『星々の舟』で直木賞を受賞した小説家の村山由佳(むらやま ゆか)さん。
愛猫だったもみじと、軽井沢で優雅に過ごしている様子がテレビ放映されるなど、話題に上りやすい人気作家ですね。
そんな村山さんの夫、いとこ、子供について情報を調べました。
また離婚しているのか、結婚歴が過去にもあるのかどうかも見ていきましょう。
村山由佳のプロフィール
本名:村山由佳
生年月日:1964年7月10日
身長:不明
出身地:東京都
最終学歴:立教大学文学部日本文学科
村山由佳の再婚した夫はいとこ。子供はいない
まずは村山さんについて、夫、いとこ、子供をメインに家族情報を見ていきましょう。
村山さんは2019年5月26日に結婚しています。
相手の男性は幼い頃から交流のあった、母方のいとこだそうです。
いとこ同士ということで親近感もあり、お互いを認め合える存在のようですね。
大方において夫が聞き役に回っているようで、売れっ子作家だからこその悩みも、優しく受け止めてくれるのでしょう。
4年ほど一緒に軽井沢で暮らした末に結婚されたとのことでした。
愛猫のもみじが2018年に亡くなり、翌年に結婚していますので、夫は村山さんの悲しみを癒すため結婚を申し込んだのかもしれません。
夫の詳細はわかりませんが、村山さんは結婚された時点で55歳ですので、2人の間に子供はいません。
デビュー25周年記念作『はつ恋』では、小説家のハナと大工のトキヲの恋愛が描かれますが、トキヲのモデルが夫ということでした。
村山由佳さんの「初恋」を読了。
お互い離婚も経験し、人生も半ばに差し掛かった幼友達の二人が過ごす季節のなんて瑞々しいこと✨
恋なんて一万光年の彼方に置いてきてしまったと思っていたけど、本当にふつふつと「恋がしたい」と思ってしまった💗
その途端、夫の放屁😡
ふん妄想の中で浮気してやる! pic.twitter.com/I6Lc9Jh35p— もりびと (@mimimaruhuku) February 23, 2019
作品の中でハナがトキヲと喧嘩して、彼につかみかかるなど暴走するシーンがありますが、それは実話だそうです。
しかし2人は喧嘩の様子を一緒に回想しながら、面白がることができる関係にあるとのこと。
村山さんは良きパートナーに恵まれていると言えそうですね。
親との確執を理解してくれる夫
前述のとおり、再婚した旦那さんについてはあまり情報を出していない村山さん。
しかし、雑誌の取材などで少しだけ話していることもあります。
私たちは母方のいとこ同士で、彼の父親も母と同じ気質だったということもあり、苦しみを疑うことなくわかってくれました。
村山さんの母親は非情に気性が荒く、自己中心的な人物であり、なんでも自分の思い通りにしないと気が済まなかったそうです。
異様なほど怒り、子供に対して暴力をふるうことも珍しくなかったそうなので、普通の親子関係を築くことは困難だったのでしょう。
そんな母親との関係を、2011年に発表した半自伝的小説『放蕩記』に反映させている村山さん。
切なくて読んでいて泣いてしまった。たまたまウチはこうでは無かったけど、こうした家庭は世の中に沢山ある…と考えるとまた切なくなってしまって。
村山さんの『放蕩記』、ぜひ読みたい。村山由佳「家族を愛せなくても罪ではないし、愛されなくても罰ではない」 https://t.co/gG7ifLjGej
— 御順場😷第伍 (@ngozJI0_0IL) May 21, 2020
村山由佳 放蕩記読了。筆者の自伝的小説。母親との関係に悩んでいるor悩んでいた女性にお薦めしたい。安易な打開策や一般化、教訓の押し付けは無い。共通点の多い他人の物語を俯瞰して見れることで当事者としての渦中から抜ける感覚が生まれる。どうしようもない運命でなく自分で選択しうると思える。
— えい (@eieiohohoho) May 19, 2019
しかし、再婚した旦那さんと違い、複雑な親子関係に理解を示さない人もいました。
「育ての親を悪く言うな」といった批判の声があり、村山さんは悩んだそうです。
世の中にはいろいろな親がいて、必ずしも子供を大切にするとは限りません。
子供が実の親から虐待されるニュースなども、決して少なくありませんよね。
村山さんの場合も、いわゆる毒親のケースだったのでしょう。
そんな家庭にまで「親は尊敬するもの」「家族は仲良く」といった考え方を当てはめようとする人がいるんですね。
『放蕩記』発表当時は毒親などがあまり浸透していなかったそうなので、余計に批判的な意見が目立ったのでしょう。
村山さんは、親に感謝できない自分を責めてしまったそうです。
ですが、2023年現在の旦那さんは、村山さんの母親と似た気質の父親を見てきた男性。
親との関係に悩み、それを批判する声にも悩んできた村山さんの気持ちは、よくわかるのでしょう。
おそらく、似たような体験をたくさんしているのではないでしょうか。
苦しい経験を胸の内に閉じ込めず、お互いに話すことで、気持ちが楽になるのかもしれませんね。
50代だから再婚できた夫
前述のとおり、村山さんは50代で再婚しています。
人によっては「もっと早くこの人と」と感じる年齢かもしれません。
ですが、村山さんは50代でよかったと思っているようですね。
50歳を越えた年齢だからこそ、カレとの関係によって得られることのありがたみがわかるのだと思います。
もっと若い頃に出会っていても、相手の魅力に気づけなかったと感じるようです。
年齢を重ねることで、好みのタイプが変化することはあるでしょう。
そう考えると、よいタイミングで再婚できたのかもしれませんね。
村山由佳の離婚理由
現在の夫について、全身全霊で信頼できる相手だと語る村山さん。
ではこれまでに、そこまで信頼し合えるパートナーには巡り会っていないのでしょうか。
大卒後、塾講師など複数の仕事を経て1993年に『天使の卵-エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞した村山さん。
デビュー前の90年には、一般男性と最初の結婚をしています。
しかし2007年に離婚し、2年後に9歳年下の男性と再婚しました。
男性は水商売などをしていたそうですが、村山さんと結婚後は妻の事務所社長となります。
しかし実質は無職で、妻の収入に依存していたようです。
さらに小説家志望だったのですが、それも実現していないので、人気作家の妻に嫉妬していた可能性が高いですね。
夫の借金を返済してあげるなど、村山さんは彼に尽くしたつもりだったのでしょうが、結局2014年に破局しています。
夫の浮気、金銭問題などが最大要因とされていますが、真相はわかりません。
村山さんは非常に性欲が強いと自身で認めているので、セックスレスに陥り、耐えられなくなった可能性も指摘されています。
ただ夫に影響を受け、胸にタトゥーを入れるなど大胆な行動もしていますから、彼を愛していたことは確かなのでしょう。
彼に尽くし、何とか関係を修復させようとしたものの、満たされない日々に嫌気がさしたのかもしれませんね。
2度の離婚を経てようやく出会った理想のパートナーは、村山さんの性欲を満たし、不安を解消してくれるオアシス的な存在なのでしょう。
ただしいずれの夫との間にも子供はいないようなので、代わりに猫を飼うことで一抹の寂しさを癒してきたのかもしれません。
村山由佳の結婚歴まとめ
では村山さんの結婚歴をまとめていきましょう。
1990年に一般男性と結婚し、千葉県鴨川市に住んだ村山さん。
千葉県のログハウスに住んでいたということで、誰もが憧れるニュータウン暮らしだったのでしょう。
しかし満たされた生活を送ることはできず、2007年に離婚。
2009年に2度目の結婚をしますが、5年後に再び離婚します。
父親と愛猫の死を経験しますが、その時期に支えてくれたのが25年ぶりに再会した、いとこの男性。
幼少期の頼りない印象とは打って変わって、非常にたくましく成長した彼の姿に、心を奪われたようです。
幼馴染みということもあり、すぐに打ち解け、4年間同棲したのち2019年に3度目の結婚をしました。
3度目の正直という言葉通り、村山さんはようやく心から愛せる人に出会え、2023年現在も幸せに暮らしているようです。
村山さんの恋愛遍歴は、一見身勝手に思えるかもしれませんが、諦めずに愛を求め続けたドラマチックな人生と言えそうですね。
村山作品に描かれる恋愛模様が読者の心をつかむのは、波乱に満ちた実体験が土台となっているからなのでしょう。
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