来生たかおの性格は暗かった＆声に色気！薬師丸ひろ子・山口百恵に曲提供＆休養から復帰

デビューして40年以上になるシンガーソングライターの来生たかお(きすぎたかお)さん。

今回は来生たかおさんの性格や声に迫ってみました。

薬師丸ひろ子さんや中森明菜さんに提供したヒット曲は有名ですが、山口百恵さんにも隠れた名曲を書いています。

また、2016年10月からの1年間の休養についてもお送りします。

来生たかおは暗い性格だった？

生まれ変わるとしたら人間以外なら何でもよいと語る来生たかおさん。

日頃から、何かとネガティブな言動が多いそうです。

朝起きた時に心の中で「生きているんだな」とつぶやいたり、あと何回オリンピックを観られるかを考えたり。

2023年で73歳を迎えるため、寄る年波のせいなのかと思いきや、そうでもなさそうです。

姉・来生えつこさんによると、幼い頃から薄ぼんやりとした子で、「えんぴつ」を「いちんぷ」、「きなこ」を「こなき」、「あぶく」を「ぶくわ」、「おひる」を「おへる」と言うなど、言葉を間違えて覚えていたといいます。

来生たかおさん自身は「いちんぷ」は覚えていないけれど、「こなき」と言っていたことは覚えていると認めていることから、これらはネタではないのでしょう。

また、内弁慶でシャイな性格であることは本人も認めており、自宅を一歩出るとおとなしくなるのだとか。

自らを対人恐怖症気味で厭世的な人間と言っている通り、音楽番組などのトークは苦手なのだそう。

『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』など多くの歌番組に出演してきましたが、満足にパフォーマンスできたことはないとのことです。

自分は歌うより曲を書くほうが向いていると語る一方で、自分の曲の細かなニュアンスを知りつくしている自分が歌いたいとも発言しています。

メロディメイカーとしての評価が高いだけでなく、シンガーとしての表現力もすばらしいですね。

ビブラートをかけない真っ直ぐな声は甘くて心地よく、ほんのりとした色気があります。

井上陽水さんのようなどこか妖し気な色気とはまた違った、穏やかで品のあるセクシーさがファンに人気のようです。

1981年、映画・主題歌ともに大ヒットした薬師丸ひろ子さん主演の『セーラー服と機関銃」。

当時は映画主題歌を主演女優が歌うスタイルはめずらしく、薬師丸ひろ子さんにとってはこれが歌手デビューとなりました。

映画のプロデューサーに頼まれて書いた３曲のうち、一番自信がなかった曲でした。

しかしプロデューサーが選んだんです。

しかも、もともと僕が歌う予定だったのに、薬師丸ひろ子さんが歌うことに。

引用元：来生たかお、『夢の途中』は「一番自信なかった曲」　漫画家・さくらももこ氏とコラボアルバムリリース

自分のための曲だったので、女性のデビュー曲にはハードルが高すぎるのではないかと考えたそうですが、薬師丸ひろ子さんの確かな音程を聴いて安心したと述べています。

薬師丸ひろ子さんが来生たかおさんのファンだったこともあり、競作シングルとして「セーラー服と機関銃」「夢の途中」がリリースされ、ともに大ヒット。

曲の提供先は女性歌手が多かった来生たかおさん。

山口百恵さんもその一人です。

来生えつこさん作詞、来生たかおさん作曲による「おだやかな構図」収録のアルバムがリリースされた約半年後に、山口百恵さんは三浦友和さんとの交際を発表。

そして翌年に婚約発表を経て引退してしまいました。

「おだやかな構図」の歌詞にある、愛する男性とおだやかな時間を過ごす場面と引退劇が重なって、とても印象深い曲です。

2016年10月末を最後に、来生たかおさんはしばらくライブ活動を休止していました。

40年にわたり曲作りを続けて、当時は65歳。

ツアーを終えたら休養をとりたいという発表が本人からあったようです。

まずは音楽を離れ、古い日本映画やヨーロッパ映画の鑑賞三昧の日々を送っていたのだとか。

さて、小生、来生たかおは、昨年10月30日、横浜関内ホールでのコンサートを終え、休養に入りました。

（中略）決して具合が悪いということではなく（まあ、この年齢になれば、あちらこちらガタガタですが）、強いていえば、それほど深刻ではない“煮詰まり”です。

引用元：来生たかお　公式ブログ

休養期間はおよそ1年2カ月。

その後は、2017年12月25日のクリスマスコンサートで無事に復帰しています。

今後も体調に気をつけて、心に染み入るような切ないメロディを紡ぎ続けてほしいものです。