「アヘアヘ」「かい～の」など、独特な持ちネタを披露し大暴れしてきたお笑い芸人・間寛平（はざまかんぺい）さん。
とても陽気でオープンなキャラクターで知られていますが、震災を経験し、近所の人々と共に苦難を乗り越えてきたといいます。
この記事では、寛平さんの収入面の話題に触れつつも、決して平坦な道を歩んできた訳ではない彼の信条に迫ります。
間寛平のプロフィール
愛称：寛平師匠・寛平ちゃん
本名：間重美（はざましげみ）
生年月日：1949年(昭和24年)7月20日
身長：164cm
出身地：高知県宿毛市橋上町出井
最終学歴：柏原高等学校卒業
所属事務所：吉本興業
間寛平、推定年収1億5000万？
50年以上という芸歴の持ち主である間寛平さんは、お笑い界にとって、もはや大御所・レジェンドと言える存在なのではないでしょうか。
世代を問わず世間からの知名度が高い寛平さんですが、彼の年収について気になる人も多いようで、様々な憶測がされています。
ネット上では「6000万円前後」「1億円以上！」「3億円！！」などという推定額が散見されますが、どれも確実な根拠と呼べるものは提示されておらず、あくまで憶測にすぎません。
というのも、何事にも明るくオープンなイメージの強い寛平さんですが、自身の収入面の話題については詳しく語ったことがないのです。
「マラソンのタイムで賭けをしてギャラを倍にした」などという話も聞かれますが、では、ギャラの金額が幾らなのかというと不明のままです。
契約額や年俸を公表する有名スポーツ選手などと違い、芸人・タレントはギャラを公表しない傾向にあると言われますが、寛平さんも同様のようですね。
そこで、寛平さんの年収額について、何か信憑性の高い情報はないか探りました。
1996年の納税額・4539万円
寛平さんの年収を推し量るうえで、唯一、信憑性が高いと言える情報は過去の納税額です。
かつて公開されていた高額納税者名簿、いわゆる長者番付ですが、そこに寛平さんの名前も確認することができます。
それによると、1996年の寛平さんの納税額は4539万円だったことが分かります。
高額納税者の所得額は納税額のおよそ3倍前後と言われており、テレビ・新聞・雑誌で有名人の推定年収額を算出するときも納税額の3倍が基本です。
この条件に当てはめると、当時の寛平さんの年収額は推定1億3600万円となります。
しかし、1億円以上もの所得がある芸能人が節税対策を全くしていないとも考えにくいでしょう。
ましてや、寛平さんは多額の借金を抱え苦労した経験もあり、金銭問題には敏感だったと思われます。
節税対策を適切に行ったとして、納税額の3.5倍程度までの所得額が見込めると言われていますので、寛平さんの推定年収は1億5000万円ほどだったと言えるのではないでしょうか。
本新喜劇GM就任も現在(2023)の年収は不明
寛平さんは、長いあいだ吉本興業の一員として活躍してきましたが、2022年2月に吉本新喜劇・GM（ゼネラルマネージャー）に就任しました。
ということは彼は役員報酬を得ており、そこから2023年現在の年収を推測できるのではないかと考えてしまいますが、それは不可能です。
GM就任と言っても「吉本新喜劇」という会社は存在せず、吉本興業の役員になったという事実もないため、これはあくまで彼の知名度を利用したパフォーマンスの一環だと言えるでしょう。
寛平さんは実際に吉本新喜劇を取り仕切り、様々な企画を打ち出していますので、全く何も活動していないという訳ではありません。
しかし、寛平さん自身も芸能界を引退した訳ではなく、経営陣の一員になったとは言えないのです。
間寛平GMによる「月例会見」の様子を収めた動画が、吉本新喜劇公式YouTubeチャンネルで公開されています。
記事執筆時点での再生回数は、8300回ほどです。
2022年3月10日の公開から1年半以上が経過していますので、間寛平GMによる改革の注目度は、あまり高いとは言えないようですね。
間寛平の自宅は宝塚売布。震災で倒壊
間寛平さんの自宅は兵庫県宝塚市・売布（めふ）にあります。
しかし、この自宅は過去に阪神淡路大震災で被災し倒壊してしまったのだそうです。
1995年1月17日早朝の地震発生時、寛平さんは自宅の1階で酔って寝ていたといいます。
ちょうど1月15日が妻と娘の誕生日にあたり、震災前日の16日夜はパーティーを開いたという寛平さん。
まさか大地震が起こるなどとは全く予想しておらず、本気で「怪獣が来たと思った」と語っています。
酒に酔って寝ぼけた状態だったという寛平さんは、妻に促され子供二人と共に家の外へ。
そこで周囲の建物が全部倒れているという惨状を目にし、ようやく我に返ったのだとか。
隣家の住人の助けを求める声を聞き、歪んで開かなくなったドアを蹴破って隣人の娘さんを救出したといいます。
さらに、逃げ遅れてトイレに取り残されたままだという隣人の奥さんを助け出そうとしましたが、家自体が潰れてしまっており、トイレの場所すら分からないほどだったそうです。
寛平さんの自宅も完全に破壊され、全壊。
この時期、長く苦しんだ借金をようやく返済し終えたばかりだったという寛平さんは、絶望したといいます。
表に出たら周りの建物が全部倒れていて、やっと目が覚めた。
しかし、「大事なのは助け合い」だと話す寛平さんは宝塚市を出ることは無く、その後もこの地で暮らしてきたそうです。
寛平さんは宝塚市をとても気に入っており、役所の周りでランニングすることもあるそうです。
辛い思い出が詰まった土地ではありますが、みんなで苦しみを乗り越えてきたからこそ、愛着が湧くのかも知れませんね。
市役所の周りも走ることができるようになっていてとても気持ちいいです。
間寛平、なぜ熊本？
寛平さんは、テレビ熊本の開局50周年を記念して2019年4月から放送されているローカルバラエティ番組『寛平ちゃんのぶらり旅 熊本がいい～の』に出演しています。
この番組は、寛平さんが熊本県各地を訪れて、地元の人々と交流し名物や文化を紹介するというものです。
しかし、なぜ熊本？出身地でもないし、それもローカル番組に……？と考える人もいるでしょう。
彼が熊本にこだわる理由は、2016年4月14日に発生し、大きな被害をもたらした熊本地震にあります。
寛平さん自身も阪神淡路大震災を経験し、自宅が倒壊するなど苦難に見舞われました。
その時、助け合うことの大切さを強く感じたという経験が、彼を熊本支援に突き動かす原動力になっているのでしょう。
寛平さんは、熊本の魅力を全国に発信することで、地域活性化に貢献したいという思いがあるようです。
自らの震災体験後、熊本を含む被災地支援にも力を入れる。
間寛平の愛車は34GTRにNSX！
寛平さんは無類のクルマ好き、それも国産スポーツカー好きとして知られています。
彼の愛車の一台は1999年式・日産R34型スカイラインGT-R。
いやぁ、なんていい響きなんでしょう……。
BNR34とも呼ばれる彼の愛車はブーストアップ・チューンされており、およそ400馬力なんだとか。
ベイサイドブルーメタリックに特別仕様のカーボン・ボンネットとGTウイングがよく似合っていますね。
34GTRの発売直後に新車で購入し、ずっと乗り続けてきたといいます。
ナンバープレートを惜しげもなく晒していますが、・316は妻との結婚記念日にちなんで選んだものだそうです。
10月にサーキット場でぶっ飛ばしてきます、GTRマガジン pic.twitter.com/kUh0UXhl59
— kanpei (@kanpeitter) September 26, 2017
さらに、黒の1993年式・ホンダNSXも所有。
こちらは5速マニュアルで改造はせず、93年に新車で購入して以来フルノーマルなのだとか。
それにしても、2台ともマイナーチェンジを待たずに初期型を新車で購入しているあたり、本当にこの2台が気に入ったのですね。
このNSX は30年ほど前に買った車です、36000キロほどしか走ってません、お気に入りです、ウヒハ。 pic.twitter.com/nY7ViJANYO
— kanpei (@kanpeitter) October 3, 2021
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