「エースのジョー」の愛称で親しまれている宍戸錠(ししどじょう)さん。
ふてぶてしい悪役を演じさせたら右に出るものはいない名優の一人です。
2020年1月21日、86歳でその生涯を終えられました。
宍戸錠の妻は元女優?
若い頃は細身で美しい顔立ちだった宍戸錠さん。
日活ニューフェースの第1期生として日活撮影所に入所。
当初は2枚目として活躍していた宍戸錠さんですが、石原裕次郎さんや小林旭さんなど強力なライバルとの差別かのために頬にシリコンを入れる手術を受けました。
それ以降はさっぱりとした二枚目ではなく、アクの強い悪役としての出演が増えました。
悪役への転向に成功した宍戸錠さん。
ふくらんだ頬は宍戸錠さんのトレードマークとなっていましたが、2001年に摘出手術を受け話題となりました。
そんな宍戸錠さんが結婚したのは1962年。
相手の女性は宍戸錠さんと同じく日活で女優をしていた游子さん。
結婚後はエッセイストやテレビコメンテーターとして活躍していた游子さん。
朝日新聞の「ホームドクター」で連載を持ち、書籍を出版するなど精力的に活動をしていました。
ですが、2008年に癌が見つかり胃を全摘する手術を受けています。
その後も闘病生活を送っていたそうですが、2009年には肺への転移が見つかり2010年4月に帰らぬ人となっています。
宍戸錠に息子は二人いる?
宍戸錠さんの息子として有名なのが俳優の宍戸開さん。
1988年の「武田信玄」で俳優としてデビューし、翌年の映画「マイフェニックス」で初出演を飾ると日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。
その後も多くのテレビや映画で活躍しています。
親子二代で「くいしん坊!万才」のリポーターとなった時には大きな話題となりました。
宍戸開さんは俳優として活躍する一方、五影開という名義で写真家としても活躍中です。
実は宍戸錠さんには宍戸開さんの他にもう一人息子がいるんです。
次男の名前は宍戸表(ひょう)さんといい、宍戸開さんのマネージャーをされているそうです。
ちなみに宍戸錠さんも宍戸開さん、宍戸表さんも全員本名です。
三人の名前をつなぐと「鍵を開けて表に出る」という意味になります。
シシドカフカは宍戸錠の娘?
ドラムを叩きながら歌うという独特のスタイルで人気のシシドカフカさん。
身長の高さと美貌を活かしてモデルや女優など活動の幅を広げ、同性からも絶大な支持を得ています。
名字が「シシド」ということで宍戸錠さんの娘では?という声もあるようです。
確かに宍戸錠さんには娘が1人います。
ですが、シシドカフカさんは宍戸錠さんの娘ではありません。
宍戸錠さんの娘は宍戸史絵さん。
現在は「紫しえ」とうい名前でエッセイを執筆したり、講演を行ったりしています。
また、宍戸錠さんのマネージャーも行っています。
エッセイストに講演者、マネージャーと多忙な日々を送る宍戸史絵さん。
今の元気な姿からは想像がつかないかもしれませんが、1993年に子宮頸がんが見つかり闘病していた過去があります。
母の游子さんも癌で亡くなっていることから、癌になりやすい家系なのかもしれません。
二年間に渡る闘病の末、仕事に復帰した宍戸史絵さん。
その後は癌が再発している様子はなく元気に活動を続けています。
宍戸錠の家が火事に?
1964年に土地代だけで3億円という豪邸を建築した宍戸錠さん。
家族5人の思い出が沢山つまった住処でしたが、2013年2月4日に火事により全焼してしまいます。
既に子供達も独立しており、妻の游子さんが亡くなってからは豪邸で一人暮らしをしていたという宍戸錠さん。
俺は外出の際、暖房類のスイッチを切るし、コンセントまで抜いています。
自分としては“放火”じゃないかと思ってね…
と火事の原因について放火されたと語っています。
ですが警察の調べでは不審者が侵入した形跡はなかったそうです。
その後、消防署の調べにより電熱器のコードから火が出たことが分かっています。
家を建て直す気はないようで、今の宍戸錠さんは家賃12万円の賃貸マンションで一人暮らし。
とはいえシステムキッチンが付いた約60㎡の2LDKと一人暮らしには十分な設備と広さ。
一時代を築いた大スターが余生を過ごす住いとしては少し寂しい気もしますが。
宍戸錠が死去。晩年の様子
2020年に逝去された宍戸さん。
ドラマや映画はもちろんの事、バラエティーにも良く出演していた宍戸錠さん。
晩年は、その姿を見かける機会が少なくなっていました。
2006年には虚血性心不全のため冠状動脈カテーテル・バルーン手術を受けるなど体調があまり良くなかったのでしょう。
蓄えは十分すぎるほどあるでしょうから今はマンションで悠悠自適な生活を送っていたとのこと。
1日3食が近所のコンビニ弁当だったと言われる宍戸さん。
亡くなる直前まで行きつけのコンビニで目撃されていましたが、急な訃報となりました。
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