銀粉蝶(ぎんぷんちょう)さんは、数々のテレビドラマや映画に出演されている名バイプレイヤーの女優です。
そんな銀粉蝶さんが韓国籍ではないか?と噂になっています。
また、その珍しい名前の由来などについて、お伝えします。
銀粉蝶のプロフィール
本名:吉田輝子
生年月日:1952年(昭和27年)5月13日
身長:161cm
出身地:栃木県塩谷郡
最終学歴:青山学院女子短期大学卒業
所属事務所:nora
銀粉蝶の国籍は韓国ではなく日本
銀粉蝶さんは、名前のぱっと見の印象などから「韓国籍なのでは?」と言われることがありますが、日本人です。
女優の銀粉蝶って芸名で純日本人だとwikipediaで知る
— mif (@mif444) October 31, 2021
たしかに「銀粉蝶」という字面は、韓国歌手の桂銀淑さんなどに見られるように、韓国人の名前の特徴である「姓(1文字) + 名(2文字)」のフォーマットに則っているようにも見えますね。
「日本人の名前ではないだろう」と思わせるような漢字の組み合わせも、韓国籍と思われた要因の1つかと思われます。
「銀粉蝶」というのは芸名で、姓と名の区別はなく「銀粉蝶」の3文字で1つの名前です。
ちなみに、本名は吉田輝子さんという名前で、ごくごく普通の日本の名前です。
出身地は栃木県塩谷郡で、かなり自然に恵まれたのどかな町だそうです。
人口は2018年時点で10853人だったそうで、多くの部分が山間部を占めています。
船村徹先生、銀粉蝶さん、ギュウゾウの出生地「塩谷町」は山だらけです!#ギュウ農シネマ pic.twitter.com/xM8opMNqW0
— ギュウゾウ🦂/電撃ネットワーク/ギュウ農 (@gyuzo_rock) June 29, 2021
同じく塩谷郡出身の有名人では、電撃ネットワークのギュウゾウさんや、「矢切の渡し」や「兄弟船」などの作品で知られる演歌の作曲家・船村徹さんらがいらっしゃいます。
銀粉蝶さんのご両親や生い立ちについては、ほとんど語られておらず、知られていません。
ですが、過去のインタビューからご親戚が映画館を営んでおられたことがわかっており、銀粉蝶さんは小学生の頃から浴びるように映画鑑賞をしていたそうです。
それが女優を志した原点になっているのかもしれませんね。
ご両親とは、高校生の頃には一緒に銀座あたりをショッピングして歩くのが好きだったそうです。
おしゃれでハイカラなご両親だったのかもしれませんね。
名前の由来は過去に演じた役から
「銀粉蝶」という名前は、一度で正しく読むのはかなり難しいのではないでしょうか。
どうしてそんな芸名になったのかを調べてみました。
銀粉蝶って名前がアングラ。
— Nishitaga(即時停戦を!) (@nishitaga) February 7, 2022
銀粉蝶さんがまだ演劇をしはじめたばかりで、劇団「魔可魔可」に所属していた頃、ある作品の主人公が金鳥蚊取線香を体に巻きつけ「金粉蝶」という役名だったそうです。
蚊取線香を体に巻きつけるとは、アングラ劇団らしい発想ですね。
銀粉蝶さんは、その女性役の妹の役になり、「金粉蝶の妹なら銀粉蝶だろう」ということで役名が「銀粉蝶」になったそうです。
単なる1作品の役名のはずでしたが、その舞台が非常に思い入れのある作品になったため、役名をそのまま芸名として使うことにしたそうです。
それから何年も経ち、2000年ごろから映像の世界で女優のお仕事をするようになる銀粉蝶さん。
その時もそのまま「銀粉蝶」という芸名で活動しようと思ったということは、そのお芝居にかなり思い入れがあったという事でしょうね。
かなり変わった名前のため、ドラマでよく見かけるけど名前は知らなかったという方はかなりおられるようです。
顔は知ってたけどこの人こんな名前だったのかよランキング第1位
銀粉蝶 pic.twitter.com/KGFcgutMQk
— 竜 (@niwaka_ryu) February 8, 2017
ですが、1度覚えてしまうと2度と忘れられない名前でもありますね。
若い頃から「最後のアングラ女優」の異名
銀粉蝶さんは若い頃から「最後のアングラ女優」と言われています。
アングラとはアンダーグラウンドという意味で、「地下」という意味がありますが、文化的な側面で使うときには商業性を否定した芸術至上主義の表現理念、といった意味合いで使われます。
銀粉蝶さんは青山学院短期大学卒業後に一般企業にOLとして就職しますが、出勤初日に劇団の最終試験結果の発表が届いたそうです。
すると合格していたため、すぐさま会社に電話して「辞めます」と伝えたのだとか。
そうして劇団「魔可魔可」に所属し、アンダーグラウンドの世界でお芝居へのめり込んで行ったそうです。
劇団「魔可魔可」には8年間在籍し、その後2023年現在も夫である劇作家の生田萬さんと共に、1981年に劇団「ブリキの自発団」を設立しました。
その頃から銀粉蝶さんは「最後のアングラ女優」という異名で呼ばれることとなりました。
ちなみに劇団「ブリキの自発団」からは、片桐はいりさんや山下千景さんなどの個性的な女優を輩出しています。
残念ながら1999年の公園「ホギウタ〜北村想「寿歌」より」を最後にブリキの自発団は活動休止をしています。
劇団の活動休止と共に銀粉蝶さんは映像の世界に活動の拠点を移し、全キー局の連続テレビドラマに出演するなどし一般的に知られる存在となりました。
2023年現在でもどこかアヴァンギャルドな印象があるのは、アングラ劇団時代に培った不思議な魅力かもしれませんね。
これからもたくさんの作品で、素晴らしい演技を見せてほしいですね。
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