『大人の流儀』シリーズなどで知られる、直木賞作家の伊集院静(いじゅういん しずか)さん。
2020年1月21日にくも膜下出血で倒れ、救急搬送され、翌日に緊急手術を受けました。
妻の女優・篠ひろ子さんのコメントによると、手術は成功したものの、1月時点ではまだ予断を許さない状況でした。
しかし、その生命力と病院スタッフの適切な処置のおかげもあってか、2月には退院を果たします。
では伊集院さん、現在(2023)の病状と、入院の様子、退院後の詳細について見ていきましょう。
伊集院静のプロフィール
本名: 西山忠来
生年月日: 1950年2月9日
身長:不明
出身地:山口県防府市
最終学歴:立教大学文学部日本文学科
所属事務所:自身の個人事務所
伊集院静は現在(2023)、どのような病状か
1月にくも膜下出血で入院し、2月には無事退院した伊集院さんですが、3月の時点ではリハビリ病院には通っていたようです。
しかしリハビリも3月中に終了し、現在(2023)は仕事を再開し始めています。
後遺症もないということなので、今は病状と呼べるほどの症状もなさそうですね。
しかし70歳という年齢を考えると、無理をせずに経過を観察しながら、しばらくは通院をする予定である可能性が高いですね。
くも膜下出血による入院生活
搬送先でのエピソードに、伊集院さんの強い生命力を物語るものがあります。
知人である自民党の甘利明衆議院議員によると、入院当初は、10日間のこん睡状態に陥っていたそうです。
予断を許さぬ状況下で、ついに伊集院さんがこん睡から目覚めた際、「私がわかりますか」と医者が尋ねました。
すると帰ってきた返事は、「初めて会ったやつが誰かなんてわかるわけねえ」だったそうで、医者もこれで大丈夫だろうと判断したようです。
クモ膜下出血から生還した伊集院静さんを囲んで数名での昼食会がありました。10日間の昏睡状態から目覚めた際「伊集院さん!わかりますか?私がわかりますか?」担当医がテレビでよくやるシーンです。「初めて会ったヤツが誰かなんて分かるわけねえだろ!」「…大丈夫ですね」さすが伊集院静😂
— 甘利 明 (@Akira_Amari) July 3, 2020
男らしく、たくましい伊集院さんの人柄がうかがえるエピソードですね。
伊集院静の退院後の活動
2月に入院していた病院を退院し、3月にはリハビリ病院も無事退院できた伊集院さん。
その後は少しずつ仕事を再開している様子です。
しかしやはり、4月前後はすぐに入院前の体力が戻らなかったのではないでしょうか。
おそらくそれを見越して、少しずつ仕事に身体を慣らしていく手始めに、あるコメントを執筆しています。
それはリハビリ病院に入院中だった、2020年3月12日にしたため、公式サイトへ発表したものです。
そこには医療従事者への感謝、3月中旬にはリハビリ病院を退院予定であること、そして新社会人へのメッセージがつづられていました。
令和初の社会人となる若者たちへ向けたメッセージは、いかにも伊集院さんらしく、力強い内容でした。
「今君たちがそこに立っていることを偶然と思うな。」、「社会の水も風も、甘くもないし厳しいぞ」という言葉に込められた思いを、筆者は以下のように推測します。
伊集院さん自身、くも膜下出血という試練に打ち勝ち、生まれ変わった気持ちで令和の時代を生きていこうと決意したのでしょう。
医者に対して毒づいた場面もありましたが、今回のことで、生かされているということへの感謝の気持ちが強くなったはずです。
リハビリに励みながら、「ぼんやりと生きていくな、社会に期待するのではなく自分自身で道を切り拓け」、と自分自身に対して言い聞かせていたとしてもおかしくはありません。
その思いを抱いて、退院後の4月からは新たなスタート地点に立つのだから、同じ時期にスタート地点に立つ新社会人たちには負けない。
伊集院さんはきっと、そのような気持ちでコメントをしたため、若者たちとその未来へ思いをはせたのかもしれません。
そして新たな「伊集院静」の人生を漫然とではなく、与えられた命を全うできるように、自らに与えられた使命を果たしていくことにしたのでしょう。
新たな決意を胸にした伊集院さんが、今後どのような作品を執筆していくのか、非常に楽しみですね。
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