武部勤、息子がホリエモンはデマ。長男は政治家の武部新、次男は実業家&家系図まとめ

政治手腕と誰からも愛されるキャラクターが相まって人気を博した武部勤(たけべつとむ)さん。

国民の絶大な支持を得た小泉政権の陰の立役者と言っても過言ではありません。

武部勤のプロフィール

生年月日: 1941年5月1日

出身地: 北海道斜里郡斜里町

最終学歴: 早稲田大学第一法学部

所属政党: 自由民主党(山崎派)

武部勤の息子はホリエモンではない

政治家と実業家の息子がいる武部勤さん。

ですがもう1人、息子として紹介した人がいるんです。

その人はホリエモンの愛称で知られる堀江貴文さん。


ややポッチャリした体形がそっくりな二人。

ですが、武部勤さんと堀江貴文さんは本当の親子ではありません。

2005年の衆議院議員選挙に堀江貴文さんが出馬。

党内の調整が上手くいかなかった事で無所属での出馬でしたが自民党の大物議員がこぞって応援。

武部勤さんも駆け付け「我が息子です!」と声高らかに応援。

それだけ心から応援しているという事をアピールしたかったのでしょう。

ですが、堀江貴文さんは前線虚しく落選。

さらに2006年には証券取締法違反で逮捕されてしまいます。

すると野党は「息子」と応援していた事を痛烈に批判。

これが本当の息子であれば議員辞職に追い込まれる可能性もあったはず。

本当の親子では無かった事は不幸中の幸いでした。

ただ、さすがの武部勤さんもこの時ばかりは「しまった」と思っていた事でしょう。

広告塔疑惑は否定

当時の「息子」発言は、あちこちで話題になっていました。


本気なのかジョークなのか、SNSでは実の息子と思い込んでいるような人も見かけます。

こうした声からも、「息子」発言のインパクトは大きかったことがわかりますね。

ただ、注目度が高かったことで、堀江さんを広告塔にしたという疑惑が持ち上がりました。

有名人の堀江さんなら、宣伝の効果はかなり高そうですよね。

ですが、疑惑について質問された武部さんは、きっぱりと否定していました。

同容疑者の出馬会見を党本部で行い、広告塔として利用したのではないかと追及されると、「そのこととは全く別問題」と居直りました。

もちろん、本気で支援していたと信じたいところです。

しかし、本当に広告塔が目的だった場合、記者会見の場で素直に認めるでしょうか。

実際に堀江さんは多くの注目を集めたので、疑いを抱く人も多かったことでしょう。

ちなみに、記者会見では「息子」発言の理由についても語っていました。

堀江さんに限らず、若者には父親のような感覚を持つことが多いのだとか。

つまり、堀江さんだけ特別に息子扱いしていたわけではなかったということです。

とはいえ、堀江さんの他に武部さんから息子と呼ばれていた人物は確認されていません。


表で言わなかっただけだとしても、これでは広告塔疑惑まで出てしまうのは仕方がないのかもしれませんね。

次男が堀江貴文から金をもらった噂はデマ

堀江さんには、武部さんの本当の息子に金銭を渡したという噂があります。

問題が起こったのは、2006年2月のこと。

なんでも、永田寿康元衆院議員が、武部さんの次男・毅さんに対して選挙コンサルタント料を振り込むようメールで指示したのだとか。

金額は3000万円であり、堀江さんは指示通りに振り込みを済ませたというのです。

この情報を知った人は驚いたかもしれませんが、最終的にはデマだったことが判明しています。

国会ではメールの写しが公表されるなど、大騒ぎになったものの、結局メールはまったくの「ガセ」だった。

メールの写しというのは偽造であり、噂が事実と証明できるものは存在しなかったようです。

それにしても、偽造となると、ただの勘違いで起こった騒動ではありませんよね。

偽のメールを間違えて作るはずもなく、悪意を持った何者かの仕業であることが想像できます。

ちなみに、デマとわかっても、当時の堀江さんはイメージダウンを避けられなかったようです。

偽メールを作った人物の狙いは、そのあたりにあったのかもしれませんね。

武部勤の長男は国会議員

自民党に無くてはならない政治家だった武部勤さん。

ところが2012年に政界からの引退を発表。


そして地盤は長男の武部新さんが引き継ぐこととなりました。

武部新さんは父と同じく早稲田大学の法学部出身で卒業後は日本興業銀行に入行。

その後、シカゴ大学への留学を経て武部勤さんの秘書となっています。

恐らくこの時から後継者となる事が決まっていたのでしょう。

そして父の地盤を引き継いで出馬した2012年の衆議院議員選挙で見事に当選。

その後も当選回数を積み重ね、2017年には環境大臣政務官と内閣府大臣政務官に就任。

父のように自民党に無くてはならない政治家への道を着実に歩んでいるようです。

このまま順調に実績を積み重ねていけば必ず入閣する日が来るはず。

ひょっとすると武部勤さんが果たせなかった総理大臣になる事も夢ではないかもしれません。

次男は実業家、妻は田丸麻紀

政治家として日に日に頭角を表している武部勤さんの長男、武部新さん。

前述の次男・毅さんも、長男に負けず劣らずの凄い人なんです。

毅さんは、アメリカのボストン大学を卒業したという超エリート。

外資系広告代理店や証券会社等を経て、現在(2023)は化粧品の企画・製造・販売を行うLIFELONG株式会社の社長を務めています。

そして2013年には女優、タレントとして活躍する田丸麻紀さんと結婚。

両国国技館で行われた豪華な結婚披露宴が当時は大きな話題となりました。


政治家の息子であり社長の武部毅さんと女優の田丸麻紀さん。

一体どうやって知り合ったのか、馴れ初めが気になるところ。

田丸麻紀さん曰く、出会ったのは16年前で長らく友人関係にあったそうです。

ですが互いに次第に特別な感情を抱くようになり、2012年の夏頃から交際するように。

そしてそのまま結婚する運びとなったそうです。

二人の間には2014年に第一子、2018年には第二子が誕生。

誰もが羨む妻と可愛い子供に囲まれて日々を過ごす武部毅さん。

きっと充実した私生活は仕事にも好影響を与えているはず。

これからも会社社長という立場から日本経済に多大な貢献をしていく事でしょう。

武部勤の家系図は今後が楽しみ

良くも悪くも世襲議員が多い現在の国会議員。

特に首相や大臣経験者の中には代々続く議員の家系という人も少なくありません。

なかには家族だけでなく多くの親族が議員や会社の重役という事も。

そのため有名な国会議員の家系図が話題になる事も多いですよね。

そこで気になるのが武部勤さんの家系図。

自民党幹事長にまで上り詰めた政治家だけに凄い家系図である事が予想されます。


前述の通り武部勤さんの長男、武部新さんは政治家で次男の武部毅さんは会社社長。

そして次男の妻は女優の田丸麻紀さん。

さらに武部新さんの義兄には元衆議院議員の藤田幹雄さん。

義父には一橋大学名誉教授で東京福祉大学の学長も務めた藤田伍一さんがいます。

そして武部新さんには1男2女と計3人の子供がおり、武部毅さんにも息子が2人。

生まれ育った家系を考えると子供達が政治家や実業家、芸能人になる可能性はかなり高いと言えるでしょう

今後、家系図が凄い事になるのは間違いありません。

きっと武部勤さんも今から孫の将来を楽しみにしている事でしょう。

今も交流が続く武部勤と杉村太蔵

自民党が歴史的圧勝した2005年の衆議院議員選挙。

この時に当選し一躍、話題の人となったのが杉村太蔵さん。

比例名簿で最下位に名前を連ねながらも見事に当選。

自民党圧勝の象徴的な存在として注目を集めた事でテレビ取材が殺到。

様々な迷言で国会議員としての資質を疑われる事もありました。

そんな杉村太蔵さんを咎め、議員としての教育を行ったのが武部勤でした。

このように国会議員として師弟関係にあった二人。


その交流は共に議員を辞めた後も続いていたんです。

2018年には武部勤さんが杉村太蔵さんに電話で呼び出し。

そして訪れた赤坂の料亭には武部勤さんの他に小泉純一郎さんや山崎拓さん、中谷元さんの姿が。

元大物政治家が集まる場面を目にした杉村太蔵さんはさぞ驚いた事でしょう。

ただ、この場面に遭遇して驚かない人はいないとは思いますが。

実はこの集まりは毎年恒例の会合で本来ならば二階俊博さん、小池百合子さんが出席するはずでした。

ところがこの2人が欠席した事から白羽の矢が立ったのが杉村太蔵さんだったそうです。

他の人では出来ない武部勤さんならではの人選。

きっと今でも親心のような思いで杉村太蔵さんの活躍を見守っているのでしょう。

武部勤の経歴まとめ

日本中に自民党旋風を巻き起こした小泉内閣。

その小泉内閣で農林水産大臣や自民党の幹事長を務め首相を支えたのが武部勤さんです。

今では誰もが知る政治家の1人ですが意外にも若いころはデザイナー志望。

そのため美術大学への進学も検討していたそうです。

ところが色弱が発覚した事からデザイナーは断念。


そして次に志したのが政治家だったようです。

早稲田大学法学部に進むと卒業後は三木派事務所に就職。

そして1971年の北海道議会議員選挙に当選した事で政治の道へ。

その後、4期に渡って当選を続けるも国政に挑むため任期途中に辞職。

北海道議会議員での実績を武器に1983年の衆議院議員選挙に無所属で立候補するも惜しくも落選。

議員でいる内は「先生」ともてはやされる政治家ですが「選挙で落ちればただの人」。

きっとこの間、武部勤さんも辛い日々をすごしていた事でしょう。

この落選から3年後に開催された1986年の衆議院議員選挙には自民党の公認を受け出馬。

自民党という後ろ盾もあり、見事に初当選。

この時の当選は自民党のおかげだった事は否めません。

ただその後、8期に渡って政治家を続けられたのは武部勤さんの政治手腕を評価されてのこと。

自民党幹事長時代には「偉大なるイエスマン」を公言。

長い物に巻かれる古い政治家と思われる一面もありました。

ですが、それはきっと自民党、ひいては国政の事を心の底から考えていたから。


大局を見据えていたから自分を押し殺して党のために尽力していたのでしょう。

2006年には新人議員の育成を目的とした議員グループ「新しい風」を結成。

自分と同じく党のために働ける議員を増やしたいという思いからの行動だったのではないでしょうか。

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