宝塚歌劇団退団後もミュージカル主演やドラマ出演、ディナーショーなど第一線で活躍中の一路真輝(いちろまき)さん。
タカラジェンヌはお金持ちのお嬢様というイメージがありますが、一路さんはどんな実家で育ったのでしょうか。
あわせて父親にまつわる不穏な噂や性格について、また宝塚で同時代にトップスターだった天海祐希さんとの関係もみていきます。
一路真輝の実家はお金持ち？
小学6年生の時に宝塚歌劇団の花組公演を観て、「ここに入る」と決めたという一路真輝さん。
宝塚音楽学校には最初の受験で合格し、1980年に入学しています。
タカラジェンヌの実家といえば、お金持ちが多いという話をよく聞きますが、父親がステイタスの高い職業についているケースは実際に多いよう。
というのも、宝塚音楽学校に合格するにはダンスや歌などのレッスンが必要で、多くの志望者が受験対策スクールに通っているのだそう。
入学までにお金がかかるのはもちろん、宝塚歌劇団入団後も何かと出費はかさむようです。
一路真輝さんは「生まれは松原町」と発言しているのですが、松原町とは名古屋市中村区松原町のことでしょう。
子供の頃は名東区に住んでいました。
名東区は「名古屋の出島」とも称されるように、外に開かれた雰囲気が強い新興住宅地。
実家は、1998年の時点で中区の千代田にあったと話しています。
名古屋で名鉄交通のタクシーに乗ると、「お帰りなさい」と言われている気分になるそうです。
実家がお金持ちかどうかについては残念ながら情報を得ることができず、父親の職業も不明でした。
祖父は旅役者だったという情報もありますが、これに関しても裏づけがとれませんでした。
一路さんが20代の頃に両親は離婚しており、この時は一路さん自身も苦労したようです。
父親は過去に不祥事をおこしていた？
一路真輝さんの父親について調べてみると、何やら不祥事をおこしたという話題が目につきます。
その不祥事とは、名古屋三越に対して5000万円を要求し、店を爆破すると脅して逮捕されたというもの。
まだ一路さんが宝塚在団中の出来事で、彼女の不祥事として騒がれたと話は続きますが、信用のおける報道記事や情報は見当たらず、信憑性は定かではありません。
仮に父親の事件が事実だとすれば、これが離婚の原因になった可能性もありますね。
だとすれば、娘の一路真輝さんはひどく胸を痛めたことでしょう。
一路真輝の性格
2006年に内野聖陽さんと結婚した時、一路さんは41歳でした。
やや遅めの結婚といえますが、それは両親の離婚でかなりつらい思いをしたために、結婚に慎重になっていたから。
仕事面では宝塚時代の華やかな男役の印象が強いですが、その裏で、たゆまぬ努力を重ねてきたことは想像にかたくありません。
宝塚歌劇団という厳しい競争社会でトップスターに上りつめた方ですから、演じることに真摯でストイックな性格であったと思われます。
過労が原因で公演中に自然気胸を患ったり、芸名の由来が「真実一路」ということからも、ひたむきで真面目な印象を受けますね。
宝塚同時代のトップスター・天海祐希とは仲よし
一路真輝さんが雪組トップスターに就任したのは1993年の『天国と地獄／TAKE OFF』。
初舞台から11年後のことでした。
トップスターとして活躍したのは3年。
サヨナラ公演『エリザベート』では、「男役の限界も超えていく」と評された圧巻の歌唱力で、エリザベートと恋に落ちる難役・トートを演じています。
ヅカファンのなかには、宝塚歌劇80周年記念の1994年前後のショーがいまだに大好きという人も多いよう。
ちなみに80周年の時のトップスターは星組が紫苑ゆうさん、花組が安寿ミラさん、雪組が一路真輝さん、月組が天海祐希さんでした。
彼女たちも証言しているように、トップスター全員が仲がよいのはめずらしかったそうです。
トップスター同士の仲がよければ、それを見ているファンも楽しくないわけがありませんね。
私を宝塚オタクにしたのは
天海祐希さんのサヨナラ写真集。書店で初めて見たときに、子供心に「こんな世界があるんだ！！」と、衝撃でした。#自分をオタクにした原因晒す選手権#天海祐希#宝塚 pic.twitter.com/rJ8ffesMKT
— 小田あかり 看護師ライター (@Akari_writingns) October 6, 2021
一路真輝さんと天海祐希さんは同じ年にトップスター就任を果たしており、特に仲がよかったとのこと。
一緒にファミレスに行ったり、温泉旅行にでかけたりすることもあったそうです。
4人のなかで最下級生だった天海祐希さんは、きっと先輩トップスターたちにかわいがられていたのでしょう。
一路真輝さんを最後に、1996年までに全員が退団してしまい、少し熱が冷めたというファンは多かったかもしれません。
芸能界の第一線で活躍中の一路さんと天海さんだけでなく、宝塚音楽学校講師を務める紫苑さんや、振付家としても活動する安寿さんの今後にも期待したいですね。
ますます円熟味が増したパフォーマンスで、多くの人を魅了している一路真輝さん。
コロナ禍の影響でミュージカルシーンは厳しい状況にありますが、収束の折には業界を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
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