少女漫画から大人向けコミックまで、幅広い作品を生み出してきた安野モヨコ(あんの もよこ)さん。
『シュガシュガルーン』や『さくらん』など、キュートかつ妖艶な絵柄が人気の漫画家です。
そんなモヨコさんの夫は、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明さん。
今回は夫婦の詳細と、夫婦に子供はいるのかを確認します。
また馴れ初めと結婚式エピソードをご紹介しましょう。
安野モヨコのプロフィール
本名:非公開
生年月日:1971年3月26日
身長:不明
出身地:東京都多摩市
最終学歴:関東高校(現在の聖徳学園高校)
所属事務所:株式会社カラー※取締役
安野モヨコと夫、庵野秀明とはおしどり夫婦
モヨコさんと庵野さんが夫婦であることを知らなかった人もいるでしょう。
庵野秀明と安野モヨコが夫婦と今更知って驚いてる
— みさきたろう (@haru_una_aru) July 15, 2018
【 #安野モヨコ展 #ANNORMAL @仙台まであと✨一週間✨】
安野モヨコと夫・庵野秀明。
2人の日常が描かれたコミックエッセイ『監督不行届』。カントクくんとロンパースの原画も
仙台文学館にお伺いします🚀スタッフ pic.twitter.com/4tkxJVOOt8
— 安野モヨコ (@anno_moyoco) September 27, 2020
人気漫画家とトップアニメ監督として活躍してきた2人。
しかも苗字の読み仮名が同じなのは偶然ということですから、出会うべくして出会ったといえそうです。
2人が結婚したのは2002年で、2023年現在は結婚21年目。
翌年で20年間連れ添ったことになる、おしどり夫婦です。
モヨコさんは人気漫画家として仕事を抱え込んだ結果、うつ病と慢性疲労症候群を発症し、2008年に休業。
2023年現在、少しずつ体調を持ち直している状態ですが、回復には献身的な夫の支えが不可欠だったそうです。
さらに庵野さんも、2012年『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』を封切後、燃え尽き症候群に陥ります。
6年間、必死に「エヴァンゲリオン」シリーズを製作し続けた末に、精神への負荷がいきなり押し寄せたようです。
結果、うつ状態に陥り、自殺すら考えたとのこと。
そんな彼を支えてくれたのが、他ならぬ妻のモヨコさんでした。
妻の献身的な看病のおかげで、無事に仕事復帰し、2016年には実写映画『シン・ゴジラ』の総監督を務めます。
2人はお互いに支え合い、苦しい時期も共に乗り越えて、生き続けてきたのでしょう。
2021年のバレンタインデーにモヨコさんは、自身の代表作『シュガシュガルーン』のイラスト入りチョコを夫にプレゼント。
地震大きかったですね。
防災用品も持ち出しやすい場所に置いて
しばらくは用心しようと思います。地震ですっかり消し飛んでましたが
今日はバレンタインでした。
チョコを食べると気持ちが落ち着きますね。
写真は監督にあげたシュガルンチョコレートです。モヨコ pic.twitter.com/6hWKcS0mD8
— 安野モヨコ (@anno_moyoco) February 14, 2021
いつまでも仲睦まじく過ごして欲しいですね。
夫婦の間に子供は?
モヨコさんに子供はいるのでしょうか。
結婚は2002年で、彼女が31歳になる年でしたから、まだ出産可能な年齢だったはず。
しかし夫婦に子供はいません。
おそらく2人とも人気漫画家とアニメ監督として多忙だったため、子供を作る余裕はなかったのでしょう。
子育てよりも、仕事を優先させた結果、お互いが病気になった際に支え合えるほど強い愛情で結ばれたのかもしれません。
子供代わりといえるかはわかりませんが、夫婦は2匹の猫を飼っていました。
「マイティジャック」と「マイティサリー」という名前で、由来は庵野さんが好きな特撮ドラマ『戦え! マイティジャック』です。
映画『シン・ゴジラ』では、2匹の写真を合成させて作った、病院の看板が登場しています。
嫁の漫画でも有名なカントクの飼い猫、庵野マイティジャックと庵野マイティサリーが元ネタのねこ病院の看板。 #細かすぎて伝わらないシン・ゴジラの好きなところ選手権 ピンク色だから何度観ても目立つw pic.twitter.com/Ryzl0QscpH
— トンガリ (@MjinhoTongarini) August 11, 2016
子供のいない庵野さんにとって2匹は、映画に登場させたくなるほど大切な存在だったのでしょう。
しかし「マイティジャック」は、2018年に13歳で亡くなっています。
お知らせ
庵野マイティジャックが先週の土曜日に旅立ちました。もうすぐ14歳でした。
皆さまにも長年可愛がっていただき、ありがとうございました。モヨコ pic.twitter.com/EtGYpUSnKm— 安野モヨコ (@anno_moyoco) March 10, 2018
夫婦は身内を失ったように悲しんだことでしょう。
「マイティサリー」については情報がなく、2023年現在も存命なのかもしれません。
いずれにせよ、2匹の猫たちは、夫婦が子供へ注げなかった愛情をたっぷり受けて育ったのでしょう。
結婚馴れ初めと結婚式エピソード
おしどり夫婦のモヨコさんと庵野さんですが、馴れ初めもドラマチックでした。
モヨコさんは『ハッピーマニア』、庵野さんは『新世紀エヴァンゲリオン』で人気を獲得。
知り合う前から“ダブルアンノ”と呼ばれていました。
2人は共通の知人を介して出会いますが、モヨコさんは当初、彼のことを「まったく喋らない変な人」と感じたそうです。
「すごい監督かもしれないけど、売れてるからって調子に乗ってる」と、最悪のイメージを抱いていました。
転機は、漫画家数名が集まり、「萩尾望都先生を囲む会」を行った際のこと。
モヨコさんは尊敬する萩尾先生の前に座ってしまい、緊張していました。
一方で庵野さんは、萩尾先生の前でテンションが上がり、楽しくお喋りしていたそうです。
彼の明るい一面を知ったモヨコさんは、いい印象を抱くようになり、連絡を取り合い始めます。
また彼氏と別れて落ち込んでいたモヨコさんを励ましてくれたのも、庵野さんでした。
こうして2人の距離は近づいていき、2002年にゴールイン。
結婚式では何と庵野さんが、こよなく愛する特撮ヒーロー「仮面ライダー」のコスプレで出席したそうです。
さらに披露宴に来た人たちへ、夫婦で同人誌を配布したとのこと。
結婚式の披露宴って行ったことないんやけど、自己満同人誌即売会みたいな感じなんやな(コラ) 庵野秀明と安野モヨコの結婚式は二人で同人誌つくって配ったって話はめっちゃ素敵やと思うけど、人に無償でやってもらうのはね〜〜
— ヒー子 (@hi_co1320) August 21, 2017
変わり者の庵野さんらしいエピソードですが、モヨコさんは納得したのでしょうか。
きっと「愛する人のしたいようにさせてあげよう」と考え、一緒に同人誌配りに励んだのかもしれません。
夫婦は、「2人が幸せなら、変わり者に思われてもそれでいい」というスタンスで歩んできたのでしょう。
モヨコさんと庵野さんは、周囲の視線を気にせず支え合いながら生きてきた、理想的な夫婦といえますね。
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