会田誠、息子と結婚相手も芸術活動。モデル大原直美のセクハラ問題&岡村靖幸とのコラボ

現代美術家の会田誠(あいだ まこと)さん。

時に過激な表現活動をすることで知られ、「取扱注意の作家」とも称されています。

そんな会田さんに、息子がいるという情報がありますが、どんな人物なのでしょうか。

また結婚相手は誰なのか、美術モデル・大原直美さんから訴訟を受けたセクハラ問題、歌手の岡村靖幸さんとのコラボについて一挙紹介していきましょう。

会田誠のプロフィール

本名:会田誠

生年月日: 1965年10月4日

身長:不明

出身地:新潟県新潟市

最終学歴:東京芸術大学大学院

会田誠、息子と結婚相手も芸術の仕事

まず会田さんの息子と結婚相手の詳細を見ていきます。

息子として注目され始めているのは、2001年生まれの会田寅次郎さんです。

幼少期からパソコンやビデオ撮影が好きで、ビデオ映像を使った『TANTATATAN』という作品を東京都現代美術館で展示するなど、父親と同じく芸術方面で活動をしています。


小学校1年生のころには既にパソコンを触っていたという寅次郎さん。

学校へ馴染めない分、プログラミングにのめりこみ、17歳の時には文化庁メディア芸術祭で新人賞を受賞しています。

名門・開成高校へ進学し、学業と両立させながら企業でプログラマーのアルバイトをするなど、若き天才の名をほしいままにしている様子です。

2020年には大学へ進学したようですが、意外にも文系の学部とのこと。

大学名は公表されていません。

AIやビットコインにも興味があるようですが、父親と同じくアートにも関心が強く、親子で作品を創ってもいます。

芸術家とエンジニアという肩書を、共に獲得する日は近いでしょう。

結婚相手は岡田裕子

たぐいまれなる才能を持つ寅次郎さんの母で、会田さんの妻にあたるのが、岡田裕子(おかだ ひろこ)さんです。

1970年生まれで、夫と同じく現代美術家として活動しています。

2001年に会田さんと結婚し、2010年には人形劇団『劇団☆死期』を主宰、顧問の夫と共に前衛的な舞台を上演。

家族全員が芸術家という、特殊な一家であることがわかりました。

親子で作品を発表

会田さん親子は3人で「会田家」というユニットを組んでいます。


2015年は、ユニットとして『檄』という作品を発表したところ、東京都美術館が撤去しようとしたことが話題になりましたね。

『檄』は白い巨大な布に、「もっと教師を増やせ」など庶民の不平不満ともとれる言葉の数々を毛筆で書き上げた作品。

その傍らには、会田さん扮する首相が鎖国の必要を訴える映像が流れているというものでした。

政治的な意図ではなく、あくまで不満を表明することの自由を訴えたかったようですが、クレームが入ったことで美術館は撤去することを決定。

その判断に批判が殺到し、結局撤去はされず、会期中展示され続けていたようです。

過激な表現とはいえ、圧力によって作品が撤去されることになれば、表現の自由の侵害になりかねないという危険性について多くの人が関心を寄せるきっかけになりました。

会田家は、良くも悪くも話題を提供してくれる、面白いアーティスト一家ですね。

家族3人の活動にはデメリットもある?

作品は賛否両論でしたが、親子で創作をするのはとても素敵です。

しかし、裕子さんとしてはデメリットも感じているようですね。

面白いものをお客様に見せることができたと思いますが、やっぱり展示の準備の中で揉め事ってほどでもないけど、結局日常と同じ家族の問題が起こってくる。

本来仕事とは関係ないはずの家庭のストレスが、常に続くことになってしまうようです。

家庭の母親としてさまざまなフォローなどをしていると、中間管理職のような状態になるという裕子さん。

ユニット活動だとそれが仕事でも起こり、家庭の中にいるときと同じストレスを感じてしまうそうです。


みんな同じ仕事だと隠し事などがなく、コミュニケーションの面でメリットもあるそうですが、家族ユニットというのは難しいものなのかもしれません。

家族で田舎へ引っ越した過去

寅次郎さんとのエピソードでは、幼少期の引っ越しもありますね。

もともと息子をコンピューター好きにしたいとは思っていなかったという誠さん。

しかし、前述のとおり小学生の頃からパソコンに興味を示していたため、将来に不安を感じたようです。

考えた誠さんは、家族で千葉の田舎へ引っ越しましたが、寅次郎さんを変えることはできませんでした。

コンピューターを触り始めて、僕は子どもの頃からこれじゃいかん、もっと自然を教えなければと思って、そういう所に行ったんですけど、結果は全然…家から出なかった。

誠さんと裕子さんは、自然に囲まれた環境なら伸び伸びと育ち、心が豊かになると考えたそうです。

ですが、あまりにも自然が多すぎたため、逆効果になってしまったのかもしれません。

なんでも、当時の家の周りは田んぼだらけだったのだとか。

歩いて行ける場所には本当に何もなく、ひたすら自然だけが広がっていたそうです。

そんな場所を目の当たりにしたら、豊かな自然にワクワクするどころか、虚無を感じることもありそうですよね。

寅次郎さんも、そうした失望に近い感覚を抱いたのではないでしょうか。

結局、都会にいた頃よりさらにコンピューターの世界へのめり込んでいき、外で遊ぼうとはしなかったそうです。

ところが、田舎ではパソコンの勉強が満足にできず、趣味を共有する仲間も作れません。


そのため、一家は神奈川へ引っ越すことになるのです。

コンピューターが大好きな寅次郎さんにとって、本当の意味で伸び伸びと暮らせるのは、田舎ではなく都会だったのでしょうね。

美術モデル・大原直美のセクハラ訴訟

会田さんを巡り物議をかもした話題は、まだまだたくさんあります。

その中の代表ともいえるのが、美術モデル・大原直美さんによるセクハラ訴訟です。

これは2018年に京都造形芸術大学の東京藝術学舎で開かれた、ヌード芸術の講義を受講した大原さんが、会田さんの講義内容がセクハラ的と訴えたことが発端。

あくまでゲスト講師だった会田さん自身を訴えたのではなく、講義を運営していた瓜生山学園を相手に訴訟を起こしました。

講義は全5回で『人はなぜヌードを描くのか 見たいのか』というテーマだったのですが、会田さんがスクリーンで見せた画像が、AV女優とゴキブリのセックスを描く作品などグロテスクなものばかりだったようです。

大原さんは講義のせいで急性ストレス障害を発症したとして、約333万円の慰謝料を大学へ求めました。

大学側は謝罪文こそ発表しましたが、とくにその後、訴状も届いておらず対応のしようがないと主張しています。

また大原さんは会田さんの講義だけでなく、写真家の鷹野隆大さんの講義で見せられた男性器の写真についてもわい雑だと訴えました。

しかし鷹野さんは写真をスクリーンに映す前に、見たくない人は挙手するように伝えたので、強制はしていないと主張。

とくに手を挙げた人がいなかったので見せることにしたようで、後になってからこのように訴えられたのは驚きだったと不快感を示しました。

被害者側の訴えは、何も知らされずにひどいものを見せられたという点がポイントでしたが、実際にはシラバスに会田さん自身のヌード作を中心に話すと書かれていたということもあり不利だったようです。

SNS上では大原さんの方を批判する声が噴出。


過激な性描写で知られる会田誠という芸術家が講師であることや、ヌードがテーマであることを知っておきながら講義を受講した方が悪いという声が続出したのです。

突き詰めていくと、ヌード芸術そのものの存在を否定することになりかねず、難しい問題です。

ただ「不快なものは見るな。見てしまった方が悪い」、という自己責任論がエスカレートするのは危険かもしれません。

こういった問題を冷静に議論する場の重要性を訴えているという意味で、この訴訟自体が美術史に残ることになりそうですね。

会田誠と岡村靖幸のコラボとは?

会田さんは、歌手・音楽プロデューサーとして知られる岡村靖幸さんのアルバムジャケットを2013年からデザインしています。

アート会と音楽界の「はみ出し者」とも言える2人だからこそ、意気投合しているのでしょう。

岡村さんの独特な雰囲気を、会田さんのサイケなジャケットが見事に表現しています。

2人は同い年ですし、覚せい剤所持で逮捕歴もある岡村さんのような不良精神の持ち主は、会田作品の過激な表現に惹かれるのでしょうね。


物議をかもすことの多い芸術家だからこそ、好き嫌いも分かれるはず。

しかし、時に議論の必要がある重要なテーマに目を向けさせてくれる、貴重なアーティストと言えるでしょう。

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