黒澤和子の麒麟がくる衣装が話題。結婚と離婚。2人の息子、元夫について

『清須会議』、『万引き家族』など、ヒット映画の衣裳デザインを手掛けてきた黒澤和子(くろさわ かずこ)さん。

父である巨匠黒澤明の作品で、衣裳アシスタントとして映画界に入って以来、世界的に活躍してきました。

今回は大河ドラマ『麒麟がくる』の、和子さんによる衣装をご紹介します。

併せて結婚と離婚、息子、夫についても確認します。

黒澤和子のプロフィール

本名:黒澤和子

生年月日:1954年4月29日

身長:不明

出身地:東京都

最終学歴:成城学園高等学校中退

黒澤和子の麒麟がくる衣装

『麒麟がくる』の衣装は、従来の大河ドラマに比べてカラフルな印象ということで、放送開始当時から話題でした。

和子さんは厳しい父のもとで修業したため、監督の要望に従うことが当たり前でした。

デザイナーとはいえ、自身の個性を出すのではなく、まず監督の要望を優先するそうです。


『麒麟がくる』でも、監督から「4K放送だからカラフルにしたい」と言われ、例年の大河ドラマより鮮やかな衣装を目指しました。

また文献を調べると、戦国時代は日本史上、とりわけ鮮やかな色彩が流行していたそうです。

戦国武将たちは、自分の力をアピールするため、派手な衣装を好んでまとったのでしょう。

『麒麟がくる』の衣装は派手すぎる気もしましたが、当時の雰囲気に近い色彩だったのですね。

監督の要望に従うことを第一にする和子さん。

しかし彼女ならではのこだわりを強いて挙げるなら、人物ごとにテーマカラーを決めることでしょう。

若き日の主人公明智光秀は、さわやかなブルーとグリーンをテーマカラーにしています。

まだ何者でもない若者時代の衣装ですので、素材も高級な布地ではなく、庶民的な麻や綿を使用。

和子さんの工房で、イメージ通りの色が出るまで染め直したそうです。

物語の世界を参考に、キャラクターのイメージに合った色と模様を生み出す努力をしているのですね。

史実にこだわるだけでなく、イメージを膨らませることで面白味が出るのでしょう。

吉田鋼太郎さんが演じた松永久秀は、監督の指示よると「花火」のような人物だそうです。

結果的に「花火」をイメージした、インパクトある衣装が誕生しました。

和子さんの衣装は史実を重んじながらも、作り手独自のイメージを反映させることで、視聴者を楽しませる作品に仕上がるのでしょう。

黒澤和子の結婚と離婚

次に和子さんの結婚と離婚に迫ります。

1976年、フランスのクチュリエール専門学校に留学予定だったそうですが、直前に結婚が決まりました。

留学は断念せざるを得なかったそうです。

77年に長男を出産。

その後、夫の仕事に伴いイタリアへ渡っています。

また78年に次男を出産しており、ハードな日々を送っていたようです。

79年に帰国しますが、4年後に離婚して以来、シングルマザーになりました。

結婚によって夢を断念し、子育てに奮闘してきたことがうかがえます。

しかし夫に従うだけの日々より、自身でやりたいことがあったため、離婚に至ったのかもしれません。

離婚と同時にデザイン会社を設立しているので、志を貫くため独り身になる覚悟を決めたことがうかがえますね。

ただ会社設立直後に母が亡くなり、閉業せざるを得ませんでした。

その後、父の黒澤プロダクションで取締役になります。

そして88年に黒澤組へ入り、衣裳デザイン活動を本格化させますので、結果オーライだったかもしれませんね。

黒澤和子の2人の息子と元夫

最後に和子さんの息子と夫に迫ります。

長男は俳優の加藤隆之さんです。


99年にドラマ『リング〜最終章〜』でデビュー、母が衣裳を手掛けた映画『雨あがる』にも出演しています。

次男は画家の加藤秀之さん。

母のアシスタントとして、映画『万引き家族』や大河ドラマ『西郷どん』に携わっています。

『麒麟がくる』の衣装情報をTwitter上で宣伝してきたのも、秀之さんです。

母との仕事を楽しんでいることがうかがえますね。

またオンライン美術館「iiwii(イーウィー)」にも参加し、アーティストとして順調に活動しているようです。

和子さんは2022
年現在独身ですが、元夫は加藤晴之さん。

工業デザイナーとして、イタリアの「イタルデザイン」でも活動していました。

父は昭和の名脇役加東大介さんです。

小津安二郎監督の作品や、黒澤作品にも数多く出演し、名演を見せました。

晴之さんは父と同じ俳優の道へは進まず、デザイナーの道を選び、和子さんと結婚。

離婚後は幼馴染みの眞弓さんという女性と再婚し、一男三女をもうけました。

その後はデザイン業を辞め、家族で蕎麦屋「黒森庵」を経営し始めたそうです。

元夫がデザイナーから蕎麦屋の店主へ転身するとは、和子さんも予想していなかったでしょう。

2023年現在、「黒森庵」は休業中だそうです。

女将の眞弓さんが病気をされたようで、再開時期は未定。


家族で支え合いながら、生活しているのかもしれませんね。

衣裳デザイナーとして、今や世界的に知られる和子さん。

父の精神を受け継ぎながら、今後も精力的に活躍し続けることでしょう。

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