木村沙織はなぜ天才？出身高校はどこ＆妹も東レで活躍？残した名言とは

女子バレーボール界にはこれまでに多くの名選手がいますが天才と呼ばれるのは木村沙織（きむらさおり）さんだけ。
木村沙織さんがいなくなった今後のバレーボール界は一体どうなってしまうのでしょうか。

木村沙織が天才と呼ばれる所以は？

「東洋の魔女」と呼ばれ1964年に開催された東京五輪では金メダルを獲得するなど輝かしい歴史を持つ女子バレーボール。
これまでに多くの名選手を輩出してきました。

そんな中で歴代最高の名選手と言われているのが木村沙織さん。
天才と評価する声も少なくありません。

木村沙織さんが凄い選手である事は素人目で見ても分かりますよね。
ですが、大林素子さん、中田久美さん、栗原恵さんなどこれまでにも多くの名選手がいました。

では木村沙織さんと他の選手の違いは一体どこにあるのでしょうか。

木村沙織さんが天才と呼ばれる最大の理由は「どのポジションもこなせる」ということ。
バレーボールではスパイカーはレシーブが苦手などポジションによる得手不得手があるもの。

ですが、木村沙織さんは世界トップレベルのスパイカーでありながらレシーブ力も高く評価されています。
まるで漫画から飛び出てきたかのようなオールラウンドプレーヤーだから天才と呼ばれているようです。

天才と言われる木村沙織さんですが才能だけでトッププレーヤーの地位を築いたわけではありません。
木村沙織さんの中学・高校時代の後輩、冨永こよみさん「1人で黙々と練習する努力家でもある」

中学入学時は163cmしかなかった木村沙織さん。
入学してから3年間で15cmも身長が伸び、担当するポジションも変わっていったと言います。

日本代表のスパイカーの多くが幼少期から背が高い人が殆ど。
そのためスパイカー以外のポジションをする事は無いに等しかったはず。
木村沙織さんがハイレベルなオールラウンダーとなったのはポジションが変わる毎に必死に練習したからなのでしょう。

「努力に勝る天才なし」という言葉がありますが、木村沙織さんは「努力もする天才」。
歴代最高の選手と言われるのも納得ですね。

共にバレーボール経験者だった両親の影響もあり小学2年生からバレーボールを始めた木村沙織さん。
6年生の時に東京新聞杯で優勝した実績を買われたのか、中学校は名門の成徳学園中学校に進学。

バレーボールの名門でも主力だった木村沙織さん。
全日本中学校バレーボール選手権大会の優勝やアクエリアスカップでJOC杯で受賞するなど注目を集めました。

その後、成徳学園高校に進学すると2年生にして主力に成長。
春高バレーの2連覇や全国私学大会で大会初となる3連覇に大きく貢献。

高校生にして日本代表に選出されるなど「スーパー高校生」としてブレイク。
以後、日本バレーボール界に欠かすことが出来ない名選手となりました。

木村沙織さんは高校卒業後、東レアローズに入団。
開幕戦から出場するなど即戦力として期待されていました。

デビュー戦にも関わらずチームトップとなるアタック決定率を記録するなど期待に見事に応える結果を残します。
その後も年間を通じてアタック決定率がリーグ6位、サーブ効果率はリーグ9位という好成績を残し新人賞を受賞。

天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝やプレミアリーグで女子史上初となる3連覇など東レアローズの黄金期を支えた木村沙織さん。
個人としてもMVPや3年連続ベスト6賞、Vリーグ日本記録賞（最多得点部門）など多くの賞を受賞。

名実ともに日本を代表するバレーボーラーとして大活躍した木村沙織さん。
実は妹の木村美里さんも2010年から東レに所属していたんです。

木村美里さんは姉の木村沙織さんと同じく成徳学園高校を経て東レアローズに入団。
161cmと小柄な木村美里さんはリベロとして活躍。

アジア競技大会の日本代表に選出される名選手でしたが2018年4月に東レアローズを退団しています。
退団後の詳細は不明なので東レの社員として勤務しているのかもしれません。

天才と称される事が多い木村沙織さん。
底抜けな明るさで「天然」と言われることもありますがこれまでに多くの名言を残しているんです。

そこで木村沙織さんが残した名言をいくつか紹介したいと思います。

「努力ってしたことがないんです」
「出来ないことがあったら、出来るまで練習するのは当たり前」

これは多くの人が頭ではわかっていても実行する事は相当難しいこと。
それを当然の事のように語る木村沙織さん。

努力を努力と思わない所も天才と呼ばれる所以なのかもしれませんね。

長年、トップアスリートとして活躍してきた木村沙織さん。
日本中の期待が大きなプレッシャーとなった事もあったはず。

そんな時に根拠のない自身が木村沙織さんを支えてくれていたのでしょう。
何も実績がない人の言葉だと軽く聞こえますが、木村沙織さんの発言だと思うと重みが違いますよね。