『ヘルタースケルター』『リバーズ・エッジ』などの代表作で知られる漫画家・岡崎京子(おかざききょうこ)さん。
1996年、不慮の事故により創作活動ができない体に。
しかし、彼女の作品に対するカルト的な人気はすさまじく、2024年現在においても高く評価されています。
今回は、岡崎さんの現在の様子や元旦那、実家についてまとめました。
岡崎京子のプロフィール
愛称:岡崎先生、京子先生、岡キョン
生年月日:1963年(昭和38年)12月13日
出身地:東京都世田谷区下北沢
最終学歴:跡見学園女子大学短期大学部卒業
岡崎京子、現在(2024)の動静不明
1996年5月、一台の四輪駆動車が飲酒運転の末、一組の夫婦に突っ込みました。
夫は無事だったものの、妻は内臓破裂に加え頭の骨を折る重傷を負い、意識不明の状態に。
手術の結果、一命はとりとめたものの、その後、数年間は意思の疎通が困難な状態が続くなど後遺症に苦しむことになります。
このとき事故に遭った妻こそが、漫画家・岡崎京子さんです。
当時、『ヘルタースケルター』の連載が終わったばかりで、さて、次はどんな世界を表現してくれるのだろうと期待していたファンも多かったことでしょう。
しかし、現実とは無情なもので、彼女から執筆する力が失われてしまったのです。
その後、過去作品の新装版や短編作品集が発売され、代表作の映画化などが次々に成されたものの、岡崎さんの手による新たな作品は世に送り出されていません。
岡崎さんは2024年で61歳になりますが、現在はどうしているのでしょうか。
インターネット上をあらゆる角度から隈なく調査してみたものの、残念ながら、彼女の現在の動静をつかむことはできませんでした。
事故後、岡崎さんが公の場に姿を見せたのは、2010年5月に小沢健二さんのライブツアー「ひふみよ」の東京公演を見に行ったのが最初ではないかと思われます。
2人はかねてから親交があり、岡崎さんが事故に遭ったときにも病院へ駆けつけるなど、その友情はとても深いものです。
長年の大切な友人である岡崎さんとご家族を、小沢さんが自身13年ぶりとなるライブに招待しました。
岡崎さんの席は客席から見て右側の最前列付近に用意された特別席で、車いすで来場し、そのままライブを観たということです。
小沢さんは、当初、岡崎さんが観に来ていることについて触れませんでした。
ですが、アンコールの最後の最後という段階になって「岡崎京子さんが来ています」と涙ながらに紹介したそうです。
2015年には、岡崎さんの初の個展『岡崎京子展 ─ 戦場のガールズ・ライフ』が開かれましたが、岡崎さん自身は姿を見せなかったのではないかと思われます。
個展には、岡崎さんによる「ありがとう」のメッセージも最後に展示されていたそうです。
しかしそれは、使用者の視線をトラッキングすることで文字を入力するという視線入力装置(トビー)によるものだったといいます。
個展最終日の2日前には小沢さんによるシークレット・ライブが行われたそうですが、そこでも岡崎さんの姿は見られなかったようです。
また、作品が映画化されたときには試写会に訪れたと言われていますが、岡崎さんのインタビューや様子を詳細に伝えた記事はないようです。
また、その姿を捉えた写真も公開された様子はありません。
『ヘルタースケルター』の試写会を一緒に見たという漫画家・桜沢エリカさんは、そのときの岡崎さんの様子について語ったことがあります。
桜沢さんは、「どういう感想を持ったのか聞くことができなかった」「少し疲れたという感じに見えた」と表現していました。
2024年現在、岡崎さんの公式サイトは存在せず、X(旧・Twitter)やインスタグラムなどのSNSアカウントも公式なものは見当たりません。
事故から30年近くの時が経ちましたが、いまのところ、岡崎さんが創作活動をしているという情報はないようです。
断定することはできませんし認めたくはないファンも多いと思われますが、事実上の引退と言える状態が現在も続いていると言えるのではないでしょうか。
元旦那は離婚後に再婚し子供がいる?
岡崎さんは夫婦で歩いていたところを車にはねられました。
当時の旦那だとされているのは、写真家をしているという朱雀正道(すじゃくせいどう)さんです。
元旦那・朱雀さんとは1998年に離婚したとされています。
2024年現在、残念ながら、離婚当時の様子を詳細に伝える記事はインターネット上に残されていないようです。
1998年といえば、岡崎さんは事故のダメージがまだ強く残っており意思疎通が困難だとされていた時期です。
意識不明となり意思疎通ができない場合や、意識があったとしても離婚自体を理解できない状態にある配偶者と離婚をするためには、原則的に裁判をするしかありません。
そのため、この離婚を訝しく思っていた岡崎さんのファンも多かったといいます。
それに加えて、朱雀さんは離婚後すぐに若い女性と“できちゃった再婚”したと言われており、その事実もファンに悪い印象を抱かせる結果となったのです。
朱雀さんはかつて自身でホームページを運営しており、再婚した妻や子供についてのコーナーもあったといいますが、2024年現在は閉鎖されているようです。
ただ、インターネットアーカイブが運営するウェイバックマシンには、閉鎖された朱雀さんのホームページがいまも残されており、閲覧することが可能です。
そこには、朱雀さん自身のプロフィールのほか、たしかに、再婚した妻や子供についてのものと思われるコーナーが存在します。
それによると、朱雀さんの再婚相手は芙美恵(ふみえ)さんという方のようで、嶺太(りょうた)という名前の子供がいるそうです。
しかし、このホームページ自体が見やすいとは言えない作りで、表現も分かりにくいもの。
朱雀さんの再婚相手だと思われる芙美恵さんは旦那のことを「直道君」と表現していますので、確実なことは分かりません。
朱雀正道さんの本名が直道というのかもしれませんが、詳細については不明です。
しかしながら、個人の運営するホームページで唐突に顔出しで子育て日記を掲載しているあたり、朱雀さんと芙美恵さんが再婚したと考えるのが自然な流れだと言えるでしょう。
ページの冒頭に「当時20歳の芙美恵さんは、おもいもかけず妊娠し、あわてて結婚」とあります。
さらに、ページ下部の芙美恵さんのプロフィールには、1998年に上京し短大在学中の1999年に妊娠、短大卒業と同時に結婚と書かれています。
芙美恵さんの“できちゃった結婚”は事実だったといえそうです。
岡崎さんのファンがこれを見て悲しくなったのも無理もないことでしょう。
実家は下北沢の理髪店
岡崎さんが下北沢出身だということは、作品のカバーのそでに書かれているプロフィールからファンの間ではよく知られています。
また、実家は理髪店をしていたそうですが、岡崎さん自身がそのことについて言及することもあったようです。
なんでも、実家の理髪店では「バリカン&オカッパ」が当たり前で、オシャレとは程遠い髪型を見て育ったという岡崎さん。
理髪店といえば、待合スペースには雑誌が置かれているものですが、そこにあった週刊誌などの「大人の読む本」をこっそり読んでいたのだとか。
子供のころから週刊誌でドロドロとした人間関係を見ていたということは、その後の創作活動に少なからず影響を与えたのかもしれませんね。
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