新珠三千代は田中角栄の愛人?国籍、死因とは。宝塚時代、結婚と夫について

清楚な美人女優として親しまれた新珠美千代(あらたま みちよ)さん。

ドラマ『氷点』(1966年)やNHK大河ドラマ『新・平家物語』(1972年)では人間の複雑な心理を巧みに演じました。

一方1981年からは、フジテレビの「なるほど! ザ・ワールド」で解答者を務め、バラエティでも親しまれた女優です。

今回は新珠さんが田中角栄の愛人だったという情報、国籍、死因に迫ります。

また宝塚時代、結婚と夫の詳細も確認しましょう。

新珠三千代のプロフィール

愛称:恭ちゃん

本名:戸田馨子(とだ きょうこ)

生年月日:1930年1月15日

死没:2001年3月17日

身長:不明

出身地:奈良県奈良市

最終学歴:普連土学園中学校、宝塚音楽学校

新珠三千代と田中角栄は愛人の噂

新珠さんが、元首相の田中角栄と愛人だったという噂があります。

芸能界のトップと政界のトップ同士ということで、パートナーとしてのバランスは良さそうですね。


しかし2人の恋愛については、あくまで噂に過ぎず、ガセネタだった可能性が高いです。

なぜ2人が結びついたかというと、新珠さんの妹が、田中角栄派の政治家と結婚したためでしょう。

妹は女優の椿千代さんで、本名を乃理子さんといいました。

新珠さんと同じく宝塚歌劇団出身のため、姉妹で共演経験もあります。

乃理子さんは「桂典子」という芸名で活躍していた1959年、政治家の小宮山重四郎さんと結婚し、女優業を引退しました。

小宮山さんは自民党所属の政治家で、郵政大臣を歴任した人物です。

彼は田中角栄を支持していることで知られていました。

これが新珠さんと田中角栄を結びつける要因になったのでしょう。

実際には交際どころか、ほとんど接点はなかったはず。

当事者からすれば、迷惑な噂だったかもしれませんね。

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新珠三千代の国籍

新珠さんの国籍について調べる人が多いようです。

おそらく日本人離れした美しい顔立ちのため、西洋人のハーフやクォーターだと考える人がいるのでしょう。

新珠さんは奈良県奈良市出身の日本人で、外国人の血は流れていないとされています。

ただ彼女は「女優」としての肩書にこだわっていたためか、家族の情報をほとんど明かしていません。

したがって遠縁に外国の人がいるかは不明です。

ただハーフやクォーターだった場合、両親や祖父母の情報がまったく見当たらない可能性は低いはず。

したがって新珠さんは日本人の両親のもとで生まれ、国籍は日本ということで間違いないでしょう。

新珠三千代の死因

新珠さんは2001年3月17日に、71歳で亡くなりました。

80歳を過ぎても現役で活動する女優もいることを考えると、若くして亡くなった印象があります。


死因は心不全だったのですが、実は急死でした。

腰椎椎間板ヘルニアの手術中、心臓が手術の影響に耐えられず、心不全を発症してしまったのです。

新珠さんは1994年、心臓疾患により、舞台『女たちの忠臣蔵』を降板していました。

疾患のために弱っていた心臓が、手術の影響で停止してしまったのでしょう。

療養を経て、舞台に復帰しようと計画していた矢先の不幸でした。

ファンたちは落胆したはずですが、彼女自身が誰よりも無念だったでしょう。

もっと長生きしていれば、今も現役で活躍していたかもしれませんね。

新珠三千代の宝塚時代

新珠さんは13歳の時、宝塚音楽学校へ入学しています。

終戦後、15人中4位の成績で宝塚歌劇団へ33期生として入団。

雪組に属し、美貌と歌唱力で娘役トップスターになりました。

『ハムレット』や『ジャワの踊り子』に出演し、1951年には『袴だれ保輔』で銀幕デビューを果たします。

1955年に退団後は、日活へ入り、宝塚の先輩だった月丘夢路さんと並ぶ看板女優として活躍。

新珠さんは清楚な美女から、エゴむき出しの悪女まで、幅広い役柄を演じられる実力がありました。

宝塚の華やかな娘役出身とはいえ、単に美しさだけで勝負するような人ではなかったのでしょう。

新珠さんは4人姉妹の次女として生まれましたが、「自分がいちばん美しくなかった」と語っています。

傍から見れば十分に美しい人でしたが、彼女は美人姉妹の中でコンプレックスを抱きながら育ったのでしょう。

だからこそ美貌ばかりを武器にせず、演技面で印象を残せるよう、表現力を必死に磨き続けたのかもしれませんね。

結果的に、宝塚出身女優の中でも、とくに役柄のふり幅が広い女優になり得たのでしょう。

結婚と夫について

新珠さんの結婚、夫について気になる人は多いようです。

しかし彼女は生涯独身で結婚歴はなく、夫もいませんでした。

女優として生涯現役を貫くため、家庭を持たなかったのかもしれません。


彼女の女優魂は、心不全で亡くなる前、復帰に向けて計画を立てていたことからもうかがえます。

生涯独身を貫き、プライベートな情報を明かさなかった新珠さん。

ミステリアスな魅力に満ちた、実力派女優だったといえるでしょう。

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