狂言師、俳優として活躍している野村萬斎(のむら まんさい)さん。
1999年に生まれた息子の裕基さんも、父から厳しい稽古を受けながら、狂言の道を突き進んでいます。
今回は裕基さんについて、出演したくもんCMやイギリス留学、大学法学部との情報に迫ります。
また狂言師としての経歴、実績をまとめました。
野村萬斎のプロフィール
本名:野村武司
生年月日:1966年4月5日
身長:174cm
出身地:東京都
最終学歴:東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻
所属事務所:シス・カンパニー、万作の会
野村萬斎の息子、裕基。くもんCMで共演
まず裕基さんが出演した、くもんのCMについてです。
裕基さんは、父の萬斎さん、姉でアナウンサーの彩也子さんと、くもんのCMで共演しています。
CMへの出演をきっかけに、裕基さんはイケメン狂言師として話題になりました。
野村萬斎の息子イケメン過ぎてビビってる。公文やっとけばよかったレベル。 pic.twitter.com/eDsMqCw4Tp
— yaxxx (@Stereo__Future) February 7, 2017
180㎝の高身長に加え、さわやかな二枚目ということで、多くの人の心をつかんだようですね。
野村親子は代々、実際にくもんの学習教材を使って勉強していたそうです。
くもんは有名な学習教材とはいえ、あくまで基礎を学ぶためのものであり、本格的な受験勉強向きの印象がありませんでした。
しかしCMがきっかけで、「野村さん一家が取り組んでいたのならやりたい」と考えた人がいるかもしれません。
くもんは野村親子の宣伝効果もあって、順調に運営を続けているのでしょう。
共演での息子とのやり取り
舞台やテレビでは、役者として素晴らしい演技を見せてくれる萬斎さん。
家族と接するときの父親としての顔は、そうした仕事ではなかなかわからないものです。
野村萬斎主演のテレビドラマ「七つの会議」って内容が半沢直樹を連想させられてなかなか面白かった🤔 pic.twitter.com/fQc1VfbdDk
— 🧚♀️ちゃき *⋆✈ (@genji_hotaru) March 30, 2021
しかし、息子や娘と共演したCMの仕事では、父親としての一面も見せていたのだとか。
スタッフとのやりとりとは少し違った、家族の会話があったのかもしれません。
とはいえ、仕事には手を抜かない萬斎さん。
撮影中は、裕基さんの師匠としての顔もあったそうです。
当時は姉と初めての共演だったこともあり、少し緊張した様子だったという裕基さん。
家族ではありますが、職場で一緒に仕事をするとなれば、プライベートと同じというわけにもいかないはず。
いつもと違った感じに戸惑っていたのかもしれません。
そんな緊張も影響したのか、扇の所作について、萬斎さんからの指導を受けていたそうです。
仕事で修正が必要となれば、そこは師匠と弟子の関係になるのでしょう。
ただ、ずっと張りつめた空気が流れていたかというと、そうでもないようです。
休憩時間は親子で一緒に自撮りをするなど、和気あいあいとした雰囲気があったのだとか。
適度に和やかな空気があり、締めるところはきちんと締める感じだったのでしょう。
姉を和ませていた息子
撮影当時の裕基さんは、緊張しながらも父と一緒に姉をサポートしていたようです。
初のCM撮影となった彩也子さんの緊張は、裕基さん以上。
最初は手が震えるほどだったそうです。
しかし、萬斎さんと裕基さんが和ませてくれたことで、なんとか演技ができたという彩也子さん。
緊張をほぐすため、優しく声をかけていたのかもしれませんね。
#KUMON #公文 #くもん💕萬斎さんの珍しい超優しい目つき。彩也子さんの初CM。裕基さん初めてお父さん前の甘える顔。とても大切な思い出。夢中だけ想像できるな場面がそんな早めに実現した。これは記念日に言える。彩也子さんがこれからも顺调にいけますように。野村家もずっと顺调にいけますように pic.twitter.com/1tifYOkB2Z
— 狐のまゆ毛 (@longlegbaby) January 22, 2019
ちなみに、3人一緒に声を出すシーンでは、彩也子さんの声が埋もれないように親子で工夫したそうです。
萬斎さんと裕基さんが少しボリュームを調節し、全員の声が聞こえるようにしたのだとか。
それなら、彩也子さんが必死に声を張り上げなくても済みますね。
当時の撮影は、親子の温かい雰囲気も感じられるものだったようです。
息子にイギリス留学の過去
次に裕基さんがイギリス留学したという情報についてです。
狂言の稽古に励みながら、イギリスへ留学するのはかなり難しそうですね。
しかし裕基さんは、確かにイギリス留学を果たしていました。
高校時代に、立教英国学院という、ロンドンのギルフォード近郊にある日本人学校を卒業しています。
裕基さんは立教大学への推薦枠もある同校で、本場の英語を修得したのでしょう。
いかにも名門一家出身の、エリートらしい経歴といえますね。
野村裕基は大学で法学部だった
2022年に慶應義塾大学法学部を卒業している裕基さん。
彩也子さんも同じ大学を卒業しており、頭がいい姉弟として話題になることもあります。
#野村萬斎 さんの娘さん 野村彩也子さん
アナウンサー
慶應義塾大学環境情報学部卒
TV見ないから知らなかった~😀✨
弟の狂言師 裕基さんは慶應義塾大学法学部卒
頭良すぎないか😆 https://t.co/B0rschF4TP— Sheer butter (@sheer_butter) September 22, 2023
卒業前には、ネット上で立教大学か慶応義塾大学か噂になっていました。
当時はあくまでも噂でしたが、姉の卒業大学から、裕基さんも名門大学に通っている可能性は高いとの声がありましたね。
ちなみに小学校は立教小学校だったことがわかっています。
保護者名簿に萬斎さんの名前があり、記念行事では萬斎さんが能楽を披露し、保護者として紹介されたそうです。
さらに中学高校も、立教系列の学校という噂があったのだとか。
その噂から立教大学へエスカレーター式に進んだとの予想もあったようですが、実際には違ったわけですね。
野村裕基の狂言師としての実績
最後に裕基さんの、狂言師としての実績をまとめます。
祖父の二世野村万作さんと、父萬斎さんの後継ぎとして生まれた裕基さん。
男の子に生まれた瞬間から、狂言師になる運命が決まっていたことに、幼少期は苦しんだようです。
同年代の男の子が遊んでいる時間に、父から厳しく稽古をつけられるのですから、当然の苦しみですね。
「なぜ狂言をやらなければならないの」と父に訊ねると、「僕にもわからない」という答えが返ってきたそうです。
狂言の道に進む理由を見出せないまま、厳しい父に従い続けるのは、つらい日々だったはず。
裕基さんが普段から父に敬語で話していることを考えると、いかに厳しい指導を受けてきたかがわかりますね。
3歳の時に『靱猿』で初舞台を踏むまでの姿は、ドキュメンタリー番組により報道されたため、ご存じの方も多いでしょう。
その後も父から指導を受け続け、立派に成人した裕基さん。
今では「父を超える狂言師になる」という目標を、堂々と掲げています。
17年に『三番叟』、20年には『奈須与市語』を演じた裕基さん。
狂言師としての力量が試される両作で、見事に大役を務めました。
狂言劇場 6月23日 野村裕基 三番叟
下手寄りの席で、三番叟が待機する狂言座の正面だった。キリッとした表情で袖を整え、舞台に登場する。舞台を斜めに横切る時は、まるでこちらに迫って来るようだった。鈴を持ち、最後は向こう側の世界につながっているような表情だった。立派な姿を見て嬉しかった。
— 花折 (@Flowers_Pluck) July 2, 2018
2022年には『釣狐』も話題になりましたね。
昨日は国立能楽堂で野村裕基さんの『釣狐』を観賞したのでした🦊 pic.twitter.com/sPD99GSIOZ
— ほんやのもりの (@MidreamA) October 2, 2022
野村裕基『釣狐』初演を拝見。覚悟と気迫を感じる演技で、とても感動しました!着ぐるみ姿は、すらっとしすぎて「古狐」にはとても見えない狐さんでしたが、白蔵主の佇まいは不気味さも漂わせていて、ぞくっとしました。国立能楽堂で1回きりの舞台なので、その場に立ち会えたことに感謝。#野村裕基 pic.twitter.com/1MV0wcY7yh
— サンクマルス (@chiara_ifr) October 1, 2022
順調に狂言師としての実績を積んでいるようです。
一流狂言師の萬斎さんと、息子で弟子の裕基さん。
「父を超える」という目標を掲げた以上、ぶれることなく熟練の芸域へ突き進んでいくはず。
萬斎さんも、息子が自分を超えようと前向きに精進していることを、嬉しく思っていることでしょう。
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