MISIA(みーしゃ)さんは2021年7月23日に東京オリンピックの閉会式に「君が代」を独唱するなど、日本を代表する女性シンガーと言っても全く過言ではないでしょう。
そんなMISIAさんの歌唱力や音域についてなど、解説していきたいと思います。
MISIAのプロフィール
本名:伊藤美咲
生年月日:1978年(昭和53年)7月7日
身長:153cm
出身地:長崎県対馬市
最終学歴:西南学院大学商学部中退
所属事務所:Rhythmedia
MISIAの音域や歌唱力について解説
MISIAさんは1998年2月21日にシングル「つつみ込むように・・・」でデビューしました。
大きなタイアップもなかったためチャートの初登場は93位でしたが、すぐにMISIAさんの圧倒的な歌唱力が話題になり、発売11週目で8位にまで上り詰めました。
「つつみ込むように・・・」が注目されることとなったのは、楽曲の素晴らしさ、MISIAさんの歌唱力ももちろん大きかったのですが、MISIAさんの出す音域についても非常に話題になりました。
特に「つつみ込むように・・・」のラストのフェイク部分ですが、ホイッスルボイスと呼ばれる歌唱法を使ってhihihiA#という、およそ日本のポップスでは使われたことのないような高い音を出しています。
海外の歌手を見ても、マライア・キャリーやホイットニ・ヒューストンでないと出せないような音域です。
この部分はライブの際にもちゃんと歌われており、MISIAさんの中では安定して出せる音域のようです。
デビュー曲からこのようなハイクオリティーな歌声を聴かせることは、「新しい歌姫が誕生した」と思わせるには十分だったでしょう。
実際に、これ以降にもMISIAさんのような音域で歌う歌手は現れていません。
MISIAさんの歌唱力が素晴らしいのは、「Everything」などで聴かれる得意なバラードだけではなく、リズムのはっきりしているグルービーな曲でも歌がノリだけにならないところにあります。
そういったアップテンポの曲でも、MISIAさんのダイナミックな声は失われておらず、時にはダンスを交えながら迫力満点なステージを繰り広げておられます。
MISIAさんのような「歌い上げ系」の歌手はグルーブを生み出すことを不得意とし、アップテンポな楽曲を歌うと途端に歌がのっぺりしてしまうことも多いようです。
ですが、MISIAさんはリズム感も非常に良いため、ライブもメリハリがはっきりしていてエンターテイナーとしても優秀な事が伺えます。
MISIAさんを超えるような歌唱力を持った日本の女性シンガーが現れるのは、これからも当分ないかもしれませんね。
歌い方は得意のロングトーンが圧巻
MISIAさんの歌い方は、多くのテクニックを駆使して1曲を作り上げるスタイルです。
声の出し方も低音から地声、ミックスボイス、高音になるとヘッドボイスやファルセットも使い、そして超高音のホイッスルボイスなどを使い分けています。
そして1番素晴らしいのは、そういったいくつもの発声法を駆使しているにも関わらず、どこで歌い方を変えたのかわからないほど発声の変化がなめらかで、聴いている方に違和感を感じさない点です。
それができるようになるには、相当な喉の柔軟さや筋力を必要とします。
また、どの歌い方のパートでも声量にムラがないのも特徴で、ちゃんと複式で声が出ている証拠です。
そして、MISIAさんの歌い方で多くの人の心を掴んでいるのは圧巻のロングトーンです。
そこはMISIAさんもちゃんと「売り」として使っている所があって、サビの頭がロングトーンではじまる楽曲が多いのも特徴です。
また、MISIAさんのロングトーンで多くの人の胸を打ったのは、2011年7月27日にリリースされた10枚目のアルバム「SOUL QUEST」に収録された「明日へ」という楽曲です。
東日本大震災復興応援メッセージソングとして制作されたこの楽曲では、復興への想いを込めたMISIAさんの熱唱が話題を呼び、特に楽曲最後の「明日へーー」のロングトーンに多くの人が感動しました。
MISIAさんの復興を願い、応援する気持ちが伝わってくるようですね。
何オクターブ出る?
MISIAさんがデビューした頃、キャッチフレーズとして言われていたのは「5オクターブの音域」でした。
一般的に「2オクターブ半」を超えると「広い音域」と認識されている所があり、「5オクターブ」だと単純にその倍になりますので、キャッチフレーズとしては非常にキャッチーであると思われます。
「5オクターブの歌声」と言われれば、1度聞いてみようとなる可能性も高いでしょう。
その言葉にひっかかりMISIAさんの歌を聴けば、音域の広さなど関係なく、その歌唱力に魅せられてしまうでしょうから作戦としては成功していますね。
では、実際にMISIAさんは5オクターブの音域を使っているかというと、これまでにリリースされたMISIAさんの楽曲のデータを見ると、使われているのは「3オクターブ半」程度でした。
もちろん嘘でつけた「5オクターブ」ではなく、1音1音MISIAさんが出せる音域を測ってみると5オクターブだった、という事でつけられたキャッチフレーズだと思われます。
楽曲を作る上では、ちゃんとメロディーとして破綻しない範囲、歌詞を乗せて聴かせられる範囲、というのが存在するので、それを踏まえた上で楽曲を作った結果「3オクターブ半」に収まっている、という事でしょう。
MISIAさんの歌を聞いている限りでは低音はもっと出せそうだと思いましたので、歌詞入りで4オクターブ近くは歌う事は可能ではないでしょうか。
これからも日本を代表する歌姫として、素晴らしい歌を聴かせてほしいですね。
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