『自殺サークル』や『冷たい熱帯魚』などセンセーショナルな作品を次々と発表し、鬼才と称される園子温(そのしおん)監督。
海外での受賞歴も多く、ワールドワイドに評価が高い日本人監督の一人です。
嫁はあの話題作に出ていた女優ですが、夫妻に子供はいるのでしょうか。
また国籍はどこか、日本人なのかと思われるのは変わった名前だけのせいではないようです。
厳格だった父親との関係についても踏み込んでいきたいと思います。
園子温のプロフィール
本名:園子温
生年月日:1961年12月18日
出身地:愛知県豊川市
最終学歴:法政大学文学部(中退)
園子温の嫁はあの女優!子供はいる?
バイオレンスやエロスを描いた過激な作品を多く手がけてきた園子温監督。
好き嫌いがはっきり分かれる映画監督といえるでしょう。
1961年12月18日、愛知県豊川市に生まれ、豊橋東高校在学中に詩人デビュー。
『ユリイカ』などの専門誌で「ジーパンをはいた朔太郎」の異名をとりました。
映画制作を始めたのは、法政大学入学後からです。
嫁は神楽坂恵
神楽坂恵さんは園監督の『冷たい熱帯魚』『恋の罪』などに出演した女優です。
1981年9月28日生まれですから、20歳の年の差夫婦。
グラビアアイドルとしてデビューしたのち女優に転向し、『冷たい熱帯魚』では吹越満さん演じる主人公の妻役を好演しました。
出会いは2009年、監督が知人に誘われてバーに行き、紹介されたとのこと。
監督はその場で自分の映画に出てほしいと懇願。
運命を感じる符合があったとのちに明かしています。
それは監督の母親の名前と恵さんの本名が同じだったこと。
母親は「いずみ」で、恵さんは「いづみ」。
やがて交際がスタートし、2011年11月11日に結婚しました。
イオンシネマ豊川で、とよかわ広報大使・園子温監督と主演の神楽坂恵さんが映画「ひそひそ星」の舞台挨拶を行いました。挨拶では、映画誕生の秘話や撮影エピソードと合わせ「豊川市を舞台にした映画を制作したい」と話し、来場者を喜ばせていました。 pic.twitter.com/dqK5MU5R0W
— 豊川市役所 (@toyokawa_city) 2016年7月2日
神楽坂恵さんは2023年現在、映画製作会社・シオンプロダクション社長としての業務が中心になっているようです。
大好きな妻を撮る幸せ
結婚発表後も、たびたび妻の恵さんを作品に出演させている園監督。
2016年の『ひそひそ星』は、恵さんが主演を務めたことで話題になった作品です。
当初は裏方として関わっていた恵さんでしたが、「やっぱり彼女じゃないと」という監督の決断で出演が決定しました。
妻が主演を務めることには照れもあったそうですが、この作品はシオンプロダクションの1作目となる自主映画。
興行のことはいったん置いておいて好きなものを作りたかった監督は、主演女優も本当に好きな人でやりたかったのだとか。
そうした思いがあったからか、撮影中はかなり楽しかったようです。
愛する奥さんが相手だと、やはりいつもと違う気持ちになるみたいですね。
たとえば、スチール写真1枚1枚を見る度に、かわいいなあと思っちゃう。そういうことも含めて良かったなと。普通の女優だったらそんなことはしない。
撮影中は、かわいいペットの写真を見るような感覚もあったそうです。
だとすると、終始ニコニコしながら働いている姿が想像できます。
仕事とはいえ、普段よりも癒される時間が多かったのではないでしょうか。
このエピソードからは、奥さんへの深い愛情が伝わってきます。
本当に好きな人と一緒に楽しみながら仕事ができるのは、素晴らしいことですね。
ラブシーンを見るのは複雑な気持ち?
大好きな奥さんとの撮影は、いつもよりテンションが上がっていそうな園監督。
ですが、ラブシーンのある作品だと、喜んでばかりもいられないようです。
2013年の『地獄でなぜ悪い』は、奥さんと國村隼さんの濃厚なキスシーンがありました。
撮影中は「もっと」と熱心に演出していたものの、そのあとでなんともいえない気持ちになったのだとか。
撮影のときは大丈夫だったんだけど、編集からちょっとアカンくなってきて……
いいシーンのために熱くなっているときは気にしなかったものの、少し落ち着いて編集作業をしていると、いろいろ考えてしまったのかもしれませんね。
その後、奥さんと一緒にこの作品を見たときも、キスシーンのところだけ下を向いてしまったそうです。
直視できないほどとなると、かなり気にしていた可能性がありますね。
このエピソードも、奥さんに対する愛情の強さがよくわかるものです。
溢れんばかりの好意を寄せられる恵さんとしては、とても嬉しいのではないでしょうか。
子どもが誕生して間もない頃に救急搬送
園子温監督は、2019年2月7日に心筋梗塞を発症して救急搬送されています。
当時は心配するファンの声がSNSに多く寄せられましたが、一命を取りとめて無事に退院。
映画制作への情熱をみせてくれました。
園子温が退院「これからも、作品をつくり続けます」、心筋梗塞で2月7日に緊急搬送(コメントあり)https://t.co/p7nZJBV1Sf
#園子温 pic.twitter.com/LiuGZ6UsYw
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2019年2月21日
入院時、園子温監督には第一子が誕生したばかりでした。
妻の神楽坂恵さんは同年2月5日に女児を出産。
出産直後の恵さんにしてみれば生きた心地がしなかったでしょう。
子どもに関する情報は公表していないようですが、退院後は親子で幸せに暮らしているものと思われます。
園子温の国籍は?日本人?
園子温監督は愛知県の豊川稲荷にほど近い豊川仲町の生まれです。
「園子温」という名字1字、名前2字のめずらしい響きから、国籍や日本人なのかということに関心が持たれていますね。
ウィキペディアには国籍は日本とありました。
ちなみに妻の神楽坂恵さんも日本国籍と記載されています。
監督は取材で家族の名前を明かしたことがあり、それらの読みが「ロカ」「アリック」「エリカ」といった日本人離れした名前だったことも外国人説が浮上した一因といえそうです。
実家はかつて大地主で、地元では有名な名家なのだそう。
もともと園家は江戸時代に住職と尼が駆け落ちしたのが始まりらしいとも話しています。
おそらく歴史の古い家なのでしょう。
これらを合わせて考えてみると、国籍は日本とみてよさそうです。
園子温の父は厳格を通り越してる?
育った家庭を『犬神家の一族』のようだったと振り返る園子温監督。
人生に立ちはだかった最初の壁は父の存在だったようです。
父・音巳(おとみ)さんはすでに他界していますが、大学の英語の教授で亭主関白な性格でした。
母も教員だったため、かなり厳格な家庭だったようです。
例えば、脚を組んだだけで叱られる。
勉強机は監視のできる廊下に置かれる。
さすがに毎日がつらくて、このままでは両親に押しつぶされるという危機感から故郷を離れました。
親の重圧から逃れたのですね。
行動に移せるか移せないかの違いはありますが、これはよい選択だったと思います。
あと、今朝の「ボクら」で園子温監督が「父親(大学教授)がすごい厳しくて、大人になってさえ「なんで赤いTシャツなんて着てんだ。ふしだらだ!」って怒られた」と独創的すぎる色使い&コーディネイトの服装で言ってたのがなかなかだった。
理不尽な抑圧ってだいたい反動として出るよね— TKD48 (@shake_iine) 2015年11月22日
度を越した父の厳しさへの反抗心は映画づくりのエネルギーにもなったのでしょう。
自分の中の体面や良い子の部分を捨て去って、純粋に映画を撮らなければ輝きにはたどり着けないという境地に達したそうです。
やや遅めの結婚になったのも、父のようになるかもしれないという恐れがあったからだとか。
一般的によく知られる園子温監督作品は、日本中を震撼させた事件をモチーフにしたものが多いと思います。
ですが、ヒューマンドラマ『ちゃんと伝える』や、原発事故を描いた『希望の国』なども必見です。
どの作品にも共通しているのが強烈な余韻が残るというところでしょうか。
ますますの園ワールドに期待です。
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