2020年代を代表するボクサーの1人である寺地拳四朗(てらじ けんしろう)さん。
普段は人柄の良さそうな青年ですが、リングに上がると鬼神の如き強さを発揮するギャップも人気の理由の1つです。
今回は、寺地拳四朗さんの強さの秘訣や現在の目標などについてお伝えします。
寺地拳四朗のプロフィール
本名:寺地拳四朗
生年月日:1992年(平成4年)1月6日
身長:164cm
出身地:京都府城陽市
最終学歴:関西大学
所属事務所:B.M.Bボクシングジム
寺地拳四朗、井上尚弥とどっちが強いか比べられることが多い
WBAとWBCの2団体統一王者である寺地拳四朗さん。
同世代に4団体制覇を成し遂げた井上尚弥さんがいます。
この2人はどっちが強いのか比べられることが多く、ボクシングファンの議論の的になっています。
2009年のインターハイで対戦しており、その時は井上尚弥さんが勝利しました。
しかしお互い高校生でアマチュアだったこともあり、この結果でどちらが強いのかを判断するのは難しいです。
2024年現在は、実績を比較すると寺地拳四朗さんよりも井上尚弥さんの方が上です。
しかし2人とも、2010年代以降の日本を代表するボクサーであることには変わりありません。
そもそも寺地拳四朗さんはフライ級、井上尚弥さんはバンダム級と階級が違うので対戦が実現することはないでしょう。
よって、2人の強さを正確に比較するのことはできません。
ボクシングの階級は、安全に競技を行うために細かく分けられています。
もし階級の制限なしに試合を行ってしまえば、選手が大怪我をしてしまう可能性が高いです。
それでもファンとしては、強いと評判の選手が階級に縛られない試合をして欲しいと思うところ。
2024年現在、寺地拳四朗さんも井上尚弥さんも30歳を超えており、急激に体格が変化することはあり得ないと思われます。
2人の対戦は永久に実現しないと思われますが、どちらが強いのかはこれからも議論され続けるでしょう。
寺地拳四朗は海外の反応でも称賛されている
2022年11月1日、寺地拳四郎さんは京口紘人さんと対戦します。
一昨日に格闘技好きの知人と改めて寺地選手対京口選手の試合の話をして、私が京口選手のジャブも良くてあのジャブなら差合でも勝てる自信あったの分かると話をすると、知人は寺地選手のジャブが良過ぎて分からなかったとの事で寺地拳四朗選手が凄さを再認識しました。 pic.twitter.com/GXsr2VMBh4
— ZiggyStardust (@ZiggyStardustJP) November 20, 2022
WBA世界ライトフライ級スーパー王者との対戦は、国内のみならず海外のボクシングファンにも注目されました。
この戦いで圧倒的な強さを見せた寺地拳四郎さん。
海外のボクシングファンはもちろん、メディアからも注目されるようになりました。
京口紘人さんを応援していたが、寺地拳四郎さんの見事な戦いぶりに感銘を受けたというファンも出てきたようです。
ほかにも、政治的な問題がなければ統一王者になれる、パウンド・フォー・パウンドのトップ10に入るといった反応もありました。
パウンド・フォー・パウンドとは、階級に関係なく最も優れたボクサーを選ぶランキングのことです。
2024年現在、男子プロボクシングの階級は17個あります。
それぞれの階級に200人以上の選手が存在しており、そのすべてを合わせたトップ10に入るには非常に優れたパフォーマンスを見せなければなりません。
目の肥えた海外のボクシングファンがトップ10に入ると反応してしまうほど、寺地拳四郎さんが見せたパフォーマンスは素晴らしかったのです。
2023年4月8日、WBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガさんとの対戦が行われます。
京口紘人さんとの対戦で見せた圧倒的な強さが本物なのか、世界中が注目していました。
結果、寺地拳四郎さんが激しい打ち合いを制して勝利、WBA王座の初防衛に成功します。
この戦いは海外のボクシングファンにも、見ていて非常に楽しいファイターだ、見ていて気分が高まったなど高く評価されています。
同年9月18日にはヘッキー・ブドラーさんと対戦し勝利、王座防衛に成功しています。
2021年以降、その強さに磨きがかかった感のある寺地拳四郎さん。
これからも素晴らしい試合で国内や海外のボクシングファンを魅了して欲しいですね。
寺地拳四朗の強さの秘訣は距離感
寺地拳四郎さんは、相手との距離の取り方が上手いと評されることが多いです。
ライトフライ級で最も空間把握能力が高いと評価されることもあります。
相手との距離を上手く調節できると、試合を自分に有利に運べます。
適切な距離感を維持するためには体力と忍耐力が必要ですので、肉体的にも精神的にも高いレベルにある証拠と言えるでしょう。
また、攻めの上手さも強さの秘訣と言われています。
適切な間合いから繰り出される鋭いパンチは非常に強力で、相手に休ませる隙を与えません。
自身のスタミナの高さも、攻めの強さの秘訣となっています。
攻撃的なファイティングスタイルは、非常に華があります。
リングを降りると愛想の良い好青年といった感じの寺地拳四郎さん。
ファイティングスタイルと普段の態度のギャップも魅力的というファンも多いです。
一方、中盤以降被弾が目立つ試合もあります。
攻撃的なスタイルは長所ではありますが、ディフェンスを犠牲にしているのではと心配する人もいる様子。
2024年は32歳の寺地拳四郎さん。
目標は井上尚弥さんのようなボクサーになることと語っており、現状に満足している様子はありません。
きっとまだまだ成長すると思われるので、今後どれほどの強さを見せてくれるのか楽しみですね。
寺地拳四朗は現在(2024)3団体統一を目指している
2024年現在、寺地拳四郎さんはWBAとWBCの2つの団体で王座を獲得しています。
世界の主要団体はWBAとWBCのほかに、IBFとWBOが存在します。
この世界主要4団体を統一することが、近年はボクシングにおけるキャリアの頂点とされることが多いです。
寺地拳四郎さんも、4団体制覇に向けて意欲を見せている様子。
2023年9月18日に行われたタイトルマッチに勝利した後に、「まずは3団体制覇を目指して頑張ります」と語っていました。
よく強さを比較される井上尚弥さんは、2022年に4団体統一を達成。
海外でも絶賛される強さを手に入れた寺地拳四郎さんであれば、いつの日か4団体統一の偉業を達成するでしょうね。
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