つんく♂さんは2014年10月に咽頭がんのため声帯を全摘出し、声を失いました。
それ以降メディアに出演する際にはパソコンやタブレットに文字を打ち込み、それを表示するか代読してもらう形でコミュニケーションを取っています。
ですが、プライベートでは声を取り戻す訓練をしておられるそうです。
つんく♂のプロフィール
本名:寺田光男
生年月日:1968年(昭和43年)10月29日
身長:170cm
出身地:大阪府東大阪市
最終学歴:近畿大学商経学部卒業
所属事務所:TNX株式会社
つんく♂の声、現在(2024)は復活で取り戻す訓練中!
つんく♂さんと言えば、ハスキーな声と軽快なおしゃべりで一躍人気を博しましたが、咽頭がんのために声を失ってしまいました。
それ以降は一度もメディアにつんく♂さんの声が乗ったことがないので、未来永劫喋ることはできないと思われているかもしれませんが、実は2024年現在、声を取り戻すべく訓練をしておられるそうです。
咽頭がんなどで声帯を全摘出し、声を失ってしまった方でも再び喋れるようになる可能性はあり、その方法も3つほどあります。
1つ目は「シャント発声」という方法で、空気の通り道を手術で新たに作り、気管と食道の間に「ボイスプロステーシス」という器具を挿入し、食道の入り口を震わせて発生する方法です。
この方法ですと比較的早く発声が習得できるそうですが、器具のメンテナンスや、新たに手術が必要なことなどのデメリットがあります。
2つ目は「EL発声」という電気式人口喉頭という機械を使う方法です。
電気シェーバーのような機械をあごの下に当て、振動を口の中に響かせてスピーカーから機械音声として出力する発声法です。
手術後、早期に会話が可能になるのですが、機械音声なので声が平坦になり感情の表現ができなく、ロボットのように聞こえる点がデメリットです。
つんく♂さんは3つ目に紹介する「食道発声」という方法で声を出す訓練をされています。
この方法では、ゲップの要領で食道に取り込んだ空気を逆流させて、食道の粘膜を震わせる事で発声します。
一般的には「あ」と発声できるようになるためには約1ヶ月の練習が必要だそうです。
簡単な日常会話ができるようになるには、1年から1年半の練習期間が必要になります。
メリットとしては、3つの発声法の中で1番自然な話し方ができ、会話に抑揚がつけられるため感情表現もできる点です。
その代わり、習得に時間がかかる事や、大きい声が出せないので静かな場所でしか会話ができない事などがデメリットとしてあります。
つんく♂さんは声帯摘出後から約1年後の2015年ごろから「食道発声」の練習を始めたそうです。
2024年現在ではすでに練習開始から9年の月日が経っていますので、かなりうまく喋れるようになっているのではないでしょうか。
実際、家族や近しいスタッフとは食道発声でのコミュニケーションも取っているそうです。
メディアに出演する際は、声が聞こえにくい点と、つんく♂さん曰く「食道発声はなんかロックな感じがしない」という理由で今でも文字を打ち込む形式を取っておられます。
もしかしたら食道発声が更に上達し、再びつんく♂さんの声がメディアに乗る日が来るかもしれませんね。
ラジオでの最後の声
つんく♂さんが最後にラジオで声を発したのは、2014年1月4日に生放送された毎日放送のラジオ「おかえり!つんく♂ MBSヤングタウンスペシャル」でした。
つんく♂さんは1994年ごろから関西のラジオリスナーには絶大な人気を誇る番組「ヤングタウン」に出演しています。
それから20年の時を経て、つんく♂さんさんがヤングタウンに帰って来るということで行われた特番でした。
その時の声はガラガラで、声を発する事がかなり辛そうな感じでした。
共演者はお笑いコンビ・FUJIWARAのお2人。
あまりの喉の不調さに「これがつんく♂の最後の声とかやめてや!」と冗談で言っていましたが、本当にラジオでつんく♂さんの声が聞ける最後の機会となってしまいました。
この生放送から1ヶ月後の2014年2月に喉の手術をしたところ、咽頭がんが発見されました。
以前からファルセットが出せないなどの症状があったそうですが、行きつけの病院ではがんを発見できなかったため、発見が遅れてしまったそうです。
このラジオ出演から約9年後の2023年8月、つんく♂さんはTBSラジオ「荻上チキ・Session」にゲスト出演しています。
テレビなどと同じように、つんく♂さんが打ち込んだ文字を番組アシスタントの南部広美さんが代読する形での出演となりました。
つんく♂さんは「まさかもう1度ラジオに出られるとは思っていませんでした」と語っておられました。
喉スカーフなぜ?
つんく♂さんは声帯摘出手術を受けて以降、メディアに出演される時は必ず首元にスカーフを巻いておられます。
今気づいたけど
つんく♂さん、
あの日スカーフ巻いてたのって
手術の後を見せないようにしてたのか…(´・_・`) pic.twitter.com/2Bkgu7gwNJ— \\ サキチャン// (@Doymsk) April 10, 2015
その理由は、喉の保護にありました。
声帯を全摘出すると呼吸を確保するためには、喉に「永久気管孔」という穴を開ける必要があるのだとか。
スカーフはその「永久気管孔」にゴミが入るのを防ぐために巻いているそうです。
また、術後は首が細くなって老けて見えてしまうため、奥様から勧められた事も理由としてあるそうです。
そのような理由で巻き始めたスカーフですが、すでにつんく♂さんのおしゃれとして定着していますね。
そんなつんく♂さんには、これからも素晴らしい音楽を作り続けてほしいですね。
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