鴻巣友季子の夫と結婚、40歳での子供。大学講師、国際翻訳大賞の経歴

英米文学史における名作小説や、音楽評論の翻訳活動で知られる鴻巣友季子(こうのす ゆきこ)さん。

『嵐が丘』や『風と共に去りぬ』といった名作文学を翻訳する他、翻訳についての解説本やエッセイを執筆するなど活躍しています。

一流翻訳家として順調にキャリアを積んでいますが、夫や結婚についてあまり情報がない印象があります。

今回は鴻巣さんの夫、結婚、子供の情報に迫りましょう。

併せて学習院大学の講師を務めているという情報も確認し、経歴をまとめます。

鴻巣友季子のプロフィール

本名:鴻巣友季子

生年月日:1963年7月15日

身長:不明

出身地:東京都

最終学歴:お茶の水女子大学大学院修士課程

鴻巣友季子の夫、結婚、子供について

まず鴻巣さんの夫、結婚、子供についてです。

夫は一般男性のため、詳細は不明。

しかし夫婦には、一人娘がいると明らかになっています。


2003年、『嵐が丘』の新訳という大仕事を終えた鴻巣さん。

今が、「子供を産む最後のチャンス」と考え、結婚と出産を決意します。

当時すでに40歳だったため、これ以上年齢を重ねると、出産は難しくなるはずでした。

それまで翻訳の仕事に邁進して、結婚の時期を逃し続けていたのでしょう。

40歳で結婚し、すぐに娘を出産しました。

2008年のエッセイ『孕むことば』には、娘さんが1歳から4歳になるまでの間に、言葉を覚えていく様子が描かれています。

さすが言葉のプロらしく、鴻巣さんが娘さんの発する言葉にこだわり、丁寧に聞き入っている様子がうかがえます。

客観的で物事を突き放したような文体に思えますが、同時に娘への愛情も伝わってくる、優れたエッセイです。

鴻巣さんは出産をきっかけに、夜型から昼型に生活が切り替わったといいます。

子供を育てると同時に、子供によって規則正しい生活を送らせてもらえるのが、子育てのすばらしさといえますね。

娘さんは2023年で20歳のはずですから、すでに母の作品を読み、自身の幼い頃を振り返っていることでしょう。

センスの良い、知的な言葉を操る女性へ、成長しているかもしれませんね。

鴻巣友季子は学習院大学講師

鴻巣さんは翻訳業の傍ら、学習院大学の講師も務めてきました。

毎年、二学期限定で行われる「翻訳特別演習」で、翻訳の添削を担当。

鴻巣さんから添削を受けられるのは、翻訳家を目指す学生にとって贅沢な内容ですね。

自身は成城大学を卒業後、お茶の水女子大学大学院の修士課程で英文学を専攻しています。

そこで、文豪ジェイムズ・ジョイス作品の翻訳で知られる、柳瀬尚紀さんから翻訳の手ほどきを受けました。

大学院で本格的に翻訳のスキルを修得したのです。

つまり鴻巣さんは、大学で講師を務められるほどの力量を、早くから備えていたといえます。

実際、学習院大学以外にも、早稲田大学や津田塾大学で翻訳を指導してきました。

作品を読み解き、文学の奥深さを知るのが大学における講義の醍醐味でしょう。

しかし同時に、実戦的な翻訳力も身に付く鴻巣さんの特別授業は、一石二鳥の講義といえますね。

国際翻訳大賞受賞歴と経歴

最後に、鴻巣さんの経歴をまとめます。

お茶の水女子大学大学院で翻訳を学び、1987年から本格的に翻訳を開始。

心理学書やミステリーの翻訳を手掛けます。

そしてBABEL国際翻訳大賞の新人賞や、BABEL国際翻訳大賞を受賞。

2000年には、ノーベル賞作家のジョン・クッツェー作『恥辱』を訳し、注目されました。

その後はヴァージニア・ウルフやマーガレット・ミッチェルなど、有名女性作家の作品を積極的に翻訳。

また近年はノーベル文学賞の受賞結果を解説し、現代の世界文学についてわかりやすく伝える活動に励んでいます。

NHKカルチャー講座でも、アメリカ文学の講義を担当。

講師としても、一流といえるスキルとキャリアを兼ね備えていることがうかがえますね。

言葉のプロであり、文学の専門家でもある鴻巣さん。

今後も巧みな言葉選びのセンスで、翻訳や講義を通し、文学の奥深さを教えてくれるでしょう。


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