入江美樹は父親がロシア人でハーフ、母親は日本人。家系図まとめ＆若い頃と現在(2024)

「世界の小澤」こと小澤征爾さんの妻である入江美樹（いりえみき）さんは、ロシア人の父親と日本人の母親を持つハーフです。

1958年に、200倍以上の競争率からハイファッション・モード誌「装苑」のオーディションで1位を勝ち取り、モデルデビューしました。

そんな入江美樹さんのご両親や家系図についてなど、お伝えします。

入江美樹のプロフィール

愛称：ヴェラ

本名：イリン・ヴェラ

生年月日：1944年(昭和19年)8月13日

身長：165cm

出身地：神奈川県横浜市

最終学歴：サンモール・インターナショナル・スクール卒業

入江美樹は父親がロシア人でハーフ、母親は日本人
家系図がすごい
若い頃から現在(2024)まで

入江美樹は父親がロシア人でハーフ、母親は日本人

入江美樹さんは日本に於けるハーフモデルとして、輝かしい功績をお持ちです。

また、お茶の間では音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」のイメージガールとして親しまれました。

【ちょっと一興😉】
モノクロ（スナップ）▶カラー
『シャボン玉ホリデー』〔ＮＴＶ〕より
（手前）#入江美樹
番組OPの風船を膨らませるシーンが印象的でしたが、
コチラはただのふくれっ面です、ハイ😜👊@retoro_mode pic.twitter.com/WudoRSpt9D
— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) September 24, 2022

そんな入江さんのご両親はどんな方達だったのでしょうか。

父親はロシア貴族の末裔

入江美樹さんの父親は、ヴィタリー・ペトロヴィチ・イリーンさんという白系ロシア人で、ロシア貴族の末裔だったそうです。

白系ロシア人とは、1917年のロシア革命後にソビエト政権を受け入れず国外に亡命したロシア人の事です。

約200万人の白系ロシア人がいましたが、ほとんどはドイツやフランスに亡命し、他はアジアの国々に亡命した方たちもいたそうです。

入江さんの父方の祖父は帝政ロシアの陸軍大尉でしたが、革命を避けて満州に亡命したそうです。

そのため、入江さんの父親は中国の大連で育ちました。

若い頃、日本大学の法学部に留学しており、その時の日本での身元保証人の娘と結婚し、入江さんが生まれました。

詳しいことは明らかになっていませんが、日本では不動産業の仕事をされていたそうです。

父親の顔写真などは公開されていませんが、きっとかなりカッコよかったのではないでしょうか。

入江さんが芸能界に入ったあと、両親は離婚してしまいましたが、その後の父親との関係は明らかになっていません。

母親は料理研究家の入江麻木

入江美樹さんの母親は、「きょうの料理」などの料理番組でも知られる料理研究家の入江麻木さんです。

まだ読み終わってないんだけど、入江麻木さんの『さあ、熱いうちに食べましょう』（河出書房新社）をこの週末に。小澤征爾夫人の母でロシア人貴族と結婚し、料理家として活動された入江さんのエッセイ集成。やさしい語り口が今のとげとげしい時勢の中、しみいる。（続 pic.twitter.com/qIwovMSFbX
— 白央篤司 (@hakuo416) March 1, 2020

四谷で割烹旅館を営む母がロシア人留学生の身元保証人になったことから、後に夫となるヴィタリー・ペトロヴィチ・イリーンさんと出会いました。

双方の家族からは大反対されたものの、1942年麻木さんが19歳の時に結婚し、美樹さんが誕生しました。

美樹さんがモデルでデビューすると、娘の活動のサポートにかかりきりになったため、夫からの申し出で離婚しました。

1968年に美樹さんが小澤征爾さんと結婚したことを機にアメリカへ移住したため、麻木さんは日本で1人きりになりました。

その時に思い立ったのが、義父に教わって義母に褒められた「料理」を仕事にすることでした。

50代で料理研究家に転身しましたが、自宅で開いていた料理教室が話題になり、「きょうの料理」などのテレビの料理番組にも出演しました。

著書も数々発行し、レシピの合間に書いていたエッセイも好評を呼び、若い女性を中心に人気を博しました。

19歳の頃からロシア家庭に入っていたため、麻木さんのレシピには和食は一切ありません。

ビーフストロガノフやブイヤベースなど、当時の日本としては珍しい西洋料理のレシピが、まるでおとぎ話に出てくる料理のように見えていたのではないでしょうか。

1986年ごろから体調を崩し、ほとんと料理家としての仕事はできなくなりました。

そして1988年10月5日に、肺炎により満65歳で亡くなりました。

家系図がすごい

入江美樹さんは、1968年9月に「世界の小澤」と呼ばれる指揮者の小澤征爾さんと結婚しました。

その瞬間に華麗なる一族の家系図の一部として、名前が刻まれることになりました。

まず夫である小澤征爾さんがすごいのですが、そこから家系図を広げていくと、日本工業の社長や日産産業の社長、ドイツ文学者や臨床心理学者、彫刻家や歯科医とすごい並びです。

もちろんミュージシャンの小沢健二さんにも行き着きますし、第47代内閣総理大臣の芦田均さんもその名を刻まれています。

オザケンといえば小澤一族は凄いというのは有名ですが、どう凄いのかというと世界の小澤征爾を輩出する小澤一族の家系図がこれ。昔見た時驚いたもんね。
ちなみに学生時代に小澤俊夫先生の本読んで感銘を受けて、家系図調べたんだった。 pic.twitter.com/f0HN1r1wyo
— かこるか (@kakorukatkv) November 8, 2019

あらゆる業界のトップである人たちが名を連ねており、これ以上の家系図が日本に存在するのでしょうか、と思うような家系図です。