扇千景の自宅は渋谷?長門裕之との恋。宝塚時代の活躍。国土交通大臣の過去&死因はがん

元宝塚の娘役スターで、映画・ドラマでも活躍した女優の扇千景(おおぎ ちかげ)さん。

四代目坂田藤十郎さんの妻でもあります。

今回は扇さんの自宅や、故・長門裕之さんとの恋を見ていきます。

さらに宝塚時代、国土交通大臣を務めた時期や、2023年の訃報についても振り返っていきましょう。

扇千景のプロフィール

本名:林寛子

生年月日:1933年5月10日

没年月日:2023年3月9日(89歳没)

出身地:兵庫県神戸市

最終学歴:兵庫県立神戸高等学校、宝塚音楽学校

扇千景、自宅は渋谷の豪邸?

扇さんの自宅は渋谷区にある、立派なビル型の住宅という説があります。

その自宅については豪邸の噂もあるのだとか。

場所は渋谷の高級住宅街という噂がネット上に存在しており、それらしき住宅の画像も出回っているようです。


ただ、表札がはっきり確認できるわけでもなく、本当に自宅が特定されたかどうかは不明です。

特定が事実なら、間違いなく扇さんの家とわかる証拠があるはず。

しかし、証拠について言及している噂はありません。

となると、ネット上の画像を鵜呑みにはできませんし、豪邸説もかなり怪しくなってきます。

扇さんの本当の自宅が目撃されていないなら、豪邸かどうか判断することもできません。

実際の自宅について詳しく知るためには、まだ情報が足りないようです。

扇千景と長門裕之の恋

次に扇さんと長門裕之さんの恋について見ていきます。

2008年4月、著名人が半生を振り返る日経新聞の「私の履歴書」で、扇さんが連載を開始。

そこで、当時まだ存命だった俳優の長門裕之さんとの恋がつづられました。

2人が共演したのは、宝塚映画『怪傑鷹』。

一緒に喫茶店に行くと長門さんが、「3年過ぎたら結婚しよう」と言ったそうです。

長門さんは派手な女性遍歴で知られ、『著書洋子へ―長門裕之の愛の落書集』では関係を持った多くの女優が、実名で記録されています。

扇さんとは熱愛を経験するものの、彼女の結婚で自殺まで考えたといいます。

しかし扇さんによれば、長門さん側が「彼女に振られた」と周囲に伝えていたことを知り、腑に落ちないまま結婚を諦めたそうです。

悲しみに暮れたのでしょうが、時間を経てようやく冷静に当時を振り返られるようになったのかもしれません。

扇千景の宝塚時代

次に扇さんの宝塚時代について見ていきます。

高校時代は大学進学を父の反対によって諦めた扇さん。

ある時、友人によって勝手に宝塚音楽学校に願書を送られますが、父への反発心から受験。

51人中4位の成績で見事合格し、その後歌劇団には41期生として入団しました。


初舞台は1954年の『春の踊り』。

同年に八千草薫さんと映画専科に編入し、以降は銀幕のスターとしても知られるようになります。

2年後にはミュージカル『夜霧の女』で、伝説の男役スター春日野八千代さんの相手役を務めます。

この時演じた盲目の少女ジェニイ役で、新人演劇賞を受賞しました。

57年、当時の中村扇雀だった坂田藤十郎さんとの結婚を機に退団。

一時は芸能活動から遠ざかるものの、59年にドラマ『君はいま何を見つめている』で復帰。

以降はドラマ出演を多くこなし、ワイドショー『3時のあなた』の司会も務め、お茶の間に知られました。

偶然の成り行きで入った宝塚でしたが、確かなスキルとファンの心をつかむ魅力があったことは間違いないでしょう。

扇千景の国土交通大臣だった時期

最後に扇さんが国土交通大臣を務めた時期について見ていきます。

1977年7月、参議院議員の通常選挙に自民党公認候補として立候補した扇さん。

見事当選を果たし、女優から政治家へ転身します。

第2次森改造内閣で、建設大臣兼国土庁長官を務め、森内閣のイメージアップにも貢献。

中央省庁再編後は、自然な流れで初代国土交通大臣に就任しました。

初会見で、自身を「扇の要」と語ったことは有名です。


以降、小泉内閣でも国土交通大臣を務めています。

鹿児島線列車追突事故では、鉄道会社を相手に指導力を示しました。

停止信号下に列車が進入できる、いわば「無閉塞運転」存続を主張する鉄道会社に対し、指令許可なしでの運転禁止を決断させています。

国土交通大臣としても高い手腕を発揮した扇さん。

「宝塚歌劇の殿堂」に殿堂入りし、大劇場内には国土交通大臣時代のプレートも収められました。

宝塚から政界へ華麗なる転身を遂げた、珍しい存在といえますね。

女優と政治家として輝かしい実績を残した伝説的女性は、今では平穏な晩年を楽しんでいるのでしょう。

扇千景の死因はがんだった

扇さんは、2023年3月9日に89歳で亡くなっています。

死因は食道胃接合部がん。

亡くなる1か月前から入院生活を送っていたそうですが、回復は厳しかったようですね。

突然の訃報を知った人たちは、SNSで多くの追悼投稿をしていました。

悲しいニュースでしたが、年齢はもう少しで90歳。


長生きだったのはすごいことですね。

入院中に穏やかな旅立ち

がんが死因と知った人は、苦しい闘病の中で亡くなったことを想像したかもしれません。

しかし、訃報では穏やかな旅立ちだったことが明かされていました。

あまり苦しむことなく、静かに息を引き取ったようです。

がんによる入院となれば、体調の悪化などはあったと思われますが、最期には少し楽になっていたのかもしれません。

それがわかっただけでも、ほっとした気持ちになれますね。

大江健三郎の訃報から間もないタイミング

扇さんの訃報がSNSで話題になった際は、大江健三郎さんの名前をセットで見かけることも多くありました。

大江さんがなくなったのは、2023年3月3日。

その6日後に扇さんが亡くなっているため、訃報が立て続けに流れました。


知っている有名人が1人亡くなるだけでもつらいというのに、連続だと余計にきついものがあります。

両方の訃報にショックを受け、落ち込んだ人も多かったかもしれませんね。

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