柚月裕子に離婚の噂。経歴と出身高校。東日本大震災で両親が死去、今の住まい

映画化された『孤狼の血』や本屋大賞2位を獲得した『盤上の向日葵』などの話題作で熱い注目を集めている柚月裕子(ゆづきゆうこ)さん。

男の世界を描く美人作家としても知られていますが、私生活では離婚の噂がささやかれているようです。

出身高校を含めた経歴や両親を亡くした東日本大震災のこと、2023年現在の住まいについて迫ります。

柚月裕子に離婚の噂が浮上、真相は?

骨太なハードボイルドやミステリーを次々と発表し、今まさに上昇気流にのっている柚月裕子さん。

少女の頃から男の世界が大好きで、渡瀬恒彦さんや映画『仁義なき戦い』の大ファンだったそうです。


看板シリーズのひとつである「孤狼の血」シリーズの第一作『孤狼の血』は、アウトローな世界に生きる男たちの生きざまや広島弁の会話が人気を呼んで日本推理作家協会賞を受賞。

役所広司さん主演による劇場版は日本アカデミー賞12部門を受賞しました。

その美しいルックスからは信じられないほど硬派で、時として猥雑な世界さえ巧みに描き、そうした世界観を極上のミステリーに落としこむのが真骨頂の作家です。

小説を書くうえで気をつけているのは、登場人物の筋を通すこと。

それぞれにとっての正義とは何で、それをどう貫くかを描くところも特徴です。

岩手県釜石市出身の柚月裕子さんですが、高校卒業後に父の転勤にともない山形県山形市に転居。

そこで出会った男性と21歳で結婚しました。

両親が岩手に戻ったあとも山形市に定住して、1男1女をもうけます。

当時は作家になることはまったく考えておらず、子育て中心の専業主婦でした。

子育てが一段落した36歳の時、「小説家になろう」とうたった市民講座に参加したことが運命を変えることに。

こうしたエピソードを知るたびに筆者は思うのですが、何かに興味をひかれて参加したり、実際にはじめてみたりすることは、その人のアンテナがキャッチしていることであり、すでに素質の現れなのかもしれません。

『臨床真理』でデビューしたのは40歳の時でした。

以降の活躍はご存知の通りですが、ここにきて聞こえてきた離婚の噂が気になるところ。

2016年の時点で子供たちは社会人であることがわかっています。

噂の原因は、子育ての終了、夫は雑誌以外の本には興味がないという発言、柚月さんが美人であること、普通の主婦から人気作家になったことなどが挙げられるでしょう。

ですが、あくまでも噂の域をでないもので、離婚はしていないようです。

柚月裕子の出身高校と経歴

1968年5月12日生まれの柚月裕子さんは岩手県釜石市出身。

出身高校についての関心が寄せられていますが、明らかになっていません。

父親が転勤族であり、小学校を3回変わるなど岩手県内で転居を繰り返したそうです。

高校時代も岩手県で過ごしたようですから、県内の高校とみていいでしょう。

小説を書きはじめた柚月さんは2007年、山形新聞の文学賞である山新文学賞に『待ち人』で入選。

翌2008年、『臨床真理』が『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して小説家デビューを果たします。

2013年には『検事の本懐』で大藪春彦賞、2016年に『孤狼の血』で日本推理作家協会賞。

2018年、『盤上の向日葵』本屋大賞2位に。

なお、『孤狼の血』は直木賞にもノミネートされていました。

東日本大震災で実家が津波にのまれ、両親が犠牲に

柚月裕子さんには二人の母親がいました。


幼少時に一緒に暮らした生母と、父の離婚・再婚によってできた義母です。

28歳の時に生母をがんで亡くした柚月さんは、東日本大震災で父と義母を失うことになりました。

実家のある岩手県宮古市を津波が襲い、家と両親が流されてしまったのです。

行方不明の両親をさがして、残骸であふれる市内や遺体安置所を歩き回った日々を振り返ると、今も胸が潰れる思いがするそうです。

自分の中には二つの時間軸が生まれたと語る柚月裕子さん。

それは今過ごしている現実の時間と、東日本大震災で止まったままになっているもうひとつの時間。

震災から何年も過ぎているにもかかわらず、ふとした時に実家の両親に電話しなければと思うことがあるのだそう。

ああ、もういないんだと気づいた時に、二つの時間軸が交わっているのを感じるそうです。

柚月裕子の今の住まい

柚月裕子さんはインタビューで、山形県山形市で暮らしながら執筆活動をすることに幸せを感じると語っています。

住まいは今も山形市内にあるようですね。

柚月さんが感じる幸せとは、五感をとても刺激されること。

風の匂い、鳥のさえずり、きれいな水などは自然豊かな土地ならではの恩恵でしょう。

また、一人になれる場所が多いのも山形市のいいところなのだそう。

温泉には週に一度のペースで通っているそうです。

デビューから12年、筆を休めることなく作品を生み出してきた柚月裕子さん。


10代の頃、胸を躍らせて通いつめた故郷の書店も津波にさらわれてしまいました。

オリエント急行や霧のロンドンに思いをはせたあの頃の自分のように、これからも多くの読者を別世界へいざなってほしいと思います。

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コメント

  1. 孤狼の血を読んで感動しました、さぞかし取材をされたことと思います、続編を読むつもりです、今後も感動を皆様にお願いします。