「辰兄」の愛称で親しまれている梅宮辰夫(うめみやたつお)さん。
長年のガン闘病の末、永眠されました。
梅宮辰夫の奥さん、クラウディアとの出会い
実家が開業医だった事から後継ぎになる事を期待されていたという梅宮辰夫さん。
早稲田高校から医学部への進学を目指すも不合格となったため日本大学の法学部へ進学。
大学在学中だった1958年に銀座でスカウトされて東映のオーディションに参加。
見事合格した梅宮辰夫さんはニューフェイスの5期生として東映に入社することになりました。
1959年に映画「少年探偵団 敵は原子潜航挺」でデビューした梅宮辰夫さん。
その翌年に東映の若きスターだった波多伸二さんが急逝。
新たなスター候補として名前が挙がったのが東映ニューフェイス6期生の亀石征一郎さんと梅宮辰夫さん。
多くのスタッフが亀石征一郎さんを推していたそうですが当時、東映のプロデューサーだった岡田茂さんの鶴の一声により梅宮辰夫さんが次世代のスターとして売り出される事になったそうです。
東映による今でいう所の「ゴリ押し」によって大々的に売り出された梅宮辰夫さん。
当初はアクション映画や任侠映画など硬派な役を演じていましたが派手になった私生活に合わせるようにプレイボーイな役も演じるようになりました。
名実ともに東映のスターとなった梅宮辰夫さんは女性から絶大な人気。
その人気は今の芸能人とは比較にならない程だったそうです。
そんな梅宮辰夫さんは1968年12月に銀座のクラブでナンバーワンだったホステスの女性と結婚。
ところが翌年の2月に女性が流産してしまった事で夫婦仲が冷めてしまい同年5月に離婚。
それから3年後の1972年に現在の奥さんであるクラウディアさんと結婚しています。
梅宮辰夫さんは再婚ですが実はクラウディアさんも再婚でした。
クラウディアさんは梅宮辰夫さんと結婚する前に日本人の男性と結婚するも離婚しているんです。
クラウディアさんは離婚後にホステスをしていたそうで梅宮辰夫さんと出会ったのも高級クラブでした。
梅宮辰夫さんの実家が開業医という事もあって、梅宮辰夫さんの母は女医と結婚する事を希望していたそうです。
そのため当初は梅宮辰夫さんとクラウディアさんの結婚に反対だったようです。
ところがクラウディアさんの妊娠が発覚して結婚を承諾。
そして生まれたのが梅宮アンナさんです。
それまでは「夜の帝王」と呼ばれるほど夜遊びが激しかった梅宮辰夫さん。
梅宮アンナさんが生まれた途端にイクメンに変身。
温厚な刑事や脇役等、演じる役も大きく変わった梅宮辰夫さん。
これほどまでに長く俳優として第一線で活躍できるのもクラウディアさんとの結婚したおかげかもしれません。
梅宮辰夫は膠原病と闘病
1974年の睾丸腫瘍を始めこれまでに6度の癌を経験していた梅宮辰夫さん。
2019年1月には左腎盂尿管癌の手術により現在は週に3回、1回あたり4時間の人工透析を受けていたそうです。
そんな梅宮辰夫さんに膠原病という噂もありました。
ところが詳しく調べてみると膠原病となったのは梅宮辰夫さんではなくクラウディアさんで。
クラウディアさんは膠原病の治療によって骨がもろくなってしまい車椅子で生活していたそうです。
ですが現在は病状も大分改善されたようで杖を使って歩けるまでに回復。
2019年5月29日には梅宮アンナさんがInstagramでクラウディアさんとアメリカに旅行した事を明かしています。
かつては難病として知られた膠原病ですが近年では医学の進歩により罹患後の生存率は劇的に改善しています。
クラウディアさんも少しずつではありますが確実に体調が良くなっているようです。
梅宮辰夫が死去
週に3回という人工透析により活動が大きく制限されていた梅宮辰夫さん。
2019年5月30日に梅宮アンナさんのInstagramで姿を見せると激やせした姿が大きな話題となりました。
夫婦で闘病中という事もあって自宅マンションは引き払い別荘で隠居生活を送っていたと言われています。
長らくメディアにその姿を見せなかった梅宮辰夫さん。
このまま芸能界から引退という噂も囁かれていました。
ですが2019年7月9日に1年10か月ぶりとなるドラマへ復帰。
梅宮辰夫さんが出演したのはドラマ「やすらぎの刻〜道」で監督を務めたのは40年来の友人である倉本聰さん。
令和となって初のドラマ出演で人生初となる幽霊役という事が大変注目を集めました。
最期まで役者人生を全うした梅宮さんの生き様は、今後も映像とともに語り継がれていくことでしょう。
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