『清須会議』、『万引き家族』など、ヒット映画の衣裳デザインを手掛けてきた黒澤和子(くろさわ かずこ)さん。
父である巨匠黒澤明の作品で、衣裳アシスタントとして映画界に入って以来、世界的に活躍してきました。
今回は大河ドラマ『麒麟がくる』の、和子さんによる衣装をご紹介します。
併せて結婚と離婚、息子、夫についても確認します。
黒澤和子のプロフィール
本名:黒澤和子
生年月日:1954年4月29日
身長:不明
出身地:東京都
最終学歴:成城学園高等学校中退
黒澤和子の麒麟がくる衣装
『麒麟がくる』の衣装は、従来の大河ドラマに比べてカラフルな印象ということで、放送開始当時から話題でした。
今作は、沢山の衣装を紹介してきましたが、話数も残り僅か❗️ということで、初登場から今までの衣装の流れをまとめてみました🥳その名も 衣装成長日記 です❗️先ずは公式ホームページでは紹介出来なくて残念❗️伊呂波太夫です❗️#麒麟がくる #衣装デザイナー #黒澤和子 #とアシスタント pic.twitter.com/jD2FFgmFAA
— 加藤秀之 (@kandkbros) January 17, 2021
和子さんは厳しい父のもとで修業したため、監督の要望に従うことが当たり前でした。
デザイナーとはいえ、自身の個性を出すのではなく、まず監督の要望を優先するそうです。
『麒麟がくる』でも、監督から「4K放送だからカラフルにしたい」と言われ、例年の大河ドラマより鮮やかな衣装を目指しました。
また文献を調べると、戦国時代は日本史上、とりわけ鮮やかな色彩が流行していたそうです。
戦国武将たちは、自分の力をアピールするため、派手な衣装を好んでまとったのでしょう。
『麒麟がくる』の衣装は派手すぎる気もしましたが、当時の雰囲気に近い色彩だったのですね。
監督の要望に従うことを第一にする和子さん。
しかし彼女ならではのこだわりを強いて挙げるなら、人物ごとにテーマカラーを決めることでしょう。
若き日の主人公明智光秀は、さわやかなブルーとグリーンをテーマカラーにしています。
まだ何者でもない若者時代の衣装ですので、素材も高級な布地ではなく、庶民的な麻や綿を使用。
和子さんの工房で、イメージ通りの色が出るまで染め直したそうです。
物語の世界を参考に、キャラクターのイメージに合った色と模様を生み出す努力をしているのですね。
史実にこだわるだけでなく、イメージを膨らませることで面白味が出るのでしょう。
吉田鋼太郎さんが演じた松永久秀は、監督の指示よると「花火」のような人物だそうです。
結果的に「花火」をイメージした、インパクトある衣装が誕生しました。
#麒麟がくる のファッションリーダー、ムードメーカーの松永久秀がぁぁぁ😭😭😭爆死より凄い最期だった‼️
衣装はこれで見納めです‼️#衣装デザイナー #アシスタント pic.twitter.com/8EbK8fTU0D— 加藤秀之 (@kandkbros) January 10, 2021
和子さんの衣装は史実を重んじながらも、作り手独自のイメージを反映させることで、視聴者を楽しませる作品に仕上がるのでしょう。
黒澤和子の結婚と離婚
次に和子さんの結婚と離婚に迫ります。
1976年、フランスのクチュリエール専門学校に留学予定だったそうですが、直前に結婚が決まりました。
留学は断念せざるを得なかったそうです。
77年に長男を出産。
その後、夫の仕事に伴いイタリアへ渡っています。
また78年に次男を出産しており、ハードな日々を送っていたようです。
79年に帰国しますが、4年後に離婚して以来、シングルマザーになりました。
結婚によって夢を断念し、子育てに奮闘してきたことがうかがえます。
しかし夫に従うだけの日々より、自身でやりたいことがあったため、離婚に至ったのかもしれません。
離婚と同時にデザイン会社を設立しているので、志を貫くため独り身になる覚悟を決めたことがうかがえますね。
ただ会社設立直後に母が亡くなり、閉業せざるを得ませんでした。
その後、父の黒澤プロダクションで取締役になります。
そして88年に黒澤組へ入り、衣裳デザイン活動を本格化させますので、結果オーライだったかもしれませんね。
黒澤和子の2人の息子と元夫
最後に和子さんの息子と夫に迫ります。
長男は俳優の加藤隆之さんです。
99年にドラマ『リング〜最終章〜』でデビュー、母が衣裳を手掛けた映画『雨あがる』にも出演しています。
次男は画家の加藤秀之さん。
母のアシスタントとして、映画『万引き家族』や大河ドラマ『西郷どん』に携わっています。
『麒麟がくる』の衣装情報をTwitter上で宣伝してきたのも、秀之さんです。
明けましておめでとうございます🎍本年も宜しくお願い致します🧧
お正月の #麒麟がくる は如何でしたか?
今日の #どうぶつの森 #マイデザイン プレゼント🎁は、明智軍の片腕❗️左馬助の天正裃です。叔父上の愛したメジロ柄の裃です😭
ご自由にお使いください😌#衣装デザイナー #アシスタント #あつ森 pic.twitter.com/3Idtc2YJWR— 加藤秀之 (@kandkbros) January 3, 2021
母との仕事を楽しんでいることがうかがえますね。
またオンライン美術館「iiwii(イーウィー)」にも参加し、アーティストとして順調に活動しているようです。
和子さんは2022
年現在独身ですが、元夫は加藤晴之さん。
工業デザイナーとして、イタリアの「イタルデザイン」でも活動していました。
父は昭和の名脇役加東大介さんです。
#大ファンってわけじゃないけど映画で見かけると嬉しくなる俳優
加東大介
黒澤「七人の侍」では真面目な感じだが、成瀬「浮雲」「女が階段を上る時」ではコミカルながら一筋縄でいかないチョイ悪?な感じで好き。小津「秋刀魚の味」では笠智衆の元兵隊仲間。バーで軍艦マーチに合わせ行進するのも良い pic.twitter.com/5MizWjZD78— ozさん (@ozsanmama) October 14, 2019
小津安二郎監督の作品や、黒澤作品にも数多く出演し、名演を見せました。
晴之さんは父と同じ俳優の道へは進まず、デザイナーの道を選び、和子さんと結婚。
離婚後は幼馴染みの眞弓さんという女性と再婚し、一男三女をもうけました。
その後はデザイン業を辞め、家族で蕎麦屋「黒森庵」を経営し始めたそうです。
元夫がデザイナーから蕎麦屋の店主へ転身するとは、和子さんも予想していなかったでしょう。
2023年現在、「黒森庵」は休業中だそうです。
女将の眞弓さんが病気をされたようで、再開時期は未定。
家族で支え合いながら、生活しているのかもしれませんね。
衣裳デザイナーとして、今や世界的に知られる和子さん。
父の精神を受け継ぎながら、今後も精力的に活躍し続けることでしょう。
関連記事
黒澤久雄の息子や娘は元芸能人。離婚と再婚の経緯&現在(2024)はレストラン経営
黒澤明伝説!勝新太郎、三船敏郎とは不仲?宮崎駿、北野武との関係
黒澤明の息子はレストラン経営者、娘は衣装デザイナー。孫も芸能人&妻は高峰秀子ではない
地曳いく子、夫や結婚の情報はなく独身。昔との比較、ユニクロ好き。プロデュース実績について
コメント