スキンヘッドに髭がトレードマークとなったフォークシンガー・松山千春（まつやまちはる）さん。
デビュー当時から女性ファンが多く、1970～80年代の若い頃はフサフサの髪をなびかせ、まるでアイドルのようでした。
今回は、松山さんの若い頃の姿とエピソードと、いまのような髪型となった理由に迫ります。
松山千春のプロフィール
愛称：チー様
本名：松山千春（まつやまちはる）
生年月日：1955年(昭和30年)12月16日
身長：170cm
出身地：北海道足寄郡足寄町
最終学歴：北海道足寄高等学校卒業
所属事務所：オフィス・ゲンキ
松山千春、若い頃のテレビ出演で山口百恵の時間を奪った
松山さんは、人気絶頂だったデビュー直後からテレビに出演しないことをポリシーとして掲げていたそうです。
1978年、そんな松山さんが「最初で最後」といって、あの有名な人気音楽番組・TBS『ザ・ベストテン』に出演した際に、なんと、伝説の歌姫ともいえる存在である山口百恵さんから、出演時間を奪ってしまったのだとか。
1970～80年代には、多くのミュージシャンがテレビ出演を拒否することを一種のアイデンティティーとしていたそうですが、松山さんの出演拒否理由は「コンサートこそが自分の場所だから」というもの。
頑なにテレビ出演を拒否し続けていた松山さんでしたが、『ザ・ベストテン』のプロデューサーから「番組に宛てた（松山さんの）ファンからのハガキが毎週たくさん届いている」「あなたはこれだけ多くのファンからの声に応えるべきではないか」と説得されてオファーを受けたといいます。
このときは、北海道のコンサート会場から中継というかたちで、ファン念願の出演が実現しました。
司会の久米宏さん、黒柳徹子さんの呼びかけに応じて北海道からの中継が始まると、これまでなぜテレビ出演しなかったのか、そしてこれからどうするのかといった説明を、ゆっくりと語りかけるようにして話しました。
「こうやって俺がテレビに出んの、これが、最初で最後だって……、思っていほしい」「カメラの前で歌うのって……、寂しいよ」とカメラ目線で話した松山さん。
歌い始めるまでにかかった時間は、なんと4分間ほどにもなりました。
多くのミュージシャンの出演が予定されていた人気番組において、生放送中の4分間はとてつもなく長く、すぐあとに歌う予定だった山口百恵さんが放送時間内に歌えなかったというのです。
黒柳さんによると、このとき、自分の思いと共に『季節の中で』をしっかりと歌い切った松山さんですが、百恵さんには「ごめん」とひと言謝っただけだったようです。
百恵さんは「いいのよ」と言って許したといいますから、さすが、大物ですね。
それにしても、「俺はテレビに出ない」「最初で最後」と言いつつ、しっかりと時間を使う松山さん。
売れていたからこそ許されたのでしょうが、SNSが主流の現在では何を言われるか分かったものではありません。
まさに、松山さんの当時の人気ぶりがうかがえるエピソードでした。
松山千春の若い頃がイケメンすぎる！画像も話題
松山千春さんといえば、スキンヘッド、そして、最近では白髪交じりのヒゲも定着しています。
今でこそ、どこか仙人を思わせる格闘技の師範のような風貌ですが、若い頃は細身のイケメンで女性ファンが多かったといいます。
ファンからは「チー様」と呼ばれ、癒し系の王子様のような存在だったという松山さん。
はたして、どれほどイケメンだったのでしょうか。
若い頃の画像が残されていないか探してみましたが、松山さんはブログやインスタグラムなどはやっていないようなので、当時の画像はなかなか見つかりませんでした。
まぁ、松山さんはブログやインスタグラムで昔話をするようなキャラではないでしょうから、仕方ありませんね。
2016年・40周年記念アルバムに画像多数
2016年4月13日、デビュー40周年記念ベストアルバム『松山千春の系譜』が発売されました。
このアルバムはCD4枚組で全60曲収録、初回限定盤にはDVDのほか120ページにもおよぶブックレットが付属しています。
このブックレットには、若い頃の松山さんの姿を含む貴重な画像の数々が収録されているといいます。
松山千春の系譜キャニオンレコード編をまずは聴いてますが、きれいな声だわ〜。
そしてまだ発展途上な声でワクワクする。
こんなヤンチャそうなお兄ちゃんが歌ってると思えぬw
とにかくメロディーが美しいよ。 pic.twitter.com/g56LtecrLX— 雷鳴@美しいものが好き🦉🕊🐎🦌🦩🍝🍛 (@shortdreamshort) April 12, 2016
日本コロムビアオフィシャルサイトによると、初回限定盤の価格は税込13,200円だということです。
この初回限定盤は意外にも2024年現在も新品で入手することが可能なようで、Amazonでも販売されているようなので、気になった方は購入されてみてはいかがでしょうか。
ここに直接掲載することはできないのですが、オリコンのサイトにあるこのベストアルバムの紹介ページには、若い頃の松山さんの画像がいくつか公開されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
動画でもわかるイケメンぶり
若い松山さんのイケメンぶりを確認するには、動画を見る方法もあります。
映像ならばYouTube上に多数アップされており、当時の姿を見ることが可能です。
松山さんが若かった1970～80年代はまさに人気絶頂で、有名企業のテレビCMにひっぱりだこだったといいます。
コーラにアーモンドチョコレート、スポーツウェアなどなど、多くのテレビCMに起用されていました。
自身の爽やかな歌声をバックにフサフサの髪をなびかせる松山さん。
女子学生たちと一緒に笑うものまであり、その姿は最近の硬派なイメージとは真逆で、さながらアイドルのようですね。
それにしても、松山さんは若い頃からサングラスがよく似合いますね。
真っ黒なサングラスをゆっくりとはずす、眉間にしわを寄せた松山さんの姿は、このままあぶ刑事に出てしまっても違和感がないのではというほどにカッコよくきまってます。
髪の毛なぜ剃った？フサフサロン毛との別れ
アイドル路線のようにも見えた若い頃の松山さんと、今の松山さんの姿が結びつかないという人も多いといいます。
松山さんの髪の毛が今のようにスキンヘッドになってしまったのは、いつ頃で、なぜ剃ってしまったのでしょうか。
少々、センシティブな内容なので公式な情報はもちろんありませんが、ファンによると、だいたい1990年前後には薄くなっていたそうです。
パーマをかけて抜け毛が増えたとか、自律神経失調症が原因の一つなのでは？といった声も聞かれますが、どれも定かではありません。
松山さんは、1991年ごろに自律神経失調症を発症しているそうです。
自律神経失調症でホルモンバランスが崩れると、薄毛の原因となる可能性があるといいます。
実際のところは分かりませんが、薄毛になり始めたとされる時期と自律神経失調症を患っていたという時期が重なっていますので、無きにしも非ずといったところなのかもしれません。
薄くなり始めた髪を剃ってしまった松山さんですが、ファンからは「いさぎよい」と好評だったようですよ。
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