小林 一三(こばやし いちぞう)さんは戦前から戦後にかけて活躍をした実業家で、阪急電鉄を中心とする阪急東宝グループの創業者としても知られています。
グループの会社や宝塚歌劇団の豪華絢爛さに目を奪われてしまいますが、家系も自分の子供たちを他の財閥や実業家と結婚させて日本屈指の一族に成長させました。
今回の記事では小林さんの家系図や松岡修造さんとの関係、妻や子孫について見ていきます。
小林一三のプロフィール
『下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。 そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。』
〜阪急阪神東宝グループ創業者〜
【小林一三】 pic.twitter.com/zpa0nhRE8k— 【あほ】ぴ@ゴリオ【公式】 (@ppp_h_company) August 11, 2021
本名:小林 一三(こばやし いちぞう)
出身地:山梨県
生年月日:1873年1月3日
没年月日:1957年1月25日(84歳没)
位階勲等:正三位 / 勲一等瑞宝章
小林一三の家系図には松岡修造も名を連ねていた
小林一三さんは一代で日本屈指の「阪急東宝グループ」(現:阪急阪神東宝グループ)を築いた一方、財界でもトップクラスの家系を築いた人脈作りの達人でもありました。
この項目ではきらびやかな小林家の家系について見ていきますが、言葉では伝わりにくいので当サイトが作成した家系図をまずはご覧ください。
注:今回の家系図では公の職に就いていない人物は割愛しています。
家系図には一三さんが築いた阪急東宝グループの役職名だけでなく、サントリーやパレスホテルの創業家、さらには貴族議員が名を連ねていることが見て取れます。
子供たちを大企業の一族と結びつける様はまるで戦国時代の政略結婚を思わせますが、新興企業だった小林家にとってはやむを得ない手段だったのかもしれません。
また、二男の辰郎さんを「松岡汽船」の創業家に婿養子として入れ、その孫にプロテニスプレーヤーの松岡修造さんがいる点はネット上でも大きな注目を集めています。
修造さんが良家のお坊ちゃんということは割りと知られていましたが、苗字が違うこともあって関西の雄・小林家の一員であることはあまり知られていません。
しかも、修造さんの母・千波 静(ちなみ しずか)さんは宝塚歌劇団の人気男役なので、まさに経済・芸能のサラブレッドにして世界的アスリートという奇跡の存在と言えます。
以上の点をまとめると、小林家は鉄道やホテル、酒造から芸能までの幅広い職種と才能がひしめき合う華麗なる一族ということがよく分かりました。
小林一三の妻は元芸者だった
この項目では小林一三さんの妻・こうさんが元芸者だった件を見ていきましょう。
前の項目で子供たちを良家と結びつけていると紹介したので、一三さん自身の妻も有力者の令嬢と思いきや、こうさんは芸者をしていたことが明らかになっています。
二人が知り合ったのは一三さんが三井銀行の大阪支店に勤務していたとき。
9歳年下のこうさんは芸者見習いをしていました。
間もなく二人は恋に落ちて熱い日々を送りましたが、一三さんが名古屋支店に異動をしたことで破局をしています。
この異動については別れられない一三さんが別れるために志望したという説があるものの、憶測の域を出ない話なので本当のところは分かっていません。
その後の一三さんは大阪支店に戻り、良家の令嬢と結婚。
しかし、こうさんを忘れることができず密会を続けたこともあって離婚をしています。
1900年10年にこうさんと結婚をして幸せを手に入れた一方、良家の令嬢と離婚をしたことで評判が下がり、1907年に元上司から「証券会社を作ろう」と誘われて銀行を辞めました。
仮に離婚をせず銀行員の出世街道に乗っていれば退職しなかった可能性もあるので、ある意味でこうさんは「阪急東宝グループ」の産みの親と言えるかもしれませんね。
小林一三の子供や子孫は様々な分野で活躍
最後に小林一三さんの子供や子孫の活躍について見ておきましょう。
先に紹介した家系図にある通り、一三さんの息子たちは系列の阪急電鉄や東宝の社長や会長として活躍し、様々な形で日本経済に多大なる貢献をしています。
そんな中、二男・辰郎さんが養子に入った松岡家は経済だけでなく芸能界でも才能を遺憾なく発揮しており、ひ孫の修造さんはスポーツ中継に欠かせない存在になりました。
松岡家の輝きは修造さんにとどまらず、2019年には娘の恵さんが宝塚歌劇団(105期生)として入団し、稀惺(きしょう)かずとの名前でデビューをしています。
うおーー!!!!
松岡修造の娘さんが星組に!!!!
最高!!!!!!!!!!!
稀惺かずとさん!!名前に星が入ってるだけあるね!!うれしー!♡♡ pic.twitter.com/urEcKWO73g— さおりん@宝塚沼 (@Saorin0713) May 7, 2019
一三さんが作った宝塚歌劇団に玄孫(やしゃご)が加入したというのは非常に感慨深いですね。
芸能界に比べると経済界の子孫は取り上げられることが少ないですが、それぞれの分野で活躍をしている様子には天国の一三さんも満足していることでしょう。
これから先、一三さんの子孫がどのような活躍や広がりを見せてくれるのか、今まで以上に関心を持って注目していきたいですね。
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