久保田 早紀(くぼた さき)さんは1979年に発表したデビュー曲「異邦人」が爆発的ヒットを記録し、一気に時代を彩るアーティストの1人に名を連ねました。
また、これまでに無かった独特の音楽性を培った背景にソニーに勤務していた父親の存在があったことや、引退後に教会音楽家になったことも話題になっているそうです。
今回の記事では久保田さんの父親や実家、引退後の活動について見ていきましょう。
※本稿では活動名である「久保田早紀」で表記を統一しています。
久保田早紀のプロフィール
異邦人/久保田早紀#イントロが神すぎる曲選手権を開催します pic.twitter.com/FvNvkv4Tdy
— 最後の在校生 (@wata_____again2) January 17, 2024
出生名:久保田 小百合(くぼた さゆり)
出身地:東京都北多摩郡国立町(現・国立市)
生年月日:1958年5月11日
主な作品:「異邦人」
久保田早紀の父親はソニーの海外駐在員だった
まずは久保田早紀さんの父親について見ていきましょう。
父親の名前や年齢など個人情報は明らかになっていません。
経歴については、在日米軍基地だった立川基地に通訳として従事。
その後はソニーに入社をしました。
ソニーでは主に海外事業部の一員として職務に就き、単身赴任でイランに駐在しています。
そのとき、現地の音楽商品や収録をしたテープを早紀さんの元に送っていたそうで、そのことによって多様な音楽性を自然と身につけたのかもしれません。
また、通訳を務めていたことも言葉の多様性にも繋がったでしょうから、早紀さんにとって父親の存在はかなり大きかったと考えられます。
その後の父親がどうなったか非常に気になるところですが、ソニーのイラン駐在員以外の情報は見当たらず、老後やご存命なのかどうかも分かっていません。
結果として父親の人となりは分からなかったものの、自分の生き方が自然と娘・早紀さんに影響を与え、素晴らしい女性と歌手を育てたことは間違いないでしょうね。
異邦人は実家・八王子で生まれた
この項目では久保田早紀さんの実家や異邦人との関係を見ていきます。
久保田さんが生まれたのは東京都北多摩郡の国立町(現:国立市)ですが、13歳のときに八王子市へ引っ越しました。
小さい頃から和洋とわず幅広い曲を聴いていたこともあって音楽活動にも積極的で、中学時代には同級生と人気バンド「ガロ」のコピーバンドを組んで披露をしていたそうです。
その後、共立女子第二高等高校から東京都心にある共立女子短期大学へ進み、中央線に乗って八王子から通う電車通学の学生生活が始まりました。
そんなある日、電車に乗って外を眺めていたときに空き地で遊んでいる子供たちが目に留まり、のちに大ヒット曲となる歌詞が直感的に頭に浮かんだそうです。
「子供たちが空に向かい両手をひろげ 鳥や雲や夢までもつかもうとしている」
しばらくして、浮かんだ詞に曲を付けた「白い朝」が作品として誕生しました。
短大1年のときに母親からCBSソニー(現:ソニー・ミュージック)が主催する「ミス・セブンティーンコンテスト」を勧められ、書類と一緒に自作の曲が入ったテープも送ったそうです。
テープを聴いた関係者から曲作りを勧められ、久保田さんはプロと一緒に1年かけて「白い朝」をブラッシュアップさせ、タイトルを「異邦人」に改めてリリースされました。
私たちは元となった「白い朝」を知りませんが、久保田さんによると「異邦人」へのブラッシュアップ過程に驚き、プロの仕事の凄さを思い知ったと語っていました。
ただ、原曲の「白い朝」にも中東や砂漠を思わせるような曲調があったそうなので、大きなコンセプト自体はそれほど変わっていないのかもしれません。
たまたま見かけた風景から浮かんだ歌詞が曲となり、縁と様々な人のサポートを経て名曲に進化した過程は非常に面白く、興味深いものと言えるでしょう。
引退して教会音楽家に転身
最後に久保田早紀さんが芸能界を引退して教会音楽家になった件を見ておきましょう。
久保田さんは「異邦人」のヒットから5年後の1984年、25歳の若さで芸能界を引退し、翌年に音楽家の久米大作さん(父は久米明さん)と結婚をしました。
引退後はキリスト教の教会音楽家「久米小百合」として活動を始め、日本各地のキリスト教会などでコンサートや講演会、交流会を行うなどの活動をしています。
小さい頃から親の影響もあって教会に行って牧師さんの話を聞いていたこともあり、歌手デビューして2年目(1年半との記述もあります)にはキリスト教の洗礼を受けていました。
引退後にもっと勉強したいとの思いから東京バプテスト神学校とカーネル神学大学院に進み、卒業後は教会音楽家だけでなく日本聖書協会の親善大使など幅広く貢献をされています。
商業音楽からの転向は遠回りに見えますが、久保田さんは”デビューしてなければ教会音楽家の自分は無かったかも”と述べているので、無駄ではなく全てが繋がっているのかもしれません。
今後も神様から頂いた才能を十二分に生かし、素晴らしい音楽に乗せて多くの人にキリスト教の教えと救いを伝えてくれることでしょう。
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