杉下茂の現在。名球会に入れない理由と真相。戦争や手榴弾の練習で投手として成長?

2021年現在、96歳を迎える杉下 茂(すぎした しげる)さんは大正生まれの数少ないプロ野球OBとして今なお存在感を放っています。

最近は球界のレジェンドが亡くなる知らせが多く、健康状態を心配するファンが多いそうです。

今回は杉下茂さんの現在の様子、名球会に入れなかった件や戦争のエピソードを見て行きます!

杉下茂は現在も臨時コーチとしてブルペン入り


1925年生まれで、2021年は96歳になる杉下茂さんの元気な様子について見て行きます。

杉下茂さんはかなりの高齢になったので健康面を心配するファンも多いですが、現在も以前と変わらず元気に中日ドラゴンズの投手を指導をしていました!

2019年2月のキャンプなので93歳当時の姿ですが、背筋も「ビシッ!」と伸びて元気そうです。

中日ドラゴンズの春季キャンプが沖縄で開催されるようになって20年以上が経ちますが、杉下茂さんは毎年「臨時投手コーチ」として初日から参加されているそうです!

とても90歳を超えた様には見えませんが、健康の秘訣を取材で答えているシーンがありました。

適度に肉を食べるのは若さの秘訣とも言われていますが、何と言っても杉下茂さんの若さや元気の秘訣は若い選手と関わりや現場に経ってバリバリ活動している事でしょう。

やはり「生き甲斐」が有るのと無いのでは日々の活力に違いが出てきますし、誰かから自分を求められるという”人との繋がり”が元気の秘訣なのかも知れません。

それにしても杉下茂さんの姿勢の良さは”さすがアスリート”と感じずにはいられませんでした。

杉下茂が名球会に入れなかった理由

次は球界のタブー(?)である杉下茂さんが名球会メンバーでない理由を見て行きます。

名球会は金田正一さんらが発起人になった「昭和名球会」が始まりであり、当時の名称を見て分かる通り「昭和」というキーワードを使って世代(年号)の区別をしています。

名球会への入会条件には成績以外にも「昭和生まれ以降」というルールがあり、大正生まれの杉下茂さんや赤バットで知られる川上哲治さんも入会条件を満たしていません。

これについて金田正一さんらが主導権をにぎるために「昭和」を入れたと言われていますが、もしかするとここまで大きな組織になるとは想像していなかったのかも知れません。

また、自分たち後輩が作った会に偉大な先輩を招くのは逆に失礼かもしれませんよね。

現在の名球会は平成生まれの選手が多く加入するなど若返りが進んでおり、会員が日本各地に出向いてイベントや野球教室を開催して野球の普及を進めています。

大人たちはまだしも、子供たちに名球会会員の凄さが分かるかどうかは疑問ですね(笑)

広澤克実さんは名球会の”昭和ルール”について「理解できない」と疑問を投げかけ、野茂英雄さんは会合で「何をする組織なのか?」と活動に疑念を持っています。

ようやく”昭和から昭和以降”に入会ルールが変わるなど改革も進んでいますが、そろそろ抜本的な改革や新しい組織を立ち上げる時期になって来たのかも知れませんね。

戦争や手榴弾を投げる練習が名投手・杉下茂を生んだ

次に杉下茂さんの戦争体験や手榴弾のエピソードを見て行きましょう。

大正14年生まれの杉下茂さんは太平洋戦争中の昭和19年3月に帝京商業学校(現在の帝京大学中学・高校)を卒業し、旧日本軍に召集されて12月に陸軍(事務職)に配属されました。

杉下茂さんは幹部候補生試験に合格していたエリートで、中国(南京)の予備士官学校に行く予定で日本を離れましたが、戦局の悪化や書類の紛失もあって倉庫番になりました。

軍隊で手榴弾を投げる訓練がありましたが、これは野球経験があったから選ばれたそうです。

戦法として匍匐(ほふく)前進をした体勢で投げなければならず、野球の球とは全然違う鉄の塊を投げることから親戚の沢村栄治さんは肩を故障してしまったそうです。

一方の杉下茂さんは過去に軟式から硬式に変わった際に重い球を無理に投げてヒジを故障した経験があり、今回の手榴弾の訓練でヒジを真っすぐ伸ばす投げ方を身に付けました。

さらに、手榴弾を投げる訓練によって肩が強化されて以前とは比べ物にならない速球を投げられるようになり、高校時代のあだ名「弱肩の茂」を返上することが出来ました。

食事面も日本に居た頃より豊富で毎日のように”トンカツ”を食べられたそうです!

しかも、現地では3度の食事もキチンとあったので体重が100キロくらいになったらしく、むしろ帰国してからの方が食糧事情は厳しくて痩せたそうです。

軍隊生活で十分な栄養を摂ることが出来ただけでなく、手榴弾を投げる練習によって肩を強化されて大投手の一歩を踏み出したのは何とも不思議な運命ですよね。


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