唯一無二と言える作風で大人気の島本和彦(しまもと かずひこ)さん。
アニメ化や実写化された作品が多いことからも人気の高さが分かりますよね。
島本和彦の奥さんはどんな人?
島本和彦さんの漫画と言えば独特のタッチと暑苦しいまでのキャラクターが大人気。
熱狂的なファンが多くアニメ化や実写ドラマ化された作品も多数。
漫画の連載だけでなく「まんが甲子園」の審査員やコミケへの出展、ラジオパーソナリティーなど多方面で活躍。
2019年4月には父が経営していた2つの会社を引き継いで社長に就任した事も大きな話題となりました。
昔と違って最近では顔出しを避ける漫画家が増えてきています。
ですが島本和彦さんはサービス精神が旺盛なのか、目立ちたがり屋なのかイベント等に積極的に出演。
その一方でプライベートについては多くを語っていません。
有名なのは自分だけで家族は別、という線引きをしっかりしているという事なのでしょうか。
そこで気になる島本和彦さんの奥さんの情報。
調べてみても名前や年齢など詳しい情報は見つかりませんでしたが過去に銀行に務めていた事があるそうです。
大学在学中に漫画家デビューをしたため会社勤めの経験がなかった島本和彦さん。
そのため父の会社を継ぐ際には奥さんに相談をしたそうです。
また、島本和彦さんには子供が5人もいる事が分かりました。
漫画家の夫を支えながら5人の子供を育てるなんて奥さんも島本和彦さんに負けず劣らずの傑物のようです。
島本和彦は集英社にも持ち込みをしていた
大阪芸術大学在学中に週刊少年サンデーで漫画家デビューした島本和彦さん。
これまでに多くの漫画を連載していますがその多くが小学館が発行する雑誌ばかり。
小学館一筋と思える島本和彦さん。
ですが過去には集英社に漫画を持ち込んだ事があったんです。
長らく漫画雑誌の頂点に君臨する週刊少年ジャンプ。
漫画家を目指す人なら週刊少年ジャンプで連載を持ちたいと思うのは当然でしょう。
ただ島本和彦さんは小学館と集英社が非常に近くにある事から両社に持ち込みをしています。
その結果、小学館の方に「脈あり」と感じたそうです。
最初の持ち込みでは好感触だったものの受賞には繋がらず。
この悔しい気持ちをバネにして描き上げたのが「必殺の転校生」。
同作は佳作を受賞しその後、「炎の転校生」と形を変えて週刊少年サンデーで連載開始。
「炎の転校生」はOVA化やドラマ化されるなど島本和彦さんの代表作の1つとして知られています。
島本和彦さんの作風は週刊少年サンデーだから活かす事が出来たと言っても過言ではありません。
もし集英社で連載を持っていたら全く別の作風になっていた可能性も大いにあります。
そう考えると集英社よりも小学館で連載を持てた事は幸運と言えるでしょう。
なお、「島本和彦」というのはペンネームで本名は「手塚秀彦」。
漫画家で「手塚」と聞くと誰もが手塚治虫さんを思い浮かべるため遠慮して「島本和彦」というペンネームにしたそうです。
また、自身の作品が「手塚漫画」と言われる事を避けるというのも理由のようです。
島本和彦が江川達也を酷評?
おそらく近年の漫画家としては最も顔を知られている江川達也さん。
最近では漫画家だけでなくコメンテーターとしても活躍していますよね。
「まじかる☆タルるートくん」や「東京大学物語」など多くのヒット作を世に送り出した江川達也さん。
間違いなく日本漫画界の歴史に名を残す漫画家の一人です。
そんな江川達也さんを島本和彦さんが酷評し大きな話題となりました。
この出来事のきっかけとなったのは江川達也さんが特撮エースで連載していた「仮面ライダー THE FIRST」。
「仮面ライダー THE FIRST」が背景が殆ど真っ白でキャラクターも下書きレベルというクオリティで掲載されていた事を島本和彦さんは自身のラジオ番組で激しく批判。
江川達也さんの漫画家としての姿勢だけでなく、こんなレベルで掲載した編集者も酷評しています。
仮面ライダーの生みの親である石ノ森章太郎さんを師と仰ぐ島本和彦さん。
共著や執筆を任されるなど深い関係にありました。
それだけに江川達也さんの一連の出来事を許すことが出来なかったのでしょう。
島本和彦さんの批判が石森プロにも伝わったのか「仮面ライダー THE FIRST」の単行本化を許可しなかったそうです。
きっと江川達也さんにとって思い出したくない出来事となったはず。
ただ、それは島本和彦さんにとっても同じようでTwitterで次のように呟いていました。
頼むから江川さん関連で私の北海道地方ローカルAM深夜ラジオで喋ったネタ蒸し返すのもう勘弁してくれないかな〜〜アレはさ、北海道民限定向けの喋りだったからなぁ……
— 漫画家島本和彦冬コミ3日目(30日)月曜日 南ナ10ウラシマモト (@simakazu) 2016年10月6日
きっと島本和彦さんはこれほど大事になるとは思っていなかったのかもしれません。
自分で思っているよりも島本和彦さんの影響力が大きいという事なのでしょう。
島本和彦と岡田斗司夫の対談が話題
今では日本が世界に誇るカルチャーとなったオタク。
そのオタクのキング「オタキング」を自称するのが岡田斗司夫さん。
岡田斗司夫さんは根暗というイメージだったオタクの地位向上に貢献。
今では尊敬の念を込めて「オタクのカリスマ」や「オタクの教祖」とも呼ばれています。
これほどまでに絶大な影響力を誇る岡田斗司夫さんは当然ながらただのオタクではありません。
「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」を製作した株式会社ガイナックスの創設者の1人であり初代社長。
ガイナックス退社後は東京大学の非常勤講師や大阪芸術大学の客員教授を歴任。
現在は株式会社オタキングと株式会社クラウドシティで代表取締役を務めています。
そんな岡田斗司夫さんと島本和彦さんが初めて出会ったのは1990年頃。
島本和彦さんの作品「炎の転校生」のOLAを株式会社ガイナックスが製作する事になったことがきっかけでした。
その後も二人の交流は続き2012年から2014年にかけて二人で対談イベントを開催。
旧知の仲である二人ならではのトークが評判となりチケットはプレミア化。
チケットを手に入れる事が出来なかった人のためにDVDが発売されるほど。
島本和彦さんが会社の経営に重点を置くようになったためか2014年を最後に対談イベントは実施されていません。
ですが、岡田斗司夫さんは今も島本和彦さんを気にかけているようでTwitterでエールを送っています。
島本和彦、カッコいい!! https://t.co/ibJ34ybFJJ
— 岡田斗司夫@オタキング (@ToshioOkada) 2019年6月30日
島本和彦さんと岡田斗司夫さんが仕事上の付き合いではなく心が通い合った仲である事が分かります。
また二人の対談が実施されたら大きな話題となる事は間違いありませんね。
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