山下達郎が天才の理由。海外の反応と人気。英語の実力&小田和正との関係

ビッグネームのアーティストであるにもかかわらず、アリーナ公演を避けてホール規模のライブを行ってきた山下達郎(やましたたつろう)さん。

生のボーカルを届けたいという強い思いがうかがえます。

今回は「音の職人」「ポップス職人」と称される天才ぶりや海外の反応と人気、英語力について迫ります。

クリスマスのスタンダード・ナンバーである『クリスマス・イブ』誕生の背景には、小田和正さんの存在があったようです。

山下達郎はやはり天才!

楽曲づくりに対するこだわりや唯一無二の世界観から、「職人」と称されている山下達郎さん。

個々のアルバムの完成度が高く、CDとライブの落差がないという声をよく聞きます。


レコーディングではボーカルとバックコーラスはもちろん、編曲、ギター、シンセサイザー、パーカッション、コンピューターの打ち込みまで自らこなしているとのこと。

たんなるシンガーソングライターではなく、楽器演奏力も抜群で、レコーディング技術にも精通し、編曲家としてのレベルも別格。

加えて、創作に対するこだわりや情熱がつきないのですから、もはや敵なしといった感じです。

妻の竹内まりやさんは、夫はシンガーとして超天才で、作詞・作曲・編曲・演奏も天才で、それほどの天才なら才能と引き換えにどこか破綻していてもおかしくないのに、まともなので感謝していると発言。

もう凡人は何と言えばいいのかわかりません。

山下達郎さんというと、クリスマスのスタンダードナンバーである『クリスマス・イブ』の印象から年の瀬を連想する人が多いかもしれませんが、80年代前半は「夏だ、海だ、タツローだ!」といわれたアーティストでした。

その象徴的な楽曲が『LOVELAND, ISLAND』でしょう。

数多い達郎さんの名曲の中で筆者がいちばん好きな曲です。

まさにこれぞ横綱相撲のリゾート・ミュージック。

お米を主食とし、お箸を使って食事する人種から生まれたメロディーとは思えません。

しかも1981年のCMソングとして書かれた曲ですから、約40年前の作品。

2002年、ドラマ『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』の主題歌に使用されて初シングルカットされました。

以降、同曲を耳にするたびに窪塚洋介さんと常盤貴子さんが脳内で再生されます。

山下達郎に対する海外の反応や人気とは

国内ではすでにレジェンドの山下達郎さんですが、その影響は海外にも及んでいるようです。

2019年5月にリリースされたアメリカの大物ラッパー、タイラー・ザ・クリエイターのアルバム『IGOR』では、なんと山下達郎さんの『FRAGILE』をサンプリング的に使用。

『GONE, GONE / THANK YOU』という曲の後半、『FRAGILE』の「THANK YOU FOR YOUR LOVE, THANK YOU FOR THE HEART」という聞き覚えがあるフレーズが。

実際にはサンプリングではなく録り直したようですが、そうしてでもこのフレーズを取り入れたかったということでしょう。

アルバムにも「山下達郎」の名前がクレジットされており、リスペクトを公言した形になりますね。

近年、海外では「ジャパニーズ・シティ・ポップ」と呼ばれる、80年代を中心とした日本のポップスが注目を集めているようで、わざわざ来日してレコードを収集するファンもいるのだとか。

とくに竹内まりやさんの『プラスティック・ラブ』の人気はすさまじいらしく、YouTubeの再生回数も激増。

プロデューサーはもちろん山下達郎さんですが、達郎さんの人気も高く、過去の曲の動画がアップされているそうです。

インターネットがつなげる過去と未来を感じます。

山下達郎の英語はどうなの?


英語のフレーズや英語の歌を歌う時は発音に気をつけているという山下達郎さん。

とても自然できれいな発音をしていると思います。

正しく発音しようと意識すると得てして力が入ってしまいがちですが、達郎さんはそれを感じさせませんね。

ですが、英語が堪能な竹内まりやさんによると、歌では完璧だけれど、ふだん話す時はブロークンイングリッシュなのだそう。

小田和正に触発されて『クリスマス・イブ』が誕生

小田和正さんをメインアーテイストに、クリスマス前後にTBS系列で放映されている『クリスマスの約束』。

初回放送の2001年、小田さんは犬猿の仲といわれていた山下達郎さんに出演依頼の手紙を送りましたが、実現はしませんでした。

けれども、達郎さんの断りの手紙には、『クリスマス・イブ』はオフコースに触発されて生まれた曲であること、その曲を小田さんに歌ってもらうことは光栄であることが書かれていたのです。

そう言われてみれば、オフコースの名曲『さよなら』と『クリスマス・イブ』の歌詞はリンクしているような気がします。

「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう」という有名な歌いだしは、『さよなら』の「外は今日も雨 やがて雪になって 僕等の心の中に 降りつもるだろう」というエンディングを受けたものとも考えられます。

『さよなら』の続編が『クリスマス・イブ』であり、「さよなら」したから「きっと君は来ない ひとりきりのクリスマス・イブ」になるのかもしれません。

真相はどうなのでしょうか。


歌謡曲からJ-POPへと連なるポピュラー音楽のなかで、自分のスタンスを固守しながらトップランナーとして活躍してきた山下達郎さん。

これからも良質な楽曲を発表し続けてほしいですね。

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