精神科医として患者の診療にあたるかたわら大学で教鞭をとり、執筆活動や社会運動も展開している香山リカ(かやま りか)さん。
過去のお騒がせな言動や近年のテレビ出演減少から、もしや病気なのではと思う人が増えているようです。
この記事では香山リカさんの2023年現在を追いながら、結婚した夫や弟など家族についてみていきます。
香山リカのプロフィール
本名:中塚尚子
生年月日:1960年7月1日
出身地:北海道札幌
最終学歴:東京医科大学医学部卒業
職業:精神科医、教授
香山リカ、現在病気はなく北海道むかわ町で仕事
精神科医の臨床経験を生かして、本業はもとより文筆家・社会運動家としてもさまざまな発言を行ってきた香山リカさん。
テレビ番組のコメンテーターとしてもおなじみの顔でしたが、2015年頃を境に露出が一気に減少してしまいました。
一部では病気を心配する声もみられますが、病気と思われる情報は出ていません。
香山リカさんはこれまで神戸芸術工科大学助教授、帝塚山学院大学教授を歴任しており、2023年現在は立教大学現代心理学部映像身体学科で教鞭をとっています。
選挙の応援演説や新刊の刊行といった活動状況をみても、体調不良というわけではなさそうです。
病気を疑う声があるのは、おそらく数々の過激な言動のせいもあるのでしょう。
原発推進派を「心の病気」と批判したり、スポーツの世界大会で日本チームを応援する行為を「ぷちナショナリズム症候群」と揶揄したことが波紋を呼んだのは記憶に新しいところです。
極めつけは 2016年1月、銀座で行われた抗議デモに対し、中指を立てて罵倒する香山リカさんの姿を映した動画がネット上で拡散されたことでしょう。
デモは「慰安婦問題での日韓合意を糾弾する国民大行進」と題されたもので、香山さんは彼らに対して「バカヤロー!」「レイシスト帰れ!」などと奇声を上げていました。
ネット上には「ご本人が心の病としか思えない」「精神科医がとる行動ではない」といった否定的な反応が多く、香山リカさんには少し危ない人というイメージもついてしまいました。
自身が見過ごせない問題に真正面から向き合い、闘う気概はすばらしいのですが、「さすがは精神科医で大学教授」と周囲をうならせる闘い方を見せてほしいものです。
北海道むかわ町の診療所で副所長として活躍
過激な言動を見ると心配の声が上がるのもわかる気はしますが、2023年現在の香山さんは元気なようです。
2022年4月からは、北海道むかわ町にある国民健康保険穂別診療所にて、副所長を務めています。
地域住民に寄り添い、サポートしたい気持ちが強かったようですね。
「医療の原点は総合医」との思いに至り、地域医療に携わろうと、ゆかりのない町に飛び込んだ。
実は、ネット上で地震に対する批判を見て、学生たちにきちんと教えられているか心配になったという香山さん。
ネガティブな意見に影響され、本当に役に立てているのか、わからなくなってしまったのかもしれません。
そんなとき、医学部時代の同級生が僻地医療に取り組む姿を見て、感動したのだとか。
さらに、医師の中村哲さんがアフガニスタンで亡くなった事件も、「誰かのために」という熱い気持ちを強くしたそうです。
海外の医療ボランティアに参加しようとしたこともあるそうですが、コロナ禍でタイミングが悪く、実現はできなかった香山さん。
それでも、医師免許を誰かのために役立てるため、医師が不足している地域で仕事探しを始めます。
そのとき求人サイトで見つけたのが、むかわ町の診療所だったそうです。
これまでの生活はすっかり断ち切るつもりだった香山さんですが、所長の提案で執筆などは変わらず続けることになりました。
2023年現在は、平日5日間がむかわ町、週末が東京という二地域居住のスタイル。
とても充実した日々を過ごしていることが想像できますね。
恐竜を楽しみに働く日々?
むかわ町では、診療所での仕事以外に、各高齢者施設への回診、学校の健康診断などもやっているそうです。
週2日は自宅で待機し、夜間の急患などにも対応するのだとか。
なかなか大変そうですが、香山さんは恐竜で息抜きができているものと思われます。
むかわ町の穂別を選んだもうひとつの理由は、カムイサウルス・ジャポニスクの化石が発見された場所だから。
2019年に上野で化石を見ていため、求人情報を見つけたときはかなり興奮したようですね。
あれがいたところの診療所だ、これはもう行くしかないって衝動的に決めたんです。
診療所から徒歩2分の距離に博物館があるため、気軽に化石や骨格模型を見ることができるそうです。
仕事が大変でも、好きなことでリフレッシュしながら働けているのではないでしょうか。
香山リカと夫は正式な結婚ではなく事実婚
香山リカさんの夫はライター、雑誌編集者、大学講師などを務める斎藤文彦さんです。
『週刊プロレス』への寄稿や著書『プロレス大辞典』のほか、プロレス解説者でもあるため、プロレスファンにはおなじみの人物でしょう。
馴れ初めは明らかになっていませんが、プロレスが縁になったことは想像に難くありません。
香山リカさんも大のプロレス好きで、特にジャイアント馬場さんを崇拝しているのだとか。
二人は未入籍の事実婚で、子供もいません。
なぜ事実婚という形をとっているのかもはっきりわかっていませんが、香山さんは結婚に否定的な内容の著作を少なからず発表していますね。
その中のひとつである『結婚がこわい』は、タイトルをみても結婚にネガティブであることが伝わってくるうえに、結婚や出産をしていない女性が後ろめたさを感じる社会はおかしいとつづられています。
もしかしたら婚姻制度そのものに否定的なのかもしれません。
また、『ノンママという生き方 子のない女はダメですか?』をはじめ、子供がいないことに関する著作も多いですね。
診察した患者の親から「子供がいないあなたにはわかりませんよね」と心ない言葉を投げかけられたことも一度や二度ではないそうです。
香山リカの弟は歯科医、父は産婦人科医
香山リカさんは1960年7月1日生まれの北海道出身です。
「香山リカ」はリカちゃん人形にちなんだペンネームで、本名は非公開。
高校入学前に単身上京し、東京学芸大学附属高校を経て東京医科大学に進学しました。
なぜ中学卒業後に実家を離れたのかが少し気になったのですが、調べてもわかりませんでした。
大学時代は両親に買ってもらった三軒茶屋のマンションに住んでいたそうです。
独り暮らし用のマンションを用意してくれた父・中塚好勝さんは北海道大学出身で、小樽市の産婦人科医でした。
娘が医師になることは望んでおらず、自分ができなかった海外で活躍するような仕事に就いてほしいとよく言っていたそうです。
母は専業主婦でした。
香山リカさんには弟がいて、名前は中塚圭骸(なかつか けいがい)さんといいます。
1965年7月28日生まれですから、5歳違いの弟ですね。
圭骸さんは北海道医療大学歯学部出身の歯科医であり、テクノや環境音楽のミュージシャンでもあり、エッセイストとしても活動しています。
姉との共著に『香山リカのスピリチュアルを考えよう!』があります。
父の好勝さんは2009年から要介護となり、翌年10月に入院。
香山リカさんは東京と北海道を往復する遠距離介護を続けてきましたが、やがて父の体調が悪化。
「家に帰りたい」とよく話していた父の意を汲んで、最期は自宅で看取る道を選びました。
死亡確認をしたのは医師である香山さんだったそうです。
精力的に活動する一方で幾度となく世間を騒がせてきた香山リカさん。
著名人は批判されることも多いですが、多くの場合、支持する人々がいるのも事実です。
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