大貫妙子の生い立ちと学歴。大学&高校について。若い頃の活動とは

山下達郎さん、村松邦男さんらと共に「シュガー・ベイブ」として活動していた歌手の大貫妙子(おおぬき たえこ)さん。

映画『東京日和』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞に輝くなど、ソロミュージシャンとしても輝かしい実績を積み重ねてきました。

今回は、苦労が多かったという生い立ちと、知られざる学歴を確認しましょう。

出身大学と高校の情報をチェックした上で、若い頃の活動についてまとめます。

大貫妙子のプロフィール

愛称:ター坊

本名:大貫妙子

生年月日:1953年11月28日

身長:不明

出身地:東京都杉並区久我山

最終学歴:都立桜水商業高等学校(現在の都立杉並総合高等学校)

所属事務所:ソニーミュージック

大貫妙子の生い立ち

大貫さんは東京都杉並区久我山で、両親と兄、弟の5人家族の中で暮らしていました。

自宅にはクラシックや軍歌のレコードがあったため、小学校低学年の頃からジャンルを問わず音楽に親しんでいたそうです。

実家は裕福で、バレエとピアノを習いながら、何不自由なく育ちました。


ピアノの先生は「妙子さんの場合は、ピアノより歌を磨いた方が良い」と、彼女の声を褒めてくれていたそうです。

幼少期から優れた歌手の片鱗を見せていたということですね。

しかし小学校4年生の頃、父・健一郎さんの仕事の都合で転居後は、経済的に困窮し始めます。

結果的に自宅のレコードをすべて失ってしまい、大貫さんは苦痛のあまり友達の家でレコードを聴かせてもらうようになりました。

中学校でビートルズのコピーをして歌い、高校では本格的にバンドを組んで、フィフス・ディメンションのコピーをしたそうです。

幼少期は経済的な事情で音楽を我慢した分、中高時代は学校で存分に音楽を楽しんだようですね。

大貫妙子の学歴:大学ではなく御茶ノ水美術学校へ進学

大貫さんは高校在学中、本格的に音楽活動を始めました。

ただ当初はプロの音楽家になるつもりはなく、陶芸家を目指していたそうです。

そのため大学ではなく、御茶ノ水美術学校に進学しました。

通学時は満員電車で部材を壊されないように、大きなバッグを頭の上に掲げて、電車通学していたそうですよ。

日夜デッサンに取り組むなど、真面目に努力していたものの、無理がたたって持病の肩凝りが悪化してしまいました。

長時間同じ姿勢で作業をする陶芸の道は、体質的に厳しいことが分かり断念。

趣味で続けていた音楽が、心の救いだったようです。

その後は喫茶店でアルバイトをしながら、店舗のレコードブースでギターの弾き語りをしていました。

1972年頃にヤマハの店頭で、男性の2人組に声を掛けられ、フォーク・グルーブ「三輪車」を結成します。

グループはデビューが決まったため、順調に活動を続けられるかに思われました。

しかし大貫さんの音楽性は、グループに合わなかったそうです。

そんな中で彼女は、ロック喫茶「ディスクチャート」で山下達郎さんに出会います。

こうして1973年に山下さん、村松邦男さんらと「シュガー・ベイブ」を結成し活動をスタートさせるのです。

大貫妙子の学歴:桜水商業高等学校を卒業

大貫さんは地元の東京都杉並区にあった都立桜水商業高校を卒業しています。

同校は永福高校と併合された結果、2004年4月に都立杉並総合高校が開校しました。

今では杉並総合高校が、大貫さんをはじめ旧桜水商業高校の卒業生名簿を管理しています。

杉並総合高校は、「杉総」として知られており、美術系に強い学校とのことです。

大貫さんも陶芸家を目指していた頃は、同校の美術の授業を熱心に受けていたのでしょう。

また部活動では、女子バレーボール部が大規模な大会で3位を記録しており、スポーツにも優れた生徒が多数いるようですね。

大貫妙子の若い頃の活動

1973年にロックバンド「シュガー・ベイブ」を結成した大貫さん。

1975年にはアルバム『SONGS』でデビューを果たします。

しかし当時、彼らの音楽は流行に乗れず、人気が低迷。

デビューの翌年には解散してしまいました。

大貫さんはめげずに、バンドの解散後はソロミュージシャンとして活動をスタートさせます。

ソロアルバム『グレイ・スカイズ』を発売し、精力的に活動を続け、多くのアルバムを発表しました。

若い頃から地道に活動を続け、日本を代表するミュージシャンとなった大貫さん。

実績を重ねた結果、短期で解散した「シュガー・ベイブ」は、重要なバンドとして音楽史に名前を刻むことになったのですね。

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