長年俳優や歌手として芸能界を引っ張ってきた加山雄三(かやまゆうぞう)さん。
若い頃は青春映画のスターとして、とても人気がありました。
そのころの加山さんを見てみると、とてもかっこいい写真や動画がズラリ。
そして「似てる」と騒がれているのが沢村一樹(さわむらいっき)さんで、血が繋がっているのではないかと言われるほどです。
それでは、若い頃の加山さんを中心に見ていきましょう。
加山雄三のプロフィール
本名:池端直亮(いけはたなおあき)
生年月日:1937年(昭和12年)4月11日
身長:175cm
出身地:神奈川県茅ヶ崎市
最終学歴:慶應義塾大学法学部政治学科卒業
加山雄三、若い頃は若大将シリーズで映画界のスター
両親ともに俳優という家庭に生まれた加山雄三さん。
父親は上原謙(うえはらけん)さんで、母親は小桜葉子(こざくらようこ)さんでした。
1936年(昭和11年)、上原謙と小桜葉子の結婚式です。素晴らしい美男美女夫婦ですね。この翌年に生まれたのが加山雄三です。 pic.twitter.com/70t2h0MmxG
— 明治・大正・昭和の写真 (@polipofawysu) September 9, 2018
2人とも非常に人気のあるスターで、美男美女。
数日前の徹子の部屋ゲスト加山雄三。
幼少期の家族写真。 pic.twitter.com/Ynpmw902tx— ERIEZA ROYAL (@erieza_royal) September 14, 2023
加山さんも両親に似てかっこよく、成績も優秀だったようです。
猛勉強して2024年現在偏差値が76という超ハイレベルの慶應義塾高校に合格しました。
運動神経も非常に良く、特にスキーの腕前はピカイチ。
神奈川県代表として、慶應大学在学中だった1959年に国体に2度も出たほどです。
マルチな才能を持つ人だったのですね。
大学を卒業後、1960年に東宝に入社した加山さん。
最初に出演した映画は「男対男」で、エレキギターを弾きながら歌を歌っていました。
その翌年にはあの大ヒット作の「若大将シリーズ」がスタートしています。
「売れる」と見込まれて、加山さんが抜擢されたのでしょう。
彫りの深い日本人離れした顔立ちで、青春スターとして大人気を集めました。
最初の若大将シリーズは1961年公開の「大学の若大将」。
初回に加山さんが演じたのは、水泳部のエースでギターも上手な大学生。
星由里子(ほしゆりこ)さん演じる澄子(すみこ)と出会い、お互い惹かれ合うものの青大将が邪魔をします。
色々ありますが、ハッピーエンドになる爽やかな映画でした。
シリーズ1作目から387万人もの観客動員数で、その後も合計17作も続いたそうです。
話の内容は大体いつも同じで、加山さん演じる若大将の田沼雄一(たぬまゆういち)とマドンナが恋に落ち、青大将の田中邦衛(たなかくにえ)さんが2人の邪魔をします。
ワンパターンであるところも、話の筋が予測できて楽しめるためさらに人気になったようです。
時代劇ドラマ「水戸黄門」で、事件が起こって最後に印籠を突きつけ黄門様の正体が公になるのと同じ感覚。
しかしあまりにも「若大将」のイメージが定着していたため、加山さんはイメージ脱却に出ます。
巨匠黒澤明(くろさわあきら)監督の映画「椿三十郎」や「赤ひげ」に出演が決まった時は「俳優という職業でしっかり生きていこう」という気持ちになったのだとか。
そして、驚いたことは「脚本の読み合わせにしても、きちんと役どころの衣装に着替えて小物も身につけた上で行われる」ということだったそうです。
髪型も、時代劇ならチョンマゲも結って見た目も含めて役柄になりきって脚本を読むのを始めていました。
それまでの映画出演とは違っていたこともあり、加山さんは感銘を受けたそうです。
加山さんは、若い頃から俳優業だけでなく歌手としても人気がありました。
高校時代からバンド活動を始め、大学在学中にバンド「カントリークロップス」を結成するなど、音楽をしてきた経験もあったようです。
加山さんはサイドギターとボーカルを担当しており、代表作はなんと言っても1965年発売の「君といつまでも」でしょう。
さて、芸能界デビューにあたっては父親の上原謙(うえはらけん)さんが大反対したのだとか。
両親ともに俳優だったため芸能界入りは理解があると思いきや、意外でした。
簡単に許してくれなかったようですが、加山さんがなんとか説得して芸能界の道へ入ったそうです。
父親が反対するのを素直に聞いて芸能界に入っていなければ、「若大将シリーズ」も「君といつまでも」もこの世に生まれて来なかったでしょう。
加山雄三の若い頃は上品でかっこいい
加山雄三さんは、年齢を重ねても「貫禄のある素敵なおじ様」というイメージがあります。
ゆったりと歌う姿は、おおらかな海の男という感じで穏やかに包み込んでくれる感じ。
若い頃の加山さんを見てみると、また違ったタイプだったようです。
体型もかなり細く、スラッとしており面長の美青年。
育ちの良さが表れているのか、身なりもピシッと決まっておりかなりの好印象でした。
スポーツ万能で、映画でもさまざまなスポーツをしていた加山さん。
運動神経が良い上に音楽もできて、見た目だけでなく能力も含めて「かっこいい」人と言えるでしょう。
当時芸能人のブロマイド写真が販売されていましたが、加山さんのブロマイドは売れに売れたのだとか。
似てると言われるのは沢村一樹
若い頃の加山雄三さんは、面長で彫りが深く日本人離れした顔立ちをしていました。
時は過ぎて、「加山雄三の若い頃って沢村一樹そっくり」「若い頃の加山雄三と沢村一樹は見分けがつかない」と言われています。
画像を比較してみると、なるほど「そっくり」でした。
若い頃の加山雄三と沢村一樹、似すぎだろ pic.twitter.com/ZQdvdF66tI
— Mr.chicken (@REFLECTIONsaiko) September 18, 2022
もし親子だと言われても、誰もが納得するレベルと言えるでしょう。
2人とも眉毛が濃く、目がキラキラして美しいです。
鼻筋がすっと通って、口角の上がり方までとてもよく似ています。
加山さんは、元プロ野球選手の長嶋一茂(ながしまかずしげ)さんにも似てるとも言われているようです。
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