有川浩の近況、改名し有川ひろで活動中。出身高校は高知?作品の魅力や作風考察&経歴まとめ

『図書館戦争』や『阪急電車』など、映像化された作品も多い人気作家・有川浩(ありかわ ひろ)さん。

テレビドラマ化された『三匹のおっさん』の原作者としても知られていますね。

しかし、名前を「ひろし」と読んで、男性だと思い込んでいた方も多いのではないでしょうか。

自身もそのことに触れ、最近改名したことわがかりました。

今回は有川さんの近況、改名について見ていき、さらに出身高校、作品の魅力と作風にも触れ、経歴をまとめました。

有川浩のプロフィール

本名:山本浩子

生年月日:1972年6月9日

身長:不明

出身地:高知県高知市

最終学歴:園田学園女子大学

有川浩の近況まとめ。「有川ひろ」に改名して活動

有川さんの近況はどうなのでしょうか。

かつて作品が続々と映像化されていた時期に比べると、あまり話題に上らなくなっている印象もあります。

しかし自身のTwitterでは、社会に対して鋭いコメントを寄せるなど、度々投稿をアップしているのでご健在であることがわかりますね。

文藝春秋と新潮社から自作の版権引き揚げを行うなど、大胆な行動で「文壇の女帝」として編集者から恐れられてきた有川さん。


歯に衣着せぬ物言いに、体調を崩す編集者もいるようです。

そんな有川さんは、2019年に「有川ひろ」へと改名。

理由は、「ひろし」という男性名に間違えられることに嫌気がさしたためでした。

怖いもの知らずのためメンタルも強そうな印象のある有川さんですが、性別を間違えられる度に説明するのはさすがに精神的にもつらかったのでしょう。

ただあまりに多くの有名作品を「浩」名義で書いてきたので、未だに「ひろ」というひらがな表記は浸透していないようです。

近年も新刊やサイン会が話題

『図書館戦争』シリーズや『三匹のおっさん』シリーズなど、人気作品を数多く発表してきた有川さん。

前述のとおり以前ほどは目立たず、新作発表のペースも速いわけではないようですが、近年も変わらず執筆活動を続けています。

過去の単行本が文庫化されることもあり、新しい本は定期的に出ているみたいですね。

書店に新刊が並ぶと、即購入する熱心なファンも多いのではないでしょうか。

書店では、サイン会も開催されています。

人気作家のサイン本となれば、喉から手が出るほど欲しいファンも多いはず。


今後の新刊発売でも開催される可能性があるので、最新情報を要チェックですね。

ちなみに、本の評判は非常に良く、サイン会に来る夫婦やカップルも多いのだとか。

有川さんといえば恋愛小説が好評なので、そうしたファンが多いのも納得ですね。

最近の本から新しくファンになり、過去の作品を読み漁っている人もいることでしょう。

有川さんのサイン会に訪れる夫婦やカップルは、これからも増えていきそうです。

現在(2023)もKindleでは買えない

ドラマや映画になる作品も多く、人気の高さがわかる有川さんですが、実はKindleで読むことができません。

読書のメインがKindleになっている人は、有川さんの作品だけ紙で読んだり、別の電子書籍サービスを使ったりしているようです。

2023年現在も、相変わらずKindle化された作品はありません。

徹底的に排除しているわけではなく、コミック版や解説を書いた本などはありますが、多くの人気作品はいまだに読めないようです。

Kindleで出さない理由については、有川さん本人がXで言及していました。


国内のメーカーを大切にしたい気持ちが強いようです。

今後Kindle化する可能性も一応あるようですが、この様子だとかなり低そうですね。

いつもKindleを使っている人で、これから有川作品を読む予定があるなら、何か別の方法を検討した方がよいでしょう。

それにしても、Kindleで出さないとなると、諦めて紙で購入する人もいそうです。

有川さんの紙の本は、他の作家より売れているのかもしれませんね。

有川浩、出身高校は高知県の学校?

有川さんについて、作品名は知っていても、詳しい経歴を知らない人が多いかもしれません。

気になる出身高校については、情報がなく知られていないのが現状です。

ただ高校までは地元の高知県で過ごし、卒業後に関西の園田学園女子大学を卒業していることはわかりました。

高校在学中からSFやライトノベルを読んでいたそうなので、かなりの読書好きとして地元では知られていたのかもしれません。

有川作品の魅力や作風の特徴

青春時代にライトノベルの影響を受け、自身のことも「大人向けのライトノベル作家」と公言している有川さん。

ここからは作品の魅力と作風の特徴を見ていきましょう。

デビュー当初から書いていた自衛隊三部作や『図書館戦争』などでは、SF的要素とドラマティックな戦いが描かれ、エンタメ作品に強いことがわかります。


『阪急電車』のような、現実的でしみじみと考えさせる作品も書くようになってからは、より読者層を広げました。

作品の魅力は、エンタメ的ストーリーで読者を引き込みながら、主人公の生き方を通して困難に立ち向かう勇気を与えてくれる点でしょう。

さらにその作風の特徴と言えるのが、かなりべたべたな恋愛が描かれることです。

『図書館戦争』のように権力との闘いという壮大なテーマを持つ作品でさえ、恋愛要素が強いからこそ、若い女性読者層をつかむことに成功しています。

そのあまりにドラマティックすぎる恋愛模様が、むしろ楽しみでならないファンは多いようです。

筆者は有川さんに対して男勝りな印象を抱いていましたが、作品を読む限りはその内面に繊細な女性の心が存在していることを感じられます。

エンタメ好きと恋愛好き、大人向けの作品好きといったあらゆる読者層に訴えることのできる、稀有な作家と言えるでしょう。

有川浩の経歴まとめ

有川さんは物心ついたときから物語を書いていたと言います。

その万人受けする作風の裏には、膨大な読書体験と緻密な調査があるようです。

小説の巻末にある参考文献は、いつもかなりの量のデータで埋め尽くされています。

出身地の高知を登場させた自衛隊三部作の1つ『空の中』では、ジェット機に関する資料を読み込み、硬派な作品に仕上げました。

高知県を出た後、大学進学で関西に移ってから現在に至るまで、ストイックなやり方で執筆と読書に取り組んでいるようですね。

その努力によって、ゆくゆく直木賞を受賞する日も近いのではないでしょうか。


今回は有川浩さんについてまとめました。

男性と間違われるゆえんはもしかすると、名前だけではなくその硬派なテーマによるところが大きいのかもしれません。

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