『陽のあたる坂道』で俳優デビューして以来、鈴木清順作品や「まむしの兄弟」シリーズに出演した川地民夫(かわち たみお)さん。
「ウルトラマン」シリーズでも活躍し、高齢になってからも脇役として、映画やドラマに出演し続けていました。
今回は川地さんの現在、元妻とされる中原早苗さん、子供の情報を確認しましょう。
またご近所同士のつながりで交流のあった、石原裕次郎さんとのエピソードをご紹介します。
川地民夫のプロフィール
本名:河地猛(かわち たけし)
生年月日:1938年7月21日
死没:2018年2月10日
身長:173cm
出身地:神奈川県逗子市
最終学歴:関東学院大学工学部中退
川地民夫の現在
川地さんは2018年2月10日、脳梗塞により79歳で亡くなりました。
サワイ総監、川地民夫さん… #ウルクロZ pic.twitter.com/vCvHdOjnxi
— たこアレ (@T5A0T) January 16, 2021
生涯で3度結婚し、最後の妻だった一般女性・レスリーさんに臨終を看取ってもらえたそうです。
彼女は日本人とフランス系アメリカ人のハーフとのこと。
川地さんは優しい妻に支えられながら、穏やかな晩年を送ったそうです。
葬儀には芸能関係者を含む300人もの人々が参列。
川地さん、小林旭さんと共に「三悪トリオ」として活躍した元俳優・沢本忠雄さんが、涙ながらに弔辞を読みました。
参列者の数や戦友の涙から、交友関係が広く、多くの人に慕われていたことがうかがえますね。
戒名「映徹勇猛居士(えいてつゆうみょうこじ)」には、映画に人生を捧げたという意味があるそうです。
長きにわたって映画界に貢献してきた川地さんを表す、魅力的な戒名といえますね。
中原早苗の妻たち。事実婚だった
川地さんは生涯で3度結婚しましたが、それ以前に事実婚状態を続けていた時期があります。
事実婚相手は、共演経験のあった女優・中原早苗さん。
彼女は吉永小百合さん、芦川いづみさんら6人と共に「日活パールライン」と呼ばれ、活躍していました。
中原早苗さんの命日(9年目)です
ご冥福お祈りいたします。#中原早苗 pic.twitter.com/qCBGEl5ZBT— 由万-ゆま-🌟 (@aglaia_pinky) May 14, 2021
事実婚状態だった2人ですが、結局は未入籍のまま破局。
破局理由は一説によると、川地さんが飲み仲間の菅原文太さんと遊びに行き、家を留守にすることが多かったためだそうです。
家庭で良好な関係を築けなくなり、早期に別れることになったのかもしれません。
中原さんは破局後、映画監督の深作欣二さんと結婚し、彼が亡くなるまで寄り添いました。
一方川地さんは、一般人女性と結婚しますが、7年で破局。
その後、1975年に宝塚歌劇団出身の麻生薫さんと再婚しました。
彼が通っていた飲食店の経営者が、麻生さんの母だったそうです。
たまたま仕事の合間に店を手伝っていた彼女と知り合い、交際を開始。
彼女の母も、川地さんを信頼しており、「娘をもらって欲しい」と懇願したそうです。
ちょうど宝塚退団後の進路を決めかねていたため、麻生さんにとってもベストタイミングでの結婚だったのでしょう。
しかし結婚から9年後の1984年、麻生さんは卵巣がんを発症してしまいます。
彼女は闘病の末、1988年10月13日に亡くなりました。
川地さんは最愛の妻を亡くし、しばらく独身生活を送り、寂しい日々を過ごしていたようです。
妻を看取ったのちは生きる気力も失ってしまったのか、メディア出演の回数も減ってしまいました。
しかし先述のレスリーさんと出会い、2001年に再々婚。
晩年は彼女と共に、平穏な日々を送ったのです。
川地さんの結婚歴は一筋縄ではいきませんでしたが、最後に幸せを手に入れたといえますね。
川地民夫の子供は娘が2人
川地さんは初婚相手の一般女性との間に、娘を2人もうけています。
いずれも一般人のため、詳細は不明です。
母親が川地さんと破局しているということもあり、父親が誰なのかなるべく公表しないようにしてきた可能性が高いですね。
きっと立派な女性たちに成長し、芸能界とは関係のない世界で、平穏に暮らしているのでしょう。
石原裕次郎とはご近所同士
川地さんは同じ日活スターだった石原裕次郎さんと、ご近所同士だったそうです。
昔から家が近く、小学校入学前から毎日一緒に遊んでいたとのこと。
幼馴染みだった2人の交友は、川地さんが大学に入ってからも続いていました。
大学在学中、19歳だった川地さんが日活に入社したのも、裕次郎さんからの誘いに乗ったためだそうです。
入社翌年の1958年に映画『陽のあたる坂道』でデビューし、裕次郎さんとも共演を果たしています。
映画ファン 昭和33年9月号「新しい個性 川地民夫」/兄貴分の石原裕次郎さんに誘われ日活に入社、田坂具隆監督『陽のあたる坂道』でいきなり大役デビューした川地民夫さん(当時20歳)。仕事が忙しくて得意のヨット遊びができないことが目下の悩みだとか。 pic.twitter.com/uY13AZ0mkv
— 島倉千代菊 (@wataridori333) May 19, 2021
「俳優・川地民夫」は、裕次郎さんによって生み出されたといえるでしょう。
強烈な個性が魅力だった川地さんの才能を、往年の大スターは昔から見抜いていたのかもしれませんね。
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