小澤征爾の妻は元モデル、前妻との離婚理由。豪華な家系図。兄弟や母の逸話

指揮者で世界中の数々の賞を受賞してきた小澤征爾(おざわせいじ)さん。

妻や前妻との離婚についても気になります。

今回は小澤征爾さんの家族関係について、華やかな家系図も含めて見ていきましょう。

小澤征爾のプロフィール

本名:小澤征爾

生年月日:1935年9月1日

没年月日:2024年2月6日(88歳没)

出身地:満洲国奉天市

最終学歴:桐朋学園短期大学部卒業(現・桐朋学園大学音楽学部)

所属事務所:ヒラサ・オフィス

小澤征爾の妻は元モデルでデザイナーだった入江美樹

小澤征爾さんは、前妻がいた頃から噂されていたモデルの入江美樹(いりえみき)さんと1968年に再婚。

入江美樹さんは、ロシア人貴族の血を引くクオーターで、気品があふれるとても美人な方です。


見た目の「格差」がありすぎて、当時は「美女と野獣婚」とささやかれたほど。

入江美樹さんは映画やテレビにも出演していました。

日本テレビ系の「シャボン玉ホリデー」ではマスコットガールとして出演。

さらには第16回NHK紅白歌合戦で審査委員も務めたそうです。

小澤征爾さんと結婚してからは、ほとんどメディアへの露出は無くなりました。

しかしファッションデザイナーとして活躍し、ブランド「ザ・ギンザ・バイ・ミズ・ヴェラ」も手掛けました。

ヴェラというのは入江美樹さんの本名です。

子供は2人おり、1人は1971年に生まれたエッセイストの小澤征良(おざわせいら)さん。

もう1人は、1974年に生まれた俳優の小澤征悦(おざわゆきよし)さんです。

小澤征爾の前妻との離婚理由

小澤征爾さんの前妻はピアニストの江戸京子(えどきょうこ)さんでした。

二人が出会ったのは、男女共学の桐朋女子高校音楽科。

第一期生として、共に音楽を学ぶ仲間だったのです。

江戸京子さんの父親は、三井不動産の社長を務めた江戸英雄(えどひでお)さん。

小澤征爾さんのお父さんも歯科医であり、一般人と比べると裕福な家庭でした。

しかし、大企業の社長令嬢との結婚は不釣り合いなのではという見方もあったようです。


それだけでなく、江戸京子さんは父親から見ても気が強く個性的であったため結婚を反対されたと言います。

しかしそれを押し切り1962年に結婚式を挙げました。

仲人は小説家の井上靖(いのうえやすし)さんで、それは豪華な披露宴だったそうです。

それから指揮者として小澤征爾さんがデビューするまでは、経済的な援助を江戸家からもらっていた二人。

まもなく小澤征爾さんはカラヤン指揮者コンクールなどで優勝をしたので、援助を受けることはなくなりました。

しかし、女性関係が派手になってしまった夫に対して、もっとピアノを極めたいと努力する妻。

夫婦の溝はどんどん広がっていき、1966年にたった4年の夫婦生活を閉じたのでした。

小澤征爾の華やかすぎる家系図

小澤征爾さんの家系図をたどっていくと、ある総理大臣の名前が出てきます。

それは第47代総理大臣の芦田均(あしだひとし)さんです。

兄の小澤俊夫(としお)さんの妻で心理学者の牧子(まきこ)さんの縁戚だと言います。

牧子さんの祖父は日本鉱業(現・ENEOS(エネオス)の社長を務めた下河辺建二(しもこうべけんじ)さん。

さらに牧子さんの実家は、競走馬(サラブレッド)の生産牧場として知られる下河辺牧場を経営。

ナリタハヤブサやナリタキングオーなど多数の名馬を育てています。

小澤俊夫さんの息子はミュージシャンとして活躍する小沢健二(おざわけんじ)さんです。

1990年代に大ブレイクしました。

2021年には23歳年下の歌手PORIN(ポリン)さんとの密会報道がスクープされており、話題に。

また、小澤征爾さんの父・開作(かいさく)さんは山梨県の農村出身ですが、努力して勉学に励み視界になりました。

さらには娘はエッセイストの小澤征良さんで、息子は俳優の小澤征悦さん。

さらに、2021年9月1日に息子の征悦さんはNHKの看板アナウンサーの桑子真帆(くわこまほ)さんと結婚。

この日は小澤征爾さんの誕生日でしたから、喜びも何倍にも増したことでしょう。

このように家系図を見ると、多くの方が政財界や芸能界などで活躍。

これに指揮者である小澤征爾さんも加わりますから、本当に華麗なる一族ですね。

小澤征爾の兄弟や母について

小澤征爾さんは4人兄弟の3番目で、皆さんそれぞれ活躍しています。

一番上の兄は小澤克己(おざわかつみ)さんで、彫刻家でした。

小澤征爾さんにアコーディオンやピアノを教えたのは克己さんでした。

めきめきとピアノが上達した小澤征爾さんに家族は皆、才能に驚いたようです。

2番目の兄は小澤俊夫さんで、ドイツ文学者として筑波大学の名誉教授になりました。

幼い頃に顔に火傷をしたため、いじめられたというつらい経験を持っているそうです。

ドイツの口承文学の研究を専門としており、1998年に「小澤昔ばなし研究所」を設立。

昔話などを多数出版しているそうです。

そして小澤征爾さんの弟は小澤幹雄さんで、俳優でエッセイストとして活躍。

早稲田大学仏文科を卒業してから東方演劇部に入社して、舞台俳優を10年務めました。

NHK大河ドラマで俳優として演じたり、民放の司会者・レポーターなどを行ったりしました。

タレント仲間による落語会にも参加して、「おさわり家ポン助」の亭号で活動したりと多彩な人物です。

兄の小澤征爾さんが有名すぎるために、それに関する仕事を多く受けてきたといいます。

兄弟皆それぞれ素晴らしい才能を持っていることがわかりますね。

では次に小澤征爾さんの母について見ていきましょう。

小澤さくらさんは、宮城県仙台市出身で5人姉妹の末っ子として生まれました。

夫の開作さんと1927年に結婚した後は、しばらく満州にいました。

夫は歯科医でしたが、満州では政治活動に加わり、帰国してからもミシン会社を経営するも失敗。

世界大戦もあった時代ですから、苦労はひとしおだったことでしょう。

非常に愛情深い人で「日本のポリアンナ」と呼ばれていたほど苦しい境遇下でも前向きに生きたさくらさん。

夫の開作さんもしばらくして歯科医を再開し、生活はやっと落ち着きました。


さくらさんは元々幼稚園の先生になりたかったほど子供が好きだったので、歯医者に来る子供たちの世話をしていたようです。

開作さんも子供にとても優しい歯科医だったので、小さい子からも人気があったといいます。

1970年に夫が亡くなった後は、池坊の華道の先生として数十年教えました。

さくらさんは「北京の碧い空を-わたしの生きた昭和」という本を執筆しています。

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