竹内まりや、海外の反応とは。天才の理由と音域。シティポップブームを牽引

昭和、平成、令和の三つの時代においてアルバムセールス1位に輝いた初の女性アーティストである竹内まりや(たけうち まりや)さん。

70年代から80年代の日本のポップミュージックが欧米やアジアでブームを呼んでいますが、その人気を牽引しているのが「シティポップの女王」こと竹内まりやさんです。

今回は海外の反応をはじめ、天才といわれる理由、歌唱の音域についてみていきます。

また過去の邦楽がなぜ世界中で盛り上がりをみせているのか、その実相も探ります。

竹内まりやのプロフィール

本名:山下まりや(やましたまりや)

生年月日:1955年(昭和30年)3月20日

身長:169cm

出身地:島根県出雲市

最終学歴:慶應義塾大学文学部英米文学専攻中退

所属事務所:スマイルカンパニー

竹内まりや、海外の反応は?

近年は国内でも再評価されているシティポップ。

この現象は日本に限ったことではなく、日本人アーティストの過去作品は海外の音楽マニアたちからも熱い注目を集めています。

邦楽の旧作をリリースする海外レーベル関係者や音楽ライターたちは、80年代前後の日本産ポップスは宝の山だと明言。

彼らが口をそろえるのは、高い楽曲のクオリティとユニークな音楽性、そして今の時代にも不思議とフィットする点です。


ここでいう「ユニークな音楽性」とは、おそらく日本人では気づきにくいユニークさであり、エキゾチックと同じ意味合いかもしれません。

そんな中、世界中で熱狂的なリスナーを生んだのが竹内まりやさんの『プラスティック・ラブ 』でした。

1984年リリースのアルバム『ヴァラエティ』の収録曲ですから、もう38年前の曲です。

この楽曲はYouTubeを通じて国外でも脚光を浴びることに。

2021年11月には、ついに公式MVのフルバージョンが公開されるに至ります。

気になるのがリスナーのリアルな声ですね。

『プラスティック・ラブ 』のYouTube動画には外国語のコメントが並んでいますが、各国のリスナーはどんなコメントを書き込んでいるのでしょう。

海外の反応をざっとみていくと、「この曲は10年後も心を震わせてくれると思う」「日本の80年代ポップスは別格」「ノスタルジックでクール」「まりやがカメオ出演していないのが残念」と、絶賛の嵐でした。

竹内まりやが天才と呼ばれるわけ

23歳のデビュー以来、常に音楽活動を優先してきたわけではないけれど、折に触れてビッグヒットを送り出してきた竹内まりやさん。

同年代のリスナーはもちろん、20代の若者の心をもとらえる魅力はどこにあるのでしょう。

音楽評論家の渋谷陽一さんは、「三人称的表現に優れたアーティスト」とまりやさんを評します。

通常、シンガーソングライターは「私は」「僕は」といった一人称を用いて歌詞を書くことが多いのに、まりやさんは「彼女は」「彼は」と三人称で表現することが多いとのこと。

そのため、作者自身の人生やパーソナリティと歌詞がオーバーラップすることはないはず、と述べています。

このスタンスが彼女の楽曲を普遍的なものにしている理由であり、だからこそ幅広い世代の共感を呼ぶのではないか、というわけですね。

おそらくそれがまりやさんの曲作りの姿勢だと思いますが、渋谷さんの分析は説得力がありますね。

40代以降は『いのちの歌』をはじめ、家族愛や友情、人生の応援歌も発表してきたまりやさん。

心の琴線に触れるフレーズはもちろん、歌詞から想起させる光景とメロディを見事に調和させているところは天才と呼ぶにふさわしい才能でしょう。

竹内まりやの音域はどれくらい?

情感たっぷりに歌い上げるというよりは、力の抜けたさりげない歌唱が特徴的な竹内まりやさん。リスナーが感情移入しやすいニュートラルな歌声と、洋楽の影響を受けた洗練されたボーカルも魅力ですね。

夫であり、プロデューサーでもある山下達郎さんによると、まりやさんは典型的なアルト(女性の低音域)で、達郎さんのほうが音域が高かったりするのだそう。

音域とは、自分が出すことのできる声の高低の範囲のことで、声域ともいいます。

竹内まりやさんの正確な音域は不明ですが、最低音がE3、最高音がB4ぐらいの範囲ではないかとみられているようですね。

同じアーティストの楽曲であっても、もちろん曲によって音域は異なります。

カラオケで歌う際は、自分の声域に合った曲をセレクトすることもポイントですね。

海外のシティポップブームの立役者はYouTube

海外で反響を呼んでいるシティポップですが、そもそもブームのきっかけはなんだったのでしょう。

大きな要因となったのは、やはりYouTubeでした。

インターネットの普及に加え、日本のテレビアニメや特撮ヒーローもの、さらには日本映画などの影響で、「ジャパニーズ・カルチャーはイケてる」と思われていたことも拍車をかけたようです。

欧米では70年代から日本のサブカルチャーは知られていたようですが、それならなぜ当時にシティポップが人気にならなかったのかという疑問も浮かびますね。

答えは単純で、その頃は日本のレコードやCDが輸入されていなかったから。

また、ほとんどの外国人にとって日本語は謎の言語。

日本語で歌われるシティポップを聴く時、言葉の壁が障害になってもおかしくはありません。

これについて、彼らは「たいした問題ではない」と即答。

日本人が洋楽を聴いて、歌詞の意味がわからなくても本質を感じることがあるように、良質な音楽は言語を超越すると述べています。

そんなシティポップの原点ともいうべき、代表的なアルバムをいくつかご紹介しましょう。

まずは「ロンバケ」の愛称で親しまれている、大瀧詠一 さんの『ロング・バケイション』。

J-POPシーンに燦然と輝く歴史的名盤です。

続いて大貫妙子さんの 『Sunshower』。

海外人気が高まったおかげで、再リリースのペースも加速しているそうです。

そして竹内まりやさんの『ヴァラエティ』。

タイトルからもわかるように、アメリカンポップスやソウルなどヴァラエティに富んだ名曲が収録されています。


40年を超える長いアーテイスト活動のなかで、自身も年齢を重ねながら、幅広い世代の共感を呼ぶ音楽を紡いできた竹内まりやさん。

国内外における『プラスティック・ラブ 』の再評価は、時代を経ても色褪せない魅力の証明といえるでしょう。

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