有川浩の夫は本好き、結婚馴れ初めは小説。家族も本好き。生い立ちに読書&阿部丈二との関係

『図書館戦争』や『三匹のおっさん』など、人気小説を発表してきた作家・有川浩(ありかわ ひろ)さん。

作品は有名でも、作者のプライベートに詳しい人は多くないかもしれません。

今回は気になる有川さんの人柄について、夫と結婚の詳細、家族情報、生い立ち、俳優・阿部丈二さんとの関係から見てみましょう。

有川浩のプロフィール

本名:山本浩子

生年月日:1972年6月9日

身長:不明

出身地:高知県高知市

最終学歴:園田学園女子大学

有川浩の夫は読書好き。結婚馴れ初めにライトノベル

有川さんは2003年、『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、翌年デビューしています。

デビューする前に、既に結婚していたそうで、夫は一般男性とのことでした。

ライトノベルの元祖とも呼べる『妖精作戦』という作品のファンだったという共通点が、付き合い始めたきっかけ。

詳しい情報はないにせよ、とても優しい旦那さんのようです。


有川さんの文章を読んだ夫が、「いつかプロになれる」と言ってくれたことが、作家デビューを目指すきっかけになったと言います。

いつも妻の創作活動を支えてくれている、すばらしい人柄なのでしょう。

また夫は難聴を患ってしまい、それを慰め、励ますために有川さんは創作に励んでいたようです。

夫が原稿に批評を加え、有川さんがそれを参考に結末を書いたこともあるということなので、有川作品のいちばんのファンは旦那さんだと言えるでしょう。

そんな旦那さんは、有川さんの小説家デビューを後押ししています。

結婚後は、退職もあって時間に余裕ができたという有川さん。

たっぷりある時間を使い、途中でやめていた『塩の街』を完成させると、旦那さんに読んでもらったそうです。

以前途中まで書いてほうってあったのを書き上げて旦那に見せたら、「これをどこかに送ったらいいんじゃない」「送るなら電撃がいいよ」って。

電撃ゲーム小説大賞といえば、アスキー・メディアワークスが主催するライトノベルの新人文学賞。

2023年現在も「電撃小説大賞」という名前で続いています。

有川さんの前には、上遠野浩平さんや成田良悟さん、川上稔さんなど、ライトノベルで活躍する人気作家が受賞していました。

旦那さんはライトノベルが好きということなので、受賞作品を読んでいたかもしれません。

賞の特徴などにも、自然と詳しくなったのではないでしょうか。


ちなみに、旦那さんはさまざまなジャンルを無差別に読み漁るタイプ。

歴史小説やビジネス書なども好きで、なんでも楽しんでいるのだとか。

堅い内容の本を好む人はライトノベルに興味を持たないことも多そうですし、その逆パターンもあるはずですが、ジャンル関係なく読めるのはすごいですね。

偏見を持たず、各ジャンルの素晴らしい部分を評価しているなら、とても素敵です。

そうした趣味のおかげで有川さんのデビューにつながったわけですから、ファンは旦那さんに感謝しているかもしれませんね。

有川浩、家族が大量の本を購入

有川さんに夫がいることはわかりましたが、家族はどうなのでしょうか。

今のところ、夫婦に子供がいるという情報はないので、2人暮らしのようです。

Twitterでは飼い猫の写真や動画をアップしているので、子供代わりに猫を飼っているのかもしれません。

ご両親についても情報はありませんが、家族をテーマにした作品が多い点や、親が喜ぶようペンネームに本名の漢字を付けたそうなので健在であれば仲良しな可能性が高いでしょう。

ちなみに、両親は自宅にたくさんの本を置いておく人だったそうです。

セールスマンにすすめられるまま、100冊入りの童話シリーズセットを購入したこともあるのだとか。

また、幼い有川さんでも手が届く場所に親の本棚があったそうなので、大人向けの本を興味本位で開いてみたこともあるのかもしれません。

それだけ本があふれた家庭なら、読書好きには幸せな環境ですね。


ただ、有川さんが本を読んでいたのは、親に言われたからではないそうです。

小学校に上がったら子供向けの百科事典も買ってくるのだけれど、それも「読め」と強要されたことがない。…そうすると、勝手に探し出して読むようになりました。

子供に本を読むようすすめる親は多いと思われますが、有川家では違ったんですね。

買うだけ買ってそのまま放置しておくというのは、一風変わったやり方です。

ですが、うるさく言われてしぶしぶ読むのと、自発的な読書ではまったく違うはず。

両親としては、自然と興味がわくのを待ちたい気持ちもあったのかもしれませんね。

有川浩の生い立ち

続いて、有川さんの生い立ちについて見てみましょう。

高知県に生まれ育ち、高校卒業と共に兵庫県の大学へ進学して以来、関西暮らしのようです。

保育園の時点で字を書けていたらしく、既に物語を作っていたと言います。

読書が好きで、世界の絵本や児童文学などを乱読していたようです。

有川さんの作風の特徴に、読む人を夢中にさせる恋愛要素がありますが、自身も幼少期からラブコメ的ストーリーを好んで読んでいました。

高校のころには漫画、SFなども読むようになっており、これらの読書体験全体が作品に影響を与えていることは間違いなさそうですね。

不幸な幼少期を送ったわけではないようなので、ドラマティックな展開などは完全に読書をもとに得た技量なのかもしれません。

有川浩と阿部丈二との関係

有名作家の有川さんですが、実は小説だけではなく演劇の制作にも携わっています。


人気劇団の演劇集団キャラメルボックスに所属する俳優・阿部丈二さんと共に、演劇ユニット・スカイロケットを結成。

それ以前から有川さんは、キャラメルボックスの舞台を度々観劇していました。

2011年に原作と脚本を担当した『もうひとつのシアター!』に、阿部さんが出演することになったのが出会いのきっかけ。

『旅猫リポート』という作品を書き、2013年に旗揚げ公演として上演しています。

人気作家と人気劇団の俳優によるユニットとして、注目を集め、順調に活動していたスカイロケット。

しかし2015年11月5日付で、有川さんはスカイロケットの活動を停止することを発表。

理由としては、阿部さんに恋をしていたがフラれたためという噂が流れました。

夫婦仲は良いとされていた有川さんですが、一説によると別居状態にあったと言います。

その代わり阿部さんには猛アタックを開始し、自身の権限で原作の映像化作品に阿部さんを出演させたこともあるそう。

キャラメルボックスの俳優としては知られていたものの、世間的に認知されていない阿部さんを大手芸能事務所ホリプロに入所させるなどの後押しもしています。

しかし2人の関係が恋愛へ発展することはありませんでした。

スカイロケットの活動から離れた時点で、ようやく有川さんが諦めたとのことだそうです。

担当編集者など関係者の多くは、この時期に恋愛相談を受けていたことは事実のようですね。

真偽はわかりませんが、スキャンダルに発展しないか冷や汗をかくなど、仕事関係者たちの苦労が絶えなかったことは確かなのでしょう。


今回は有川浩さんについて見てきました。

率直な物言いや、気に食わない出版社とは縁を切るなど、「お騒がせ作家」としての面もある有川さん。

周囲の苦労を考えると気の毒とはいえ、作家としてすばらしい作品を発表し続けている限り、今後も世代を超えてファンが増えていくことでしょう。

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