ハードな現代ミステリーから人情味あふれる時代小説まで、色鮮やかな作品群がドラマに映画に引っ張りだこの宮部みゆき(みやべみゆき)さん。
当代きっての人気作家であるだけに、その私生活にも高い関心が寄せられていますね。
結婚した夫はいるのか、独身なのかを調べるとともに、家族や生まれ育った東京・江東区深川についてみていきます。
宮部みゆきに結婚した夫はいる?家族は?
文芸部に入ったことも同人誌の経験もなく、コネクションもなかった自分は小説教室に通うしかなかったと語る宮部みゆきさん。
本格的に小説を書きはじめたのは23歳の時でした。
法律事務所に勤務しながら執筆を続け、オール讀物推理小説新人賞に応募した『我らが隣人の犯罪』で見事に賞を獲得します。
初の単行本は『パーフェクト・ブルー』。
その後、クレジットカードの多重債務問題を描いた『火車』で山本周五郎賞、マンションの占有屋問題を扱った『理由』で直木賞を受賞。
宮崎勤事件に触発されて書いたという『模倣犯』は宮部ミステリーの金字塔ともいえる大ベストセラーになりました。
2000年頃までは社会の闇を映し出す現代ミステリーが目立っていましたが、以降はファンタジーや時代小説を多く手がけるようになっています。
1960年12月23日に生まれ、2023年は63歳を迎える宮部みゆきさん。
残念ながら、プライベートの情報はほとんど出ていません。
以前のプロフィールに独身と記載されていたという声があるのですが、ソースや時期は不明です。
結婚や夫など私的なことについては非公開の可能性もありますが、仮にそうだとすると、ここまで徹底して伏せておくのも不自然に思えます。
2019年の『週刊女性』の記事では姉夫婦と同居していることを明かしていますから、独身の可能性が高いのではないでしょうか。
この姉のほかに兄弟姉妹がいるかどうかは不明でした。
💡6月11日(木)💡
【極シアター】✨10時台 小説家 #宮部みゆき さん
新刊「#きたきた捕物帖」のお話しを中心に伺います📖✨11時台 フリーアナウンサー #笠井信輔 さん
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— 文化放送/ラジオ『くにまるジャパン極』 (@kunimaruJPN) June 10, 2020
サラリーマン家庭に生まれたそうですが、父親は職人的な仕事をしていたとのこと。
前述のインタビュー記事では、父親が2年前に他界したことを述べており、「両親は高齢になるまで元気でいてくれた」と過去形で話しています。
宮部みゆきの年収は?
各ミステリーランキングの常連作家でメディアミックス作品も多い宮部みゆきさん。
「原稿料と書籍の印税だけで生活していける日本の作家は50人だけ」と林真理子さんが語ったそうですが、宮部みゆきさんがこの50人の中の一人であるのは間違いないでしょう。
最初の単行本『パーフェクト・ブルー』が出版された1989年に早々と専業作家になっています。
おおよその年収が推定できた高額納税者公示制度は個人情報保護などの観点から2004年分を最後に廃止。
以降はデータがありません。
最後のランキングの作家部門を調べてみると、宮部みゆきさんは7位で所得税額は6,344万円でした。
前年度の4位からランクダウンしています。
ちなみに、2020年はトップと推測されている東野圭吾さんはベストテンランク外、村上春樹さんは3位で8,690万円でした。
宮部みゆきさんは1993年から大沢在昌さんの事務所に所属してマネージメント契約を結んでいるそうで、収入の何割かは事務所に入るようです。
具体的な年収の額は不明ですが、数億円という見方が多いですね。
出生地・江東区深川は作品にも登場
江東区深川の下町に生まれ育った宮部みゆきさん。
中学校は江東区立深川第四中学校に通いました。
深川村の発祥は新田開発が行われた江戸時代初期にさかのぼります。
漁師の日常食として誕生した深川めしも有名ですね。
現代ミステリーの第一人者という印象が強い宮部さんですが、吉川英治文学新人賞を受賞した『本所深川ふしぎ草紙』や、深川を舞台にした『ぼんくら』など人気の高い時代小説も。
『ぼんくら』は深川に暮らす人々の周辺で起こる事件を同心・井筒平四郎がひも解いていく物語。
リアルな江戸の情景描写に魅了され、当時にタイムスリップしたくなる読者は多いのではないでしょうか。
深川七不思議に材をとった『本所深川ふしぎ草紙』にも「回向院の茂七親分」という探偵役が登場。
まるで江戸時代に舞台を移したミステリーのように思えますが、心に残るのは下町人情で、「人情もの」の側面が強い作品です。
以前、深川の自宅に戻るとホッとすると語ったことがある宮部みゆきさん。
毎年大晦日には両親と年越しそばを食べ、新年を迎えると家族そろって冨岡八幡宮に初詣に行くのが習わしだったそうです。
深川八幡宮とも呼ばれる八幡神社ですね。
都市開発によりマンションが建ち並び、昔と様変わりしていく深川をどういう思いで眺めているのでしょう。
もともと自分が怖いと思ったことや日常で起こりそうなことを書いてきたという宮部みゆきさん。
社会に潜む危うさを察するセンサーが鋭く、そうした不安が数々の名作を生み出してきたのかもしれません。
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