでは、事務所に所属せずフリーランスで活動することの気苦労も吐露しています。
アトミックモンキーの公式サイトにはプロフィールが紹介されていますが、えまおさんは所属タレントではなく、契約形態は業務提携なのだそう。
ひと口に業務提携といっても、所属事務所があるうえで他の事務所と提携する場合もあれば、所属事務所がなく提携先だけの場合もありますから、どこまでサポートしてもらえるかはケースバイケースでしょう。
えまおさんは後者に該当しますが、お金のやりとりを含むすべてのマネージメントを自分で行い、自ら仕事のチャンスをつかむ必要があると発言しています。
個人だとどうしても限界があることだけをアトミックモンキーにまかせているのかもしれません。
業務提携の場合は、仮にトラブルが生じても所属タレントのように守ってはくれません。
宝塚時代よりも、ずっと厳しい環境に身を置いていることがわかります。
えまおゆう、宝塚同期生の選挙応援に駆けつける
2019年、兵庫県議会議員選挙のポスターにえまおゆうさんの顔が大きく載っていたことで、「議員に立候補?」と驚いたファンもいたようですね。
ですが、ポスターの主役は当時芦屋市議会議員だった中島香織さんであり、えまおさんが県議会に挑戦したわけではありません。
中島さんは「苑ななみ」の芸名で月組娘役として活躍した宝塚時代の同期生。
えまおさんがボランティア活動に熱心に取り組んでいることは広く知られていますが、刑務所の慰問などは中島さんの協力によるところが大きかったようですね。
ポスターに載ったのは、県議会議員選挙に立候補した中島さんの応援のため。
できあがったポスターを見たときはご本人も驚いたそうなので、ファンが早合点したとしても不思議ではありません。
応援の甲斐あって、中島さんは見事当選したとのことです。
言いたいことをはっきりと口にする性格ゆえに人間関係の苦労も多く、宝塚は修行の場だったと述べているえまおゆうさん。
結婚の報告を楽しみに待ちたいと思います。
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