伸びやかで、どこかアンニュイなハイトーンボイスが魅力のスピッツのボーカル、草野マサムネ(くさのまさむね)さん。
まずは他のアーテイストたちから称賛される天才ぶりを探ります。
また、さまざまな憶測を呼んでいる右手薬指の指輪のほか、イメージとギャップがある性格、天然エピソードもまとめました。
草野マサムネのプロフィール
本名：草野正宗(くさのまさむね)
生年月日：1967年(昭和42年)12月21日
身長：167.5cm
出身地：福岡県福岡市早良区
最終学歴：武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業
所属事務所：Road & Sky
草野マサムネが天才と称賛される理由
2023年にメジャーデビュー32年目になるスピッツ。
やさしくも切ないメロディと独特の詞の世界で多くの名曲を発表してきましたが、ほとんどの曲を手がけているのが草野マサムネさんです。
スピッツの楽曲の特徴をひと言で言うなら、秀逸なメロディが歌詞とともにすんなり耳に入ってくるところでしょう。
まず歌詞については、聴いた人にそれぞれ解釈してほしいからと、自ら解説をすることはほとんどない草野さん。
「天才詩人」と評される作詞は大先輩の谷村新司さんも絶賛しており、彼の詞の世界は誰も侵せない領域とまで述べています。
タイトルと歌詞に絶妙な距離感がある曲も多いため、聴く人がイメージをふくらませて、その人なりの解釈ができる余地を残すのも草野さんならでは。
メロディについては、どこか懐かしい香りのする歌謡曲のようでもあり、フォーク風でもあり、ポップでもあるという、これまたスピッツならではのポップマジック。
一度聴いただけで覚えられるメロディは、やはり卓越したセンスのなせる業なのでしょう。
ブレイクのきっかけになった『ロビンソン』もイントロから耳に残る名曲です。
そんな草野さんが「俺って天才かも？」と自画自賛した曲が『渚』です。
リリースから25年以上たちますが、色褪せないどころか、むしろ鮮やかさが増しているような印象さえありますね。
一生聴き続けられる名曲とは、このような曲をいうのでしょう。
ボーカリストとしては、ロックに合わない自分の声が好きではないと折に触れて公言している草野さん。
ですが、その歌唱力には平井堅さんも脱帽。
いわく、音程の安定感が抜群で、歌がとび抜けて上手いのに、歌唱力を前面に出さない巧みさがすごい、とのこと。
平井堅さんの言葉を証明するかのように、草野さんの歌唱力の高さが話題になった動画があります。
クリスタルキングの大ヒット曲『大都会』を吉井和哉さんとカバーしているのですが、残念ながら音声のみ。
ビブラートを多用する草野さんと、巻き舌＆こぶしでムッシュ吉﨑を完全コピーしている吉井さんに注目です。
草野マサムネの右手薬指の指輪が話題
ネット上には、草野マサムネさんの右手薬指の指輪についてさまざまな憶測が飛び交っていますね。
右手とはいえ薬指の指輪というのは意味深であり、加えてファッションもシンプルなものを好む飾り気のない草野さんですから、よけいに指輪に注目が集まるのでしょう。
草野さんはずっと同じ指輪をしているわけではなく、デザインの異なるものが確認されており、日によっては指輪をしていないという情報も。
ご本人は以前、恋人がいるいないに関係なく、指輪をしたいからしていると語ったことがありました。
特別な意味がある指輪ではなく、ファッションとしてつけている可能性が高そうです。
また結婚する際はファンに報告すると公言したそうなので、今のところは未婚説が濃厚ですね。
このほかにも、指輪は他界した祖父の形見説、元カノからもらった説、ブルーハーツの影響説など、さまざまな疑惑が浮上していますが、本人の口から語られることがないかぎり真相は闇の中。
複数の指輪があることから、仮にファッションリングであっても、それぞれに思い出がある指輪なのかもしれません。
草野マサムネの性格はわかりにくい！
線が細い、草食系というイメージがある草野マサムネさんですが、自身の性格を「あまのじゃくでひがみっぽく、子分肌」と自己分析しています。
頑固でひねくれ者の一面があるのは事実のようで、テレビ出演はNG、武道館ライブもNGという尖っていた時期がありました。
年齢を重ねてだんだん丸くなったのか、スピッツ単独の日本武道館公演は2014年に実現しています。
他のアーテイストとの交流はあまりなく、仲がよいのは平井堅さんくらい。
トークしている映像を見ると、見かけによらず、けっこう強気な発言をしており、生意気そうな印象も受けますね。
さらに意外なことに、女性に対しても肉食系ということが判明。
好きな女性に彼氏がいたり、振り向いてくれなかったりすると俄然燃えてしまい、両想いになったとたんに冷めるタイプなのだとか。
なんなんなんなんなんなん⁈
神様神様…草野マサムネ様#スピッツ #草野マサムネ pic.twitter.com/NvvSL5c1QO— ビビ🐱 (@vivi_8823) December 30, 2021
イメージとギャップのある、一筋縄ではいかない性格かと思いきや、東日本大震災ではデリケートなメンタルも露呈しました。
震災のショックで食事すらとれなくなり、急性ストレス障害と診断されて音楽活動休止に追い込まれています。
こうしたさまざまなエピソードから、草野マサムネさんは「〇〇な性格」とひと言で説明できる方ではなさそうです。
草野マサムネの天然エピソードあれこれ
頑固で肉食系、それでいて繊細という、ただでさえわかりにくい性格の草野さん。
さらに鈍感で天然なところもあるといわれていますから、かなり複雑な性格といえそうです。
ロックの本に夢中になってリハーサルに遅刻したり、「生まれ変わったらセミになりたい」発言も天然エピソードといえるでしょう。
地中で何年も幼虫時代を過ごし、ようやく地上に出たかと思うと、あっという間に死んでしまうセミたち。
人間の価値観に照らせばかわいそうな一生だけれど、人間にはわからない幸福感や充実感があるのかも、とセミの世界の想像をふくらませる草野さん。
平井堅さんとの同性愛疑惑が浮上した際も、「こういうのって相手の人に申し訳ないよね」と述べるにとどまりました。
人気アーティストという立場上、きっぱりと否定してもよさそうなところですが、このあたりのテキトーな対応も天然な性格を物語っているように思えます。
メジャーデビュー以来30年、時代の流行に流されることなく、メンバーチェンジもなく、クオリティの高いポップサウンドを送り出してきたスピッツ。
草野マサムネさんの独特の感性と不思議な存在感は、これからもJ-POPとファンの心に確かな足跡を残していくことでしょう。
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