宮部みゆき、結婚せず夫はいない。家族まとめ。年収がすごい?江東区深川出身で作品にも登場

ハードな現代ミステリーから人情味あふれる時代小説まで、色鮮やかな作品群がドラマに映画に引っ張りだこの宮部みゆき(みやべみゆき)さん。

当代きっての人気作家であるだけに、その私生活にも高い関心が寄せられていますね。

結婚した夫はいるのか、独身なのかを調べるとともに、家族や生まれ育った東京・江東区深川についてみていきます。

宮部みゆきのプロフィール

生年月日: 1960年12月23日

出身地: 東京都江東区

最終学歴: 東京都立墨田川高等学校

所属事務所: ラクーンエージェンシー

デビュー作: 『我らが隣人の犯罪』(1987年)

宮部みゆきに結婚せず夫はいない

1960年12月23日に生まれ、2023年は63歳を迎える宮部みゆきさん。

残念ながら、プライベートの情報はほとんど出ていません。

ですが、30周年を迎えた2017年頃のインタビューでは、独身であることを明かしています。


結婚していないため、子供もいないようですね。

私自身はごくごく平坦な人生をおくってきましたし、結婚しなかったので夫婦喧嘩を知らず、嫁の苦労も知りません。出産と子育ても経験していません。

その後、宮部さんが結婚した情報は出ていません。

2023年現在も、変わらず独身のままと思われます。

独身の理由は不明

宮部さんが結婚しない理由については、よくわかっていません。

前述のとおり、プライベートの情報はそれほど多く出していない宮部さん。

結婚していない理由についても、詳しく語ったことはないようです。

宮部さんの本心は不明ですが、これまで発表してきた作品には、独身だからこそ誕生したものもありそうです。

結婚を経験すれば、書くものにも何かしら影響が出ることは考えられますよね。

既婚者なら書こうと思えなかった作品や、展開が違ってきた作品もあるのではないでしょうか。

そう考えると、宮部作品が大好きなファンの中には、独身でよかったと思う人もいるのかもしれません。

体験していない結婚も上手に書く工夫

独身の宮部さんは、既婚者のリアルな生活を実際に体験したことはないわけです。


とはいえ、宮部作品には既婚者も普通に出てきます。

そして、宮部作品には人物描写を評価する声が多数あります。

宮部さんは、自分が体験していないことでも、あまり違和感を抱かせないような上手い描写ができるのでしょう。

素人からすると、いったいどうやっているのか不思議な部分です。

前述のインタビューでは、人物描写を褒められる理由について、自分なりの考えを述べていた宮部さん。

人物描写が良く書けているとすれば、それは自分が触れてきた映画や小説のおかげなのだとか。

宮部さんが小説を書く際は、これまで見たり読んだりした作品を参考にしながら、作業を進めているようです。

他の作品から得られる情報と想像力によって、経験のない部分をカバーしているのでしょう。

よく考えれば、人生経験が多少豊富だとしても、それだけですべてを描写できるわけではないはず。

未経験の生活や職業などを書く場合、多くの作家は、他の作品でどうなっていたか思い出すものなのかもしれませんね。

宮部みゆきの家族まとめ

2019年のインタビュー記事では姉夫婦と同居していることを明かしています。

私は姉夫婦と同居しているのですが、姉夫婦の飼い猫のピースケと仲がよかったんですね。

この姉のほかに兄弟姉妹がいるかどうかは不明でした。

サラリーマン家庭に生まれたそうですが、父親は職人的な仕事をしていたとのこと。


前述のインタビュー記事では、父親が2年前に他界したことを明かしています。

私自身、大きな病気もせず災害にも遭わず、父は一昨年、他界しましたが、両親はともに高齢になるまで元気でいてくれました。

宮部みゆきの年収は?

各ミステリーランキングの常連作家でメディアミックス作品も多い宮部みゆきさん。

「原稿料と書籍の印税だけで生活していける日本の作家は50人だけ」と林真理子さんが語ったそうですが、宮部みゆきさんがこの50人の中の一人であるのは間違いないでしょう。

最初の単行本『パーフェクト・ブルー』が出版された1989年に早々と専業作家になっています。

おおよその年収が推定できた高額納税者公示制度は個人情報保護などの観点から2004年分を最後に廃止。

以降はデータがありません。

最後のランキングの作家部門を調べてみると、宮部みゆきさんは7位で所得税額は6,344万円でした。

前年度の4位からランクダウンしています。

ちなみに、2020年はトップと推測されている東野圭吾さんはベストテンランク外、村上春樹さんは3位で8,690万円でした。

宮部みゆきさんは1993年から大沢在昌さんの事務所に所属してマネージメント契約を結んでいるそうで、収入の何割かは事務所に入るようです。

具体的な年収の額は不明ですが、数億円という見方が多いですね。

出生地・江東区深川は作品にも登場

江東区深川の下町に生まれ育った宮部みゆきさん。


中学校は江東区立深川第四中学校に通いました。

深川村の発祥は新田開発が行われた江戸時代初期にさかのぼります。

漁師の日常食として誕生した深川めしも有名ですね。

現代ミステリーの第一人者という印象が強い宮部さんですが、吉川英治文学新人賞を受賞した『本所深川ふしぎ草紙』や、深川を舞台にした『ぼんくら』など人気の高い時代小説も。

『ぼんくら』は深川に暮らす人々の周辺で起こる事件を同心・井筒平四郎がひも解いていく物語。

リアルな江戸の情景描写に魅了され、当時にタイムスリップしたくなる読者は多いのではないでしょうか。

深川七不思議に材をとった『本所深川ふしぎ草紙』にも「回向院の茂七親分」という探偵役が登場。

まるで江戸時代に舞台を移したミステリーのように思えますが、心に残るのは下町人情で、「人情もの」の側面が強い作品です。

以前、深川の自宅に戻るとホッとすると語ったことがある宮部みゆきさん。

毎年大晦日には両親と年越しそばを食べ、新年を迎えると家族そろって冨岡八幡宮に初詣に行くのが習わしだったそうです。


深川八幡宮とも呼ばれる八幡神社ですね。

都市開発によりマンションが建ち並び、昔と様変わりしていく深川をどういう思いで眺めているのでしょう。

もともと自分が怖いと思ったことや日常で起こりそうなことを書いてきたという宮部みゆきさん。

社会に潜む危うさを察するセンサーが鋭く、そうした不安が数々の名作を生み出してきたのかもしれません。

宮部みゆきの経歴まとめ

文芸部に入ったことも同人誌の経験もなく、コネクションもなかった自分は小説教室に通うしかなかったと語る宮部みゆきさん。

本格的に小説を書きはじめたのは23歳の時でした。

法律事務所に勤務しながら執筆を続け、オール讀物推理小説新人賞に応募した『我らが隣人の犯罪』で見事に賞を獲得します。

初の単行本は『パーフェクト・ブルー』。

その後、クレジットカードの多重債務問題を描いた『火車』で山本周五郎賞、マンションの占有屋問題を扱った『理由』で直木賞を受賞。

宮崎勤事件に触発されて書いたという『模倣犯』は宮部ミステリーの金字塔ともいえる大ベストセラーになりました。

映画やドラマも話題になりましたね。

2000年頃までは社会の闇を映し出す現代ミステリーが目立っていましたが、以降はファンタジーや時代小説を多く手がけるようになっています。


関連記事
東野圭吾、結婚歴に離婚した妻あり。家族まとめ。読書と無縁の生い立ち&性格は執着なし?

東野圭吾の年収と売上とは。英語圏の評判、作品の魅力について

京極夏彦、圧巻の書斎部屋と本棚、羨望の家。10代で結婚、家族について

辻村深月、結婚して夫がいる。作風の魅力。綾辻行人にファンレター&経歴まとめ

伊坂幸太郎の年収と売上。妻と息子について。仙台の家と経歴まとめ

藤野涼子の現在(2023)の活動!金子大地と結婚の噂はデマ&高校や大学はどこ?

湊かなえが結婚した夫は教師、家族3人の生活。母親との関係&性格は腹黒い?

コメント