石井ふく子さんプロデュース作品の常連女優である長山藍子(ながやまあいこ)さん。
『渡る世間は鬼ばかり』の岡倉家の長女役は30年演じたキャラクターです。
実生活では50代でやや遅めの結婚をしましたが、夫となった武正忠明さんとはどんな男性なのでしょうか。
また、宇津井健さん、新克利さんとの関係や、『クイズダービー』の解答者としての顔についても紹介します。
長山藍子の夫・武正忠明とは?
長山藍子さんは、通信社の記者だった父の赴任先である中国・内モンゴルのフフホト市で1941年6月21日に生まれました。
引き上げ後は東京に住み、父の他界後は静岡県三島市で過ごしています。
本名は武正藍子さん、旧姓が長山です。
2023年現在はオフィスアイに所属。
静岡県立三島北高等学校を卒業後に俳優座養成所に入所して演劇の世界へ。
1965年の東芝日曜劇場『女と味噌汁』の小桃役で一躍人気を高めました。
主役の池内淳子さん、山岡久乃さん、長山藍子さんの3人は1980年のシリーズ終了まで同一のキャスティングで出演しています。
小桃ちゃんの60年代ファッションは実にかわいい#長山藍子#女と味噌汁 pic.twitter.com/Mf5WRclU7N
— えんどうしゅんいち (@shun_ichi104) 2019年3月10日
私生活では1997年6月29日に俳優の武正忠明さんと結婚。
新婦は56歳、新郎は40歳でした。
武正忠明さんは1956年9月4日生まれの東京都出身で、1979年に俳優座に入団。
『罪と罰』『三文オペラ』『どん底』などの舞台や、テレビドラマ『水戸黄門』『大岡越前』などに出演しています。
出会いは長山藍子さんの相手役を務めた舞台なのだそう。
年齢もキャリアも違う二人でしたが、忠明さんのほうが自分より大人だったと長山藍子さんは語っています。
『徹子の部屋』に夫婦そろって出演した際は、両親が他界した年齢を越えてから伴侶を得たことへの驚きを告白していました。
録画してた徹子の部屋やっと見られた!前回見られなかった旦那様との回も少しだけ見られてよかった…!!
たぁちゃん💓可愛すぎ…!!!!可愛すぎ!!!!
長山藍子さんやっぱりお上品だなぁ✨
話し方も仕草も全てが可愛すぎた〜🥰
#徹子の部屋 #長山藍子 pic.twitter.com/dy5ikk5f8U— 桜井由紀子 (@Aiko19410621) 2018年12月21日
毎年大晦日には、河口湖にある富士山の見える別荘で夫婦水入らずで過ごすという長山藍子さん。
忠明さんが打ったそばで年越しそばを作り、それを一緒に味わうという恒例の行事は、パートナーの存在を強く意識できる幸せな瞬間なのだそうです。
長山藍子と宇津井健はいろいろな役柄で共演!
『渡る世間は鬼ばかり』は、第8シリーズから岡倉家の父親・岡倉大吉役が藤岡琢也さんから宇津井健さんにバトンタッチ。
長山藍子さんは長女・弥生役を30年にわたって演じてきました。
2014年に他界した宇津井健さんのお別れ会では、魂が美しい方だったと偲んだ長山藍子さん。
宇津井健の死去と死因、葬儀の喪主とは。妻と再婚、山口百恵との関係がすごい
これまで宇津井健さんとは父娘・兄妹・夫婦という役柄で共演してきた間柄であるだけに、別れの寂しさもひとしおだったことでしょう。
シリーズは終了しましたが、定期的にスペシャル版が放送されているのは渡鬼ファンにはうれしい限りですね。
長山藍子と新克利が不倫スキャンダル?
長山藍子さんは、以前不倫スキャンダルを報じられたことがあります。
お相手は『ありがとう』などで共演した新克利(あたらしかつとし)さん。
新克利さんは俳優座養成所の後輩にあたり、俳優座の団員となったのち、1968年に『肝っ玉かあさん』に医師役でレギュラー出演。
石井ふく子さんプロデュースのドラマの常連俳優でした。
しかし、誠実な役柄が多かったこともあって、スキャンダル後は出演が減少。
#新克利 さんが急に短髪にしたのは、#大忠臣蔵 のためだったのかな?どちらも1971年。 #肝っ玉かあさん pic.twitter.com/jZZkFwYLZr
— ポ更年期 (@pokopoko225) 2017年10月11日
新克利さんという俳優を知らない人もいるかもしれませんね。
『必殺仕置屋稼業』で悪人に「やめて! 助けて!」と叫ばせる、印玄役を演じた俳優です。
長山藍子は『クイズダービー』の解答者も!
『クイズダービー』は1976年にスタートした競馬方式のクイズ番組です。
初代司会は大橋巨泉さん、二代目司会は徳光和夫さんでした。
出場者は正解を答えるのではなく、どの解答者が正解するかを当てる番組。
ゲーム番組といったほうがいいかもしれませんね。
長山藍子さんは南田洋子さんの後任として、5代目2枠レギュラー解答者を2年間務めました。
2枠は女性大穴枠で、長山藍子さんまではベテラン女優枠。
降板後も5枠ゲスト解答者として何度も出演しています。
ゲスト解答者として出た時の正解率は4割台で、レギュラー出演時より優秀な成績を残しています。
『クイズダービー』で共演した学習院大学名誉教授の篠沢秀夫さんの告別式では、同じく共演者の竹下景子さんとともに弔辞を読みました。
『渡る世間は鬼ばかり』では、しっかり者の長女を演じてきた長山藍子さん。
実生活でも5人きょうだいの長女なのだそうです。
父が45歳、母が50歳で他界したあとは、自身が弟や妹の母親代わりでした。
ようやくめぐり逢ったパートナーと支え合い、幸せな毎日を送ってほしいと思います。
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