三島有紀子は結婚していない。父や家族とのエピソード&子役の違法問題の経緯

『繕い裁つ人』や『ビブリア古書堂の事件手帖』を監督した三島有紀子(みしま ゆきこ)さん。

大学在学中から自主映画を製作、NHKでのドキュメンタリー番組の監督を経て、映画監督になりました。

今回は三島さんについて、結婚しているのか、父、家族情報をご紹介します。

加えて子役の違法問題にも迫ります。

三島有紀子のプロフィール

本名:三島有紀子

生年月日:1969年4月22日

身長:不明

出身地:大阪府大阪市

最終学歴:神戸女学院大学文学部

三島有紀子は結婚せず独身

2024年現在、三島さんに結婚歴はありません。

三島さんは2020年、島本理生さんの小説『Red』を映画化。

映画宣伝を兼ね、多くのメディアに出演した際も、自ら独身であることを語っていました。

若々しく美しいので、かなりモテそうな印象ですが、恋愛よりも仕事を優先させてきたのでしょう。


小学生の頃、既に映画監督を目指していたそうですから、映画に人生を捧げているといえますね。

結婚した幼馴染を見て思うこと

2022年は、短編映画オムニバス企画『MIRRORLIAR FILMS Season2』に参加した三島さん。

監督と脚本を手掛けた『IMPERIAL大阪堂島出入橋』は、トリを飾る作品となりました。

この映画に登場する「インペリアル」という洋食店は実在する店。

三島さんの幼馴染の男性が父親から受け継ぎ、二代目として経営しているそうです。

そんな店だったため、三島さんは子供の頃から馴染みがあるのだとか。

映画監督を目指して助監督になった頃、久しぶりにインペリアルへ行くと、既婚者となった幼馴染が家族で迎えてくれたそうです。

そのとき、独身の自分だけ人生が止まっているような気がしたそうです。

まだ助監督であり、自分の作品を撮れていないことも影響したようですね。

もちろん結婚しない人生もありますし、独身の人の人生が止まっているわけではありません。

とはいえ、結婚した幼馴染やその家族と実際に会えば、もやっとした気持ちを抱いてしまうものなのでしょう。

このエピソードから、「結婚願望があるのでは?」と考える人もいるかもしれません。

確かに、「結婚したいのにうまくいかない」と悩んでいる人なら、焦りなどから遅れている感覚が強くなりそうです。

しかし、三島さんが明確な結婚願望を語ったことはないようで、詳しいことはわかっていません。


ただ、既婚の幼馴染と会ったことがきっかけで、結婚願望がわいてくることもあるでしょう。

これまでの三島さんに結婚の意思がなかったとしても、今後はどうなるかわかりませんね。

中谷美紀との映画製作は結婚?

三島さんの結婚といえば、中谷美紀さんを思い浮かべる人もいるでしょう。

2015年に、三島さんの監督作品である映画『繕い裁つ人』で主演を務めた中谷さん。

当時の中谷さんは、三島さんとの関係を「相思相愛」と表現していました。

そして、『繕い裁つ人』を「結婚できた幸せな作品」と発言しています。

しかも、お見合い結婚ではなく恋愛結婚の感覚なのだとか。

この話題を見かけて、「中谷美紀と三島有紀子が同性婚?」と驚いた人もいそうですね。

ちなみに三島さんは、中谷さんのことを「戦友」と語っています。

本当に結婚したわけではありませんが、作品を通して仲が深まったことは確かなようです。

三島有紀子、父や家族とのエピソード

次に三島さんの父、家族に迫ります。

三島さんの名前から誰もが連想するのは、作家の三島由紀夫でしょう。

しかし2人は血縁関係にありません。

三島さんの両親は一般人で、父が三島由紀夫のファンだったため、娘を由紀子と命名しようとしたそうです。

しかし母が、あまりに直接的な命名を嫌がり、漢字を変えて有希子と名付けられました。


家族の詳細は不明ですが、兄弟や姉妹の情報はなく、三島さんと両親の3人で暮らしていたのかもしれません。

父はやや風変わりな人だったようです。

ただ、文学や映画に造詣の深い知識人という印象もあります。

三島さんが映画に興味を持ったきっかけも、4歳の頃、父に名画座へ連れて行かれたことでした。

この時、梅田の名画座で観たのが、バレエ映画の名作『赤い靴』だったそうです。

自身もバレエを習っていた三島さん。

バレエと結婚の板挟みとなった末、死を選ぶヒロインの運命が忘れられませんでした。

以来、毎週日曜はバレエの稽古後に名画座へ通ったそうです。

4歳で観るにはかなり衝撃的な作品ですが、三島さんにとっては、自分の進む道を教えてくれた大切な作品なのでしょう。

高校時代は、文化祭の劇で『西部戦線異状なし』に材をとったシナリオを書いたそうです。

10代の時点で、シナリオのネタとなる名作映画の引き出しが、頭の中にいつくも存在していたのでしょう。

高校卒業後は、映画の専門学校へ行こうと考えます。

しかし父から、「技術は社会でも身に着く。大学で、監督として何を撮るのか、価値観を育むように」と助言されます。

監督になりたいという娘の夢を応援してくれる、すばらしいお父さんだったのでしょう。


父の言葉を受けた三島さんは、大学で教養を身に着けながら、映画サークルで自主映画を製作。

1か月間、雨戸を閉めた暗い部屋で、8ミリ映画の編集に没頭することもあったそうです。

アルバイトで資金を貯め、自主製作映画『夢を見ようよ』で監督と脚本を務めました。

大学のゼミでは、インドネシアの養護施設について知り、映像化したいと考えます。

何とNHKに頼み込んだそうですが、結局断られました。

ただ行動力を買われ、プロデューサーらしき人から、入社試験の受験をすすめられます。

三島さんは見事、難関であるNHKに入社を果たしました。

父から大学進学をすすめられたおかげで、映画技術だけでなく、教養と思わぬ出会いに恵まれたといえますね。

子役の違法問題

ここから三島さんについて、子役の違法問題に迫ります。

問題が起きたのは、2017年5月放送予定だったWOWOWドラマ『東京すみっこごはん』の撮影現場。

子役の労働が、違法な時間帯に行われていたそうです。

演技に納得できない監督が、深夜3時以降にNGを出し続け、朝5時まで数十回取り直したといいます。


子役はNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』で知られる稲垣来泉(くるみ)さん。

稲垣さんはこの日、正午から現場入りしていましたから、翌朝5時まで17時間働いていたことになります。

労働基準法によれば、満13歳未満の子供は、20時から午前5時まで働けない決まりです。

同じ現場にいた森井輝プロデューサーも、撮影を続けさせていました。

稲垣さんは前日も、深夜2時まで現場におり、労働時間は14時間に及んだそうです。

子供にはかなり過酷な撮影だったことがうかがえます。

文春オンラインで事態が報じられると、WOWOWは事実関係を認め、子役側に謝罪。

ただ週刊誌による、「子役が号泣した」という報道は誤りだと主張しています。

違法労働だったことは事実ですが、週刊誌が三島さんを過度に悪く報じた可能性もありますね。

すべてを監督の責任にせず、製作会社全体が再発防止に取り組むことが大切でしょう。


三島さんはトラブルも経験しましたが、順調にキャリアを積んでいます。

子役問題以降は大きなトラブルもないようですし、今後さらにすてきな作品を生み出してくれることでしょう。

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