1973年に59期生として宝塚歌劇団に入団し月組の男役トップスターとして活躍した大地真央(だいちまお)さん。
そんな大地さんの性格や宝塚時代の評判はどうだったのでしょうか。
また当時、大地さんは伝説となった相手の娘役トップスター黒木瞳さんにとって恩人ともいえる関係だったようです。
大地真央のプロフィール
芸名:大地真央
本名:森田真裕美(旧姓:多田)
生年月日:1956年2月5日
身長:166㎝
出身地:兵庫県
最終学歴:洲本市立洲浜中学校
所属事務所:大地真央企画
大地真央は自分を貫く行動力があり前向きな性格
大地さんは中学時代、当時一度舞台に立ったことがあり、その経験が面白かったことから芸能界に興味を持ち始めたそうです。
さっそく大地さんは両親に芸能界に進みたいと相談をするも、軍隊の経験があり規律の厳かった父親はこれに対し猛反対。
しかし共に軍隊をしていた父親の知人から宝塚歌劇団なら規律も厳しく自身のためになるのではないかと父親を説得してもらい、宝塚への受験を許可されたようです。
軍隊の父親に向かって芸能界へ進む道を進言していることからも、大地さんには中学生当時から自分のやりたいことに突き進む行動力が既に備わっていたのではないでしょうか。
大地さんは1973年の59期生として一発合格をすると、1982年には宝塚歌劇団の月組男役のトップスターに就任します。
当時の大地さんは伝統や型にはまった男役というよりは常にオリジナルを重視した斬新な男役を演じており、髪型もその時々の流行を役に取り入れ舞台に立っていました。
この時点で大地さんには、今までの男役トップを演じてきた方達とは違う、大地さん独自のカリスマ性を持っていたのでしょう。
しかし1985年に突如として宝塚歌劇団を退団し女優への転向を発表します。
その際に特に話題となったのが同じ月組で娘役トップの黒木瞳さんとの同時退団でしたが、この退団時でも大地さんは自分らしさを衣装で現しています。
宝塚歌劇団の退団挨拶では紋付袴を着て出ることが通例となっていましたが、大地さんはそこで純白のタキシードを着用、これは宝塚始まって以来初の出来事だったようです。
規律の厳しい宝塚に在籍していながらも、自分のやりたいことをすぐに実行へ移す大地さんの行動力は、宝塚に入団したての頃と変わらずあったのではないでしょうか。
みんなが大地真央さんの話してくれるので思わず大地真央さんの宝塚時代を検索してしまい、大地真央&黒木瞳の宝塚時代やばすぎぃとなっている…黒木瞳にほかの人が注意できないように厳しくしたってエピソードめっちゃよくない??? pic.twitter.com/lJYSrRIUxX
— アケル (@akeru_) December 18, 2018
大地真央の宝塚時代の評判
そんな大地さんの宝塚時代の評判はというと、同じ月組で娘役のトップだった黒木瞳さんとのコンビがファンの間では相当な人気を博していたようです。
大地さんはとにかく斬新な表現をすることが多く、まだ男役のトップスターになる以前から1977には初演となる『風と共に去りぬ』でワンシーンのみの機関士役として出演。
その際には毎公演でご自身がつけるカツラを変更して役に変化をつけていました。
ある公演の際には、禿げカツラを帽子の中に着用し本番に出演、実際に帽子を取るシーンでは観ていたお客さんが爆笑し公演に支障をきたす事態にまで発展、終了後にはスタッフが大地さんに厳重注意をしたそうです。
しかし大地さんが男役として舞台にいて帽子をとった姿がハゲかつらの姿だったら爆笑してしまうのも無理ないでしょう。
1984年公演の『ガイズ&ドールズ』では大地さん自身がブロードウェイで人気の舞台をリサーチ、企画を持ち込んで宝塚で公演したものでした。
その『ガイズ&ドールズ』では大地さんの男役としての存在が際立っており、評判は好評を呼び、大成功となりました。
近年においても『ガールズ&ドールズ』は宝塚で再演される程の人気作品となっているようです。
また女優で同じく男役トップスターとなった宝塚の後輩である真矢みきさんは大地さんの大ファンであり、大地さんが男役トップスターとして宝塚に在籍されている頃、自宅前に押しかけファンレターを渡していたそうで、大地さんが真矢みきさんにとって憧れであり目標だったことがわかります。
今考えるとすごいペアだね。大地真央 & 黒木瞳。宝塚ミュージアムで疎開中に遊んでますPart 1。 #mamajp #papajp #kodomo #kosodate #ikuji #sokai http://t.co/pHtO1qS
— ᗩKKᗩᑎ ᐯᗩᗪᕮᖇ (@Akkan_Vader) April 19, 2011
伝説の宝塚コンビ、黒木瞳にとって恩人ともいえる存在だった!
宝塚に在籍していた頃の大地さんと同じく人気を博していた相手役を演じる黒木瞳さん。
その人気は大地さんに迫るとも劣らない様子だったようで、お二人が在籍していた月組は当時の伝説として残っています。
黒木瞳さんにとって大地さんは8年先輩にあたり雲の上の存在、そんな黒木瞳さんの第一印象を大地さんは「普通っぽくて面白いと思った」と語っています。
2年目で史上最速で月組の娘役トップとなった黒木さんに自分の教えてやれることは全て教えてあげようと当時の思いも語っております。
実際、黒木さんは2年目での娘役トップという大抜擢ゆえに周囲に目立つ存在、先輩に泣かされたりしたことがあったようです。
その度に、大地さんはドライブに誘い癒してあげたり、稽古場ではわざと大地さんが黒木さんを大きな声でしかり、他の人に口を出させないようにするなど、黒木さんを守り育ててくれたようです。
これは大地さんの黒木さんへの期待と優しさが感じられる素晴らしいエピソードではないでしょうか。
そんな大地さんの影ながらの支援によって黒木さんはプレッシャーに潰れることなく宝塚で娘役トップを演じ続けることができていました。
2023年現在でもお二人は良好な関係を保っており、伝説のコンビであったお二人のそれぞれの活躍に今後も期待されているファンは多いことでしょう。
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