黒沢清、黒澤明との関係。父はだれ?家族と結婚。愛妻家として有名

ホラー映画や恋愛映画など、幅広いジャンルの作品を手掛けてきた監督・黒沢清(くろさわ きよし)さん。

2020年には、『スパイの妻』でヴェネツィア国際映画祭の監督賞を受賞し、世界的にも巨匠の地位を確立しています。

今回は黒沢さんについて、黒澤明との関係、父は誰なのか見ていきます。

さらに家族情報、結婚して妻がいるのか確認しましょう。

黒沢清のプロフィール

本名:黒沢清

生年月日:1955年7月19日

身長:不明

出身地:兵庫県神戸市

最終学歴:立教大学社会学部産業関係学科

黒沢清と黒澤明との関係

まず黒沢さんと黒澤明の関係に迫ります。

黒澤明は言わずと知れた日本映画の巨匠で、『七人の侍』や『椿三十郎』など名作映画を次々と生み出しました。


漢字は違うものの名字が同じですし、父子ではと考えた人もいるでしょう。

しかし2人には血のつながりがなく、赤の他人です。

確かに1910年生まれの黒澤と、55年生まれの黒沢さんが親子だとしても、不思議ではないでしょう。

また名字だけでなく、世界的映画監督という肩書さえ共通しているので、勘違いされても不思議ではありません。

奇跡的な偶然といえますね。

黒沢清の父は?

次に黒沢さんの父は誰か見ていきます。

黒澤明が父ではないか、という疑問はネット上に多く見られますね。

実際には先述の通り、2人は親子ではありません。

では黒沢さんの父親は、実際には誰なのでしょうか。

調べたところ、特に実際の父親に関する情報はありませんでした。

『トウキョウソナタ』では、問題を抱えながらも頑固でプライドの高い父親像を描いた黒沢さん。

真面目な日本のサラリーマンとしての父親像を、見事に描いて評価されています。

黒沢さんの父親も、長年実直に働き、家族を支えてきた人なのかもしれませんね。

黒沢清の家族と結婚、愛妻家で有名

最後に黒沢さんの家族情報について、結婚し妻がいるのか確認しましょう。

正確な結婚時期は不明ですが、長年連れ添った妻がいることがわかっています。


大学在学中に属していた、自主映画製作集団「パロディアスユニティ」のメンバー同士だったそうです。

奥さんの方が1学年上だそうで、映画好きという共通点で意気投合したのでしょう。

子供については情報がないので、息子や娘がいるかは不明。

しかし黒沢さんは、映画界でも有名な愛妻家だそうです。

もしかしたら、子供がいない分、夫婦で愛を育んできたのかもしれません。

2008年、『トウキョウソナタ』でカンヌ国際映画祭の「ある視点部門」審査員賞を受賞した際のこと。

奥さんが病気になったので、公式上映の直後すぐに日本へ帰ったそうです。

家族を省みない監督であれば、国際的な映画祭の式典を捨ててまで、妻のために帰国しないでしょう。

しかし黒沢さんは自身の栄誉よりも、妻の看病を優先した、家族思いの人といえますね。

7年後の15年、『岸辺の旅』でも同賞の監督賞を受賞。

この時は元気になった奥さんと一緒に、映画祭への出席を果たしました。

取材陣にも、「妻と来られて本当に良かった」と語っており、常に妻のことを考えているのがわかります。

授賞式ではイタリアの女優であるイザベラロッセリーニさんに絶賛されました。

イザベラさんは大女優イングリッドバーグマンの娘で、国際的に知られた存在。

彼女に褒められる姿を妻に見せられたことが、最も嬉しかったそうです。

映画祭の取材中でも、妻の話になるととても柔らかい表情で、嬉しそうに話をする黒沢さん。


映画に情熱をかけながら、何より妻を大切にする人なのでしょう。

かつて一緒に映画を作ったサークルの仲間だからこそ、彼女に楽しんでもらえる映画を作ることが生きがいなのかもしれませんね。

映画好きな妻を喜ばせるために、名作を作ろうと精進し続けているのでしょう。

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