思想家・フランス文学者であると同時に、立憲民主党パートナーとして政治的な意見も発信してきた内田樹(うちだ たつる)さん。
今回は内田さんの知られざる私生活に焦点を当てましょう。
現在の妻が再婚相手という情報と、元妻の父が政治家の平野三郎さんという情報を確認します。
併せて娘の内田るんさんについてもご紹介します。
内田樹のプロフィール
本名:内田樹
生年月日:1950年9月30日
身長:175cm
出身地:東京都大田区下丸子
最終学歴:東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程
内田樹の妻は再婚相手
まず内田さんの妻について見ていきましょう。
2009年6月13日に結婚した相手は、20歳年下の高橋奈王子(たかはし なおこ)さんです。
神戸女学院大学在学中に能楽の小鼓を始め、能楽大倉流小鼓方に弟子入り。
今ではプロの小鼓方として活躍し、母校の神戸女学院大学の能楽部で稽古をつけています。
本日デフォレスト館前での神戸女学院大学観世流能楽部新歓行事の舞囃子「竹生島」「高砂」、無事上演出来ました。その後の楽器体験は雨のため途中で終了となりましたが、ご覧下さった皆様、ありがとうございました。次はあなたが能舞台で舞ってみませんか。
— 高橋奈王子 (@takahashinaok) April 25, 2019
彼女は、内田さんが神戸女学院大学文学部で赴任1年目に担当した教え子でした。
愛読する本の趣味が合っていたため、意気投合して交際を始めたようです。
ただ2人が出会った当時、内田さんは離婚したばかりでした。
しかも教師と教え子という関係上、再婚すればスキャンダルとして報じられる可能性が高かったはず。
しばらくは様子をうかがいながら、秘かに交際を重ねていたようですね。
長い時間を経て2009年に結ばれ、今では思う存分、お互いに愛情を注ぎ合っているのでしょう。
内田樹の元妻は平野三郎の娘
内田さんの元妻は、平野冴子さんという女性でした。
彼女は政治家・平野三郎さんの娘です。
三郎さんは、幣原喜重郎(しではら きじゅうろう)元首相の秘書官でした。
幣原は、日本国憲法第九条に「戦争放棄」条項を盛り込むことに貢献した人物として知られています。
三郎さんが、憲法九条誕生までの経緯を幣原から聞き取った文書は、「平野文書」と呼ばれる貴重資料です。
内田さんは元妻と結婚していた時期、三郎さんから憲法九条に関する話を聞かされていたといいます。
一部の人から憲法九条は、アメリカによる「押しつけ憲法」と批判を浴びてきました。
しかし三郎さんは、「九条は幣原さんが思いついて、マッカーサーに進言したんだ」と語ったそうです。
保守派の議員でありながら、九条の重要性を涙ながらに訴えた彼の姿は、内田さんの心に刻まれたようですね。
内田さんは九条に関する議論の活発化を望んできました。
その理由は、元妻の父の姿が脳裏に焼きついているために他ならないでしょう。
内田樹の娘は内田るん
内田さんは平野冴子さんと離婚後、1982年に生まれた一人娘を男手一つで育て上げました。
娘は詩人でフェミニストの内田るんさんです。
バンド「くほんぶつ」及び「The Scrooge」の主宰者や、ミニコミ「漫想新聞」の編集者としても活動してきました。
また思想家の娘らしく、日々感じたことや考えたことを、SNSへ積極的に投稿しています。
私も親に対してこういう仕打ちをしまくっていた記憶がある。夜中の2時に「さあ!公園に遊びに行こう!」と両親を叩き起こしたり。(連れてってくれた。そうしないと寝ないから、と。)
だが乳児期の私は夜泣きしなくて手もかからなかった、と。育児がいつ、どれくらい大変かは、個体差が大きそう。
— Lun Uchida🍡 (@lovelove_kikaku) May 11, 2021
るんさんは小学校時代に両親が離婚した際、父についていくことを決めたそうです。
県立芦屋高等学校を卒業するまで、親子2人で暮らしました。
離れて暮らすようになってからは、忙しい内田さんの様子を、るんさんはSNSで確認するしかなかったそうです。
しかし2020年、親子による往復書簡のやり取りが実現します。
往復書簡は『街場の親子論』として書籍化され、親子が抱える困難な問題に目を向けた内容が好評です。
街場の親子論 #読了
10年間の父子家庭の20年後、娘の問いに父が往復書簡で答える。父子家庭で起こる葛藤。今まで父が語らなかった兄と父の話。家族の役割は受け入れ支援する事。合意形成ではなく、困った時に手を差し伸べる事。会話ではできなかった父娘の深い話が公開往復書簡によって実現される。 pic.twitter.com/8lz4dOgMXM— やきとり太郎🏮 (@yakitori_tarou) March 28, 2021
直接的な会話ではお互いに伝えられなかった複雑な内面。
2人が書簡を通してお互いを受け入れていく様子を読めば、親子のやり取りがうまくいかない人々も希望を見出せるはず。
個性的な親子だからこそ、反発し合いながらも、最終的には受け入れ合えるのかもしれませんね。
また書籍発売に際し、2人がさまざまな親子の悩みについてコメントする相談会の場を設けました。
父娘2人で多くの困難を乗り越えてきたからこそ、悩み相談に対して的確なコメントができるのでしょう。
思想家や文学者、コメンテーターとしてマルチに活躍する内田さん。
詩人や音楽家、編集者の顔を持つるんさんも、いずれ父のように国際的な論客として活躍し始めるかもしれませんね。
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